インターネットの引越し手続き方法は?新規契約と継続の違いを解説

インターネットの引越し手続き方法は?新規契約と継続の違いを解説

インターネットの引越し手続き方法は?新規契約と継続の違いを解説

引越し時のインターネットの準備が不十分な場合、引越し後に不便を感じることがあり、会社の仕事や家族生活に支障が出る恐れがあります。そもそも何から始めればよいのかがわからない方のために、インターネット回線の引越し手続きについて詳しく解説します。

目次

1.インターネット回線の引越し手続き前にすべきこと

 1-1.現在の契約状況を確認する

 1-2.新居の回線設備と回線提供エリアを確認する

 1-3.有線と無線のどちらにするか考える

2.インターネット回線の新規契約と継続の違い

 2-1.インターネット回線を新規契約するメリット・デメリット

 2-2.インターネット回線を継続するメリット・デメリット

3.新居でインターネット回線を新規契約する手続き

 3-1.新規契約の申し込みを行う

 3-2.ルーターの設置やインターネット接続の設定を行う

4.旧居のインターネット回線を解約する手続き

 4-1.解約の申し込みを行う

 4-2.レンタル機器を返却する

5.旧居のインターネット回線を継続する手続き

 5-1.継続を申し出る

 5-2.必要に応じて機器を返却する

6.インターネット回線の引越しに関するよくある疑問

 6-1.インターネット回線の引越しにかかる費用は?

 6-2.引越し後にインターネットを使えるのはいつから?

 6-3.引越し後すぐにインターネットを使いたい場合は?

7.インターネット回線の引越し手続きを把握しておこう

インターネット回線の引越し手続き前にすべきこと

新居でもスムーズにインターネットを使い始めるためには、事前にしっかりと準備をしておくことが