衣類乾燥機の電気代を節約する方法8選!電気代の目安や使用するメリットを紹介

衣類乾燥機の電気代を節約する方法8選!電気代の目安や使用するメリットを紹介

衣類乾燥機の電気代を節約する方法8選!電気代の目安や使用するメリットを紹介

衣類乾燥機の電気代は、どのようにして節約すればよいのでしょうか?乾燥機の種類ごとの電気代の目安や、使用時に節約するコツを紹介します。乾燥機以外の方法で衣類を乾燥させる際の一般的な料金や、乾燥機を使用するメリットも確認しましょう。

目次

1.衣類乾燥機にかかる電気代の目安

 1-1.ヒーター式乾燥機にかかる電気代

 1-2.ヒートポンプ式乾燥機にかかる電気代

 1-3.ガス式乾燥機にかかる電気代とガス代

2.乾燥機の電気代を節約するコツ

 2-1.乾燥機の使用を最小限に抑える

 2-2.最新の省エネ家電に買い替える

 2-3.洗濯物をしっかり脱水する

 2-4.フィルターをこまめに掃除する

 2-5.容量に応じて乾燥量を調整する

 2-6.乾いたバスタオルやドライヤーボールを使用する

 2-7.厚手と薄手の衣類を分けて乾燥させる

 2-8.換気をして乾燥効率を上げる

3.他の方法で衣類を乾燥するときにかかる料金

 3-1.浴室乾燥を使用するケース

 3-2.除湿機を使用するケース

 3-3.コインランドリーにかかる料金

4.乾燥機を使用するメリット

 4-1.高温乾燥なら除菌が可能

 4-2.時短につながる

 4-3.花粉やホコリを避けられる

 4-4.スペースを有効活用できる

 4-5.仕上がりがふんわり柔らかい

5.乾燥機以外で電気料金を見直すには?

 5-1.電力会社の見直しを検討する

6.洗濯乾燥機の電気代は見直しも可能

衣類乾燥機にかかる電気代の目安

衣類乾燥機には種類があり、それぞれ電気代は異なります。今後新しく購入する乾燥機のタイプを検討する際にも、電気代の目安は役立つはずです。

衣類乾燥機を使ったときにはどのくらい電気代がかかるのか、大まかな目安を確認しましょう。

ヒーター式乾燥機にかかる電気代

ヒーター式乾燥機には、水冷除湿式・空冷除湿式・排気式などが含まれます。ヒーターを使い、温かい風で衣類を乾かすタイプです。

複数の種類があり、それぞれ傾向は異なりますが、一般的には60~80円程度が目安です。「ヒートポンプ式乾燥機」と比べると、電気代は高い傾向となっています。

ヒーター式乾燥機の電気代についてもっと詳しく知りたい方はこちら

ヒートポンプ式乾燥機にかかる電気代

ヒートポンプ式乾燥機は、ヒーターを使わずに温風を出して衣類を乾燥させる乾燥機です。洗濯機と乾燥機が一体になった製品が多くなっています。

ヒーター式よりも電気代が安く、一般的には30~50円程度です。節約を考えている人には使いやすいタイプの乾燥機といえそうです。

ヒートポンプ式乾燥機の電気代についてもっと詳しく知りたい方はこちら

ガス式乾燥機にかかる電気代とガス代

ガス式乾燥機は、ガスを使って衣類を乾燥させます。ガス代と電気代の両方がかかる点が特徴です。「ガス衣類乾燥機 乾太君(容量6kg)」を例に取りあげて見ていきましょう。

「乾太君(容量6kg)」では、1回の乾燥にかかるガス代が約73円、これに加えて電気代が約10円必要と記載があります。これらを合わせると、1回の乾燥にかかる合計費用は約83円となります。

この試算におけるガス代は、LPガスを利用することを想定した金額となっており、都市ガスを利用している場合は料金が異なる可能性があるため注意が必要です。

ガス式乾燥機は、短時間で衣類を乾燥できる高い性能が魅力ですが、設置時に別途工事費がかかる場合があります。そのため、初期費用についても考慮する必要があります。

一方で、光熱費全体を抑えたい場合には、ヒートポンプ式乾燥機を検討するのも一つの方法です。ヒートポンプ式は電力消費が少なくランニングコストを抑えやすいことが特徴です。家庭の使用頻度やライフスタイルに合わせて選ぶと良いでしょう。

出典:ガス衣類乾燥機 乾太くん

乾燥機の電気代を節約するコツ

乾燥機の電気代を節約するには、いくつかの方法があります。できるだけ乾燥機の電気代を抑えたいときには、節約できる方法を試してみましょう。

乾燥機の使用を最小限に抑える

乾燥機の使用頻度をなるべく減らし、普段は外で干すようにすれば電気代の節約になります。雨の日だけ乾燥機を使うのもよいでしょう。

なるべく自然乾燥を心掛ければ、乾燥機に入れる洗濯物の量も減るはずです。もし全ての洗濯物を乾燥機で乾燥させているのであれば、自然乾燥を増やすだけでも乾燥機を何度も回す必要がなくなり、節約につながる可能性があります。

最新の省エネ家電に買い替える

乾燥機は、製品によって電気代が異なります。現在使用している機種の電気代をチェックし、高いと感じるようであれば最新の省エネ家電への切り替えを検討するのもよいでしょう。

省エネモードを搭載した機種や、消費電力の少ない機種に切り替えることで、簡単に節約できます。

しかし、乾燥機の買い替えには購入費用がかかります。すでに長期間使っていて元々買い替えの検討時期であるケースを除くと、電気代が安くなっても節約にはつながらないかもしれません。

買い替えによって節約したい場合は、今本当に買い替えなければならないのかを見極める必要があります。

洗濯物をしっかり脱水する

洗濯物をきちんと脱水すると、乾燥時間の短縮につながります。通常は洗濯機に脱水モードが付属しているため、ほとんど気にすることはないかもしれません。

ただ、手洗いをしたものや、節約のために洗濯機の稼働時間を減らしている場合には脱水不足で乾燥に時間がかかる可能性があります。

脱水時間を長くしすぎると衣類が傷む可能性もあるため過度な脱水は必要ありませんが、使用方法によっては確認してみてもよいでしょう。機種によっては、脱水をしっかり行うモードがあるケースもあります。

フィルターをこまめに掃除する

乾燥機には、フィルターが装備されています。掃除を怠ると、ホコリによって効率が落ちてしまい電気代が上がるリスクがあるため注意しましょう。

主な種類としては、ネットフィルター・不織布フィルター・バックフィルター・花粉フィルター等が挙げられます。

一般的に、ネットフィルターや不織布フィルターは、乾燥機の使用終了後に必ず掃除が必要です。バックフィルターは使用頻度に応じて、月に1〜2回程度は確認する方がよいでしょう。

製品によっては自動掃除機能がついているものもあるため、掃除の手間や効率の低下が気になる場合は購入を検討してみてもよいかもしれません。

容量に応じて乾燥量を調整する

乾燥機の容量以上に洗濯物を詰め込むと、衣類がうまく乾燥機の中で移動せず風が当たりにくくなります。量が多いときは一度に乾燥させるのは避け、複数回に分けるか一部を自然乾燥させるなど配慮しましょう。

また、容量に対して乾燥させる衣類が少なすぎても、乾燥効率は落ちてしまいます。複数回に分けるよりも、容量に合わせて一度にまとめる方が効率的です。

機種によっては、洗濯槽に衣類が貼り付いて風が当たりにくくなり、しっかり乾かない可能性もあるため注意しましょう。

乾いたバスタオルやドライヤーボールを使用する

乾燥機内にスペースがある場合は、乾いたバスタオルやドライヤーボールを一緒に入れることで、衣類が早く乾燥します。乾いたバスタオルやドライヤーボールが洗濯物の湿気を吸収し、乾く速度を速くしてくれるのです。

ドライヤーボールは乾燥機向けに作られている商品のため、時間短縮以外に衣類の絡まりをほぐしてふんわりと仕上げる効果も期待できます。柔軟剤を使わずにふんわりと仕上げられるため、節約効果も期待できます。

自動乾燥モードで乾燥させている場合、乾燥機が衣類の乾き具合を判断し、自動で運転が止まるため、無理なく時間短縮と節約が可能です。

厚手と薄手の衣類を分けて乾燥させる

洗濯物には、厚手の衣類と薄手の衣類があります。衣類の厚さに応じて、分ける方が効率的です。2回に分けて乾燥させる程度の分量があるときは、衣類の厚さごとに分類して乾燥させましょう。

全てを一緒に乾燥させようとすると、それぞれ乾くまでにかかる時間が異なるため、効率が悪くなってしまいます。もし乾燥に時間がかかりすぎると感じる場合は、衣類の厚さに応じて分けることで解決につながる可能性があります。

とはいえ、2回に分けて乾燥させるほどの洗濯物を一度に洗濯するケースはまれです。電気代の節約を考えるなら、乾きやすい薄手の衣類は自然乾燥させ、乾きにくい厚手の衣類のみ乾燥機を使うのもおすすめです。

換気をして乾燥効率を上げる

想定より乾燥時間がかかる場合、部屋の湿度や温度が影響している可能性があります。もし湿度が関係しているなら、換気をすることで乾燥効率が上がり、節約につながるかもしれません。

