スマホの寿命はどれくらい?スマホを長く使うための工夫も解説

スマホの寿命はどれくらい?スマホを長く使うための工夫も解説

スマホの寿命はどれくらい?スマホを長く使うための工夫も解説

スマホを生活必需品と考える方なら、「できるだけ長く使いたい」と思うのではないでしょうか。スマホを長く使う上でネックになってくるのが「スマホの寿命」です。スマホの寿命はどれくらいなのか、寿命のサインや寿命を伸ばす方法と共に解説します。

目次

1.スマホの寿命は一体どれくらい?

 1-1.バッテリーの寿命

 1-2.OSの寿命

 1-3.調査に見るスマホの平均使用期間

2.注意すべき「寿命を迎えたサイン」とは

 2-1.明らかに充電の持ちが悪くなった

 2-2.処理に時間がかかるようになった

 2-3.勝手に電源が落ちたり再起動したりする

 2-4.インストールできないアプリがある

3.スマホを長生きさせるためにできること

 3-1.ながら充電を控える

 3-2.スマホが高温や低温にならないようにする

 3-3.バッテリーを0%や100%のまま放置しない

4.完全に寿命を迎える前にやるべきこと

 4-1.保存されているデータをバックアップする

 4-2.補償サービス加入の有無やサービス内容を確認

5.スマホが寿命を迎えたら機種変更がおすすめ

スマホの寿命は一体どれくらい?

スマホと上手に付き合っていくためには、「スマホの平均的な寿命」を知っておくことが大切です。平均的な寿命がどれくらいかを知っておけば、計画的に機種変更を検討することができます。スマホの寿命を左右する3つの要素について解説します。

バッテリーの寿命

スマホに搭載されているバッテリーに着目すると、スマホの寿命は2~5年といえるでしょう。

スマホのリチウムイオンバッテリーは、充電を繰り返すことで少しずつ劣化していきます。約500回の充電で25%程度、約700回の充電で約40%程度、容量が低下するといわれています。

性能が40%も落ちると、明らかに充電の持ちが悪いと感じるはずです。そのため、毎日充電する方であれば、2年も経たないうちにバッテリーの劣化を体感するでしょう。

バッテリーが劣化しても、すぐに使えなくなるわけではありません。ただ、バッテリーの劣化により充電頻度が高まれば、その分利便性を大きく損なう可能性が高いので、留意すべきといえるでしょう。

OSの寿命

OSのアップデート期間を考慮すると、スマホの寿命は2~7年程度と考えられます。

スマホを快適かつ安全に使用するためには、OSのアップデートが欠かせません。古いOSのままスマホを使い続けていると、セキュリティリスクが大幅に上昇するため、注意が必要です。

OSのアップデートが提供される期間は、メーカーや機種によって変動します。例えばGoogle Pixel(Google Pixel 8以降)であれば7年間、Xperia(Xperia 10 VIの場合)であれば最大2回のOSアップデートが提供される予定で、これを考慮すると約2年間のサポートが期待できます。

※出典:Google Pixel にソフトウェア アップデートが提供されるタイミング – Google Pixel ヘルプ
※出典:Xperia 10 VI | 仕様(スペック) | Xperia(エクスペリア) | ソニー

調査に見るスマホの平均使用期間

スマホ契約者の平均所有期間に注目すると、スマホの寿命は2~4年と推測できます。

内閣府が毎月発表している「消費動向調査」によると、2024年12月時点における携帯電話の平均使用年数は約4年4カ月(約52.8カ月)となっています。

また、NTTドコモが所有する「モバイル社会研究所」が発行する「モバイル社会白書2024年版」では、スマホの所有期間の平均を約2年5カ月と報告しています。

両者のデータを総合すると、多くのスマホユーザーは、バッテリーやOSのサポート期間を目安に機種変更を検討しています。

※出典:消費動向調査(令和6(2024)年 12月実施分)結果の概要
※出典:第1章 携帯電話の所有・利用状況|2024年版|モバイル社会白書Web版|NTTドコモ モバイル社会研究所

注意すべき「寿命を迎えたサイン」とは

スマホの寿命が近づいていると、スマホからさまざまなサインが発せられます。スマホの寿命が近づいているサインを4つ解説します。スマホの状態をしっかり観察し、寿命を迎えたサインに気づけるようになりましょう。

明らかに充電の持ちが悪くなった

バッテリーの寿命が近づくと、充電の減りが異常に早くなります。いつも通りスマホを使っているにもかかわらず、バッテリーがぐんぐん減っていく場合や、購入当初よりも頻繁に充電するようになった場合には、スマホのバッテリーが寿命に近づいているのかもしれません。

スマホのバッテリーが寿命に近づいていると、表示としては「充電100%」であっても、スマホの内部ではバッテリー容量の減少が発生しています。バッテリー内に溜めておける電気の量が減少するため、明らかにバッテリーの持ちが悪くなります。

処理に時間がかかるようになった

スマホの動作が遅くなってきた場合、スマホの寿命が近づいているサインかもしれません。アプリの起動から動作するまでにタイムラグが発生するようになった場合や、アプリの切り替えを行うときに瞬間的にスマホが固まったようになる場合には、スマホの寿命を疑いましょう。

スマホの寿命が近づくと、アプリの動作に必要なスペックを満たせず、処理が遅くなることがあります。アプリの機能にスマホの性能が追いついていないため、上記のような現象が起こります。

処理に時間がかかる状態は、内部ストレージが不足したり、メモリが不足したりする場合でも起こります。これらの原因を取り除いても問題が解決しない場合には、寿命が近づいていると予測できるでしょう。