浴室の脱衣所に洗濯機がある住宅や、雨の日に使用するときは、室内の湿度が高くなっている可能性もあるでしょう。湿度が高くなりやすい環境では室内の換気を心掛け、状況によってはサーキュレーターや換気扇を回すなどの対策が有効です。

特に、洗濯乾燥機に多いヒートポンプ式乾燥機は、室内の空気を取り込んで温め、衣類を乾燥させます。室内の空気が適温で乾燥していれば、衣類が乾くのも早くなるでしょう。

また、排気タイプの乾燥機の場合、室内に湿った空気を排出するため、結露やカビの原因となる可能性もあります。乾燥機の周囲は、なるべく通気性を良くしておき、積極的に換気をしましょう。

他の方法で衣類を乾燥するときにかかる料金

自宅に衣類乾燥機がある場合、衣類乾燥機を使って乾燥ができますが、それ以外の乾燥機を使用して乾燥するケースもあるでしょう。浴室乾燥機・除湿機・コインランドリーを使用した場合の電気代の目安を紹介します。

浴室乾燥を使用するケース

浴室に浴室暖房乾燥機がある場合、衣類乾燥に使用できるケースがあります。浴室乾燥を使用する場合、電気代はどの程度かかるのでしょうか?

1kWhあたりの電力量料金が31円であると仮定して、計算します。「BS-161H-2」を例にとって見てみましょう。

こちらの製品の場合、消費電力が1250Wです。2時間使用した場合は、1250W÷1000×2時間×31円で、かかる電気代は約77.50円になります。

衣類乾燥機と比べても、大きな差はありません。使用している製品によっては、浴室乾燥の方が節約できる可能性もあります。

出典:BS-161H-2 | 1室換気 | マックス株式会社(MAX)

除湿機を使用するケース

除湿機の中にも、衣類乾燥に使える製品があります。除湿機を使用した場合、電気代はどの程度かかるのでしょうか?

1kWhあたりの電力量料金が31円であると仮定して、計算します。衣類乾燥除湿機「CV-R71-W」の場合で計算してみましょう。こちらの製品は、室温27℃で消費電力が175Wです。175W÷1000×2時間×31円で、2時間使用したとき電気代は約10.85円かかります。

衣類乾燥除湿機は、ヒーターが付属している衣類乾燥機とは異なり、風を送ることで衣類を乾かしやすくする効果が期待できます。ただし、高温での乾燥が必要な場合や、衣類をふんわりと仕上げたいときには不向きです。高温での乾燥には短時間で衣類を乾かす速乾性や、柔らかな仕上がりといった利点があるため、これらを重視する場合には他の乾燥方法を検討すると良いでしょう。

一方、衣類乾燥除湿機は電気代が比較的安いのが魅力です。また、除菌・消臭機能が付属している製品も多く、特に湿気や臭いが気になる衣類に対して効果を発揮します。そのため、電気代を抑えながら手軽に乾燥したい場合には、衣類乾燥除湿機の使用を検討してみると良いでしょう。

出典:プラズマクラスター除湿機:シャープ

コインランドリーにかかる料金

自宅の衣類乾燥機に入りきらない大型の布製品を乾燥させるときや、自宅に乾燥機がない場合にはコインランドリーが役立ちます。

コインランドリーを使うときに支払うのは「利用料金」です。いくつかのコインランドリー公式サイトを確認すると、10分間の乾燥で100円程度の料金設定が多くなっています。

近所にあるコインランドリーの料金設定や、使用する乾燥機のサイズによっても異なりますが、自宅で衣類乾燥機を使用するよりも料金は高額です。

しかし、大型の業務用乾燥機を使用することで、大型の布団や毛布なども乾燥させられるほか、高温での除菌が期待できるなどメリットもあります。

普段は外での自然乾燥を心掛け、大きなものだけをコインランドリーで乾燥させる程度なら、負担も抑えられるでしょう。

乾燥機を使用するメリット

洗濯物は、太陽の光や部屋干しで自然乾燥もできます。電気代がかかったとしても、乾燥機を使うメリットは何なのでしょうか?具体的なメリットを紹介します。

高温乾燥なら除菌が可能

乾燥機には温風で衣類を乾かすものが多く、温度が高ければ除菌効果が期待できます。高温でしっかり乾燥させれば、生乾き臭の予防にもつながるでしょう。

自然乾燥や部屋干しの場合、除菌効果を得るには除菌・消臭機能のある除湿機を使うか、除菌効果のあるスプレーを使用するなど別途対策が必要です。

雨が続いたときや、朝に洗濯物を外干しできないときは、乾燥機を使う方が衛生面でメリットがあります。もし除菌効果を期待するのであれば、機種ごとの説明をチェックし、温風の温度や機能を把握した上で購入を検討しましょう。

時短につながる

外干しや部屋干しは、衣類が乾燥するまでに時間がかかります。また、衣類を干すために洗濯物を持っていき、ハンガーにかけなければなりません。素材によっては、取り込んだ後アイロンがけをしなければならないケースもあるでしょう。

乾燥機を使うと、時間を問わずスムーズに衣類乾燥ができます。静音タイプの機種であれば、夜間でも使いやすいでしょう。外干し・部屋干しでは時間がかかる厚手の衣類も、乾燥機に入れてボタンを押すだけで自動で乾かしてくれます。

機種によっては乾燥ジワを押さえるためのモードが搭載されているケースもあるため、うまく使えばアイロンがけの手間が省けるのもメリットです。

花粉やホコリを避けられる

花粉症やハウスダストによるアレルギーが気になる場合、外干しよりも乾燥機がおすすめです。乾燥機の中で乾燥させるため、外にあるアレルギー物質が付着する心配がありません。

外から帰ってきたときに花粉やホコリを払っておき、花粉フィルターが付属している機種を使うようにすれば、アレルギーがあっても快適に過ごせるでしょう。花粉・ホコリ以外に虫の侵入も防げます。

外部から余計な物質を家に持ち込まずに洗濯・乾燥ができるため、小さい子どもがいる家庭でも安心して洗濯できるでしょう。

スペースを有効活用できる

乾燥機を使うと、洗濯機・乾燥機の中で洗濯・乾燥が終了するため、洗濯物を干すスペースが必要ありません。ベランダや部屋干しスペースなど、洗濯物を干すために使っていた場所を活用できます。

ベランダがない・狭い家庭でも、乾燥機を設置すれば洗濯物を干すスペースで悩むこともありません。

乾燥機は洗濯機上部の空きスペースに専用棚を置いて設置することもできるため、スペースを取らない電化製品です。乾燥させた洗濯物も、そのままたたんでクローゼットに片付けられます。

仕上がりがふんわり柔らかい

乾燥機を使うと、温風が当たるため衣類の繊維が立ち上がり、ふんわりしやすくなります。

特に強い温風を当てるガス式の乾燥機や、専用モードを搭載している機種では、柔らかな質感を楽しめるでしょう。仕上がりによっては、柔軟剤が不要になり節約につながる可能性もあります。

機種や使い方によっては、乾燥させた衣類のゴワつきが気になるケースも考えられるため、注意書きに従って過乾燥を避けることや、適量を乾燥させることも必要です。

乾燥機以外で電気料金を見直すには?

乾燥機の使用方法や買い替え以外でも、毎月の電気料金を見直す方法はあります。見直しの方法や、ポイントを確認しましょう。

電力会社の見直しを検討する

電力会社の見直しを検討すると、電気代の節約につながるケースがあります。電力会社によって、提供されているプランや料金設定が異なるためです。

自分の生活スタイルに合うプランを提供する電力会社を見極めることができれば、効率的に電気代の見直しができるかもしれません。

使用している電気の量や時間帯などを把握して、今の電力会社よりも電気代が安くなる場合は切り替えを検討してみましょう。

エネワンでんきは、電力使用量に合わせた最適なプランが選べるほか、さまざまな特典のついたプランも用意しています。電力会社の乗り換えを検討しているなら、ぜひエネワンでんきをご検討ください。

エネワンでんきで電気代がいくら安くなるかシミュレーションする

洗濯乾燥機の電気代は見直しも可能

衣類乾燥機の電気代は、種類によって異なります。節約を考えるなら、ヒートポンプ式乾燥機が有利です。

使用時の節約ポイントとしては、容量に合わせた適量を乾燥させることや、使用頻度を減らすことも検討しましょう。

状況によっては、乾燥機以外をうまく使って電気代を見直すこともできます。併せて、電力会社の見直しも検討してみることもおすすめです。

関連記事

  • 電気メーターにおける「スマートメーター」とは?従来のアナログメーターとどう変わった?新型メーターの見方を解説
    • 電気
    電気メーターにおける「スマートメーター」とは?従来のアナログメーターとどう変わった?新型メーターの見方を解説
  • 待機電力とは?電気代の目安や節電のポイントを紹介
    • 電気
    待機電力とは?電気代の目安や節電のポイントを紹介
  • 冷房の温度は何度が快適?快適に過ごすポイントや電気代の節約方法を解説
    • 電気
    冷房の温度は何度が快適?快適に過ごすポイントや電気代の節約方法を解説
  • HOME   ›   電気   ›   衣類乾燥機の電気代を節約する方法8選!電気代の目安や使用するメリットを紹介
    PAGE TOP