勝手に電源が落ちたり再起動したりする

スマホの電源が突然落ちたり、勝手に再起動する場合は、寿命のサインかもしれません。

スマホの処理能力が低下すると、電源が突然落ちたり、勝手に再起動することがあります。能力を超える仕事を処理しなくてはいけなくなると、スマホの制御システムが働き、電源に関する不具合が発生します。

2つ目の原因はバッテリーの劣化です。バッテリーが劣化して電力の供給が不安定になると、データ処理にトラブルが起こり、電源が落ちたり再起動したりする現象が起こります。

電源に関する不具合は、メモリ不足や内部ストレージの容量不足などでも起こります。スマホをチェックし、これらの状態に陥っていないか確認することが重要です。

インストールできないアプリがある

スマホに搭載されているOSのバージョンが古いと、最新のアプリがインストールできなくなるケースがあります。

アプリは、最新のOSと最新のOSから数えていくつかのバージョンに対応しているのが一般的です。そのため、最新のアプリはあまりに古いOSのスマホには対応していない場合があります。

Androidの場合、目的のアプリをストア内で探しても、スマホのOSが非対応となっている場合には、そもそもストア内にアプリが表示されないことがあります。一生懸命探しているにもかかわらず、目的のアプリが見つからない場合、お使いのスマホに対応していない可能性が高いといえるでしょう。

スマホを長生きさせるためにできること

スマホは、寿命がまだ十分に残っている段階であれば、長持ちさせることが可能です。日常的に実践できる、スマホのバッテリー寿命を伸ばす方法を紹介します。スマホを長く使いたい場合は、できることから実践しましょう。

ながら充電を控える

スマホのバッテリーの長持ちさせるためには、スマホを使いながら充電する「ながら充電」は避けるべきです。充電するときはスマホの使用を控えましょう。

ながら充電がバッテリーの劣化につながる理由は、充電による発熱と使用による発熱のダブルパンチで、過度にバッテリーに負担がかかるためといわれています。高温はバッテリーを劣化させる原因の1つです。

ながら充電であっても、メールの送信や短時間の通話など、基本的な操作のみであればそれほど影響はありません。回避すべきはゲームのプレイや動画の視聴といわれています。このような操作はスマホが高温になりやすいため、充電中は避けるのが懸命です。

スマホが高温や低温にならないようにする

スマホを長持ちさせるには、高温や低温を避けることが重要です。スマホのバッテリーが正常に動作する温度は5~35℃とされており、この範囲を超えるとバッテリーの劣化が早まる可能性があるため、注意が必要です。

スマホが高温になりやすいのは、例えば高負荷なゲームをプレイしているときや、カメラアプリを使って連続撮影をしているときなどです。

スマホが高温になってしまったときは、ゲームプレイや写真撮影を一時中断したり、スマホケースを使用している場合には一時的に外したり、本体を再起動させたりするのが有効です。

バッテリーを0%や100%のまま放置しない

バッテリー残量が0%の状態でスマホを放置することを「過放電」、バッテリー残量が100%の状態でスマホの充電を続けることを「過充電」といいます。過放電と過充電は、どちらもバッテリーの劣化を早めるNG行為です。

過放電については、バッテリーを使い切ってから充電する習慣がある方は要注意といえます。残量が20%を切ったくらいで充電するのがおすすめです。

過充電については、最近のスマホには100%まで充電されると自動で充電を止める機能が備わっているので、過度に気を配る必要はありません。ただし、常に充電100%の状態を維持していると、バッテリーの劣化を早める可能性があるため、注意しましょう。

完全に寿命を迎える前にやるべきこと

すでに寿命を迎えつつあるスマホを使っているのであれば、突然スマホが使えなくなったときに備えて、準備を整えておくことが大切です。万が一のときに困らないよう、しっかり対策を立てておきましょう。スマホが寿命を迎える前にできることを解説します。

保存されているデータをバックアップする

寿命が近いスマホを使っているのであれば、保存されているデータのバックアップを取っておきましょう。寿命が近いスマホは突然故障する可能性があるため、データを保護しておかないと、取り出せなくなったり消失したりすることがあります。

スマホデータのバックアップ方法としては、下記のようなものが挙げられます。

・SDカード内に保存する
・クラウドサービスを活用する
・パソコンに保存する

データのバックアップを取る際のポイントは、複数の場所にデータを保存しておくことが重要です。複数の場所にデータを保存しておけば、たとえどれかが故障した場合でも、大事なデータを守ることができます。

補償サービス加入の有無やサービス内容を確認

スマホが寿命を迎えて不具合や故障が発生しても、携帯電話会社が提供している補償サービスや、保険会社が展開しているスマホ保険に加入していれば、低価格での修理や新品同等品との交換が可能です。機種変更を考える前に、補償が受けられないかチェックしておきましょう。

例えばAppleの補償サービス「AppleCare+」に加入している場合、契約者の過失や事故によって端末が損傷しても、Appleが指定する料金で修理サービスが受けられます。また、バッテリー容量が80%未満まで低下している場合には、無料でバッテリーの交換が可能です。

どのような補償が受けられるかはサービスによって異なります。機種変更を検討する前に一度加入している補償の内容を確認し、サービスを受けられないかチェックしましょう。

※出典:AppleCare製品 – iPhone – Apple(日本)

スマホが寿命を迎えたら機種変更がおすすめ

どんなに大切に使っていても、スマホは一定期間で寿命を迎えます。スマホの寿命を取り戻すことは難しいので、スマホの寿命が近いと感じているのであれば、写真・連絡先・アプリデータなどをバックアップしておくのが大切です。適切な準備を整えておけば、新しいスマホにスムーズに移行できるはずです。スマホが発する寿命のサインをしっかりキャッチして、機種変更のタイミングを正しく見極めましょう。

スマホの充電についてもっと詳しく知りたい方はこちら

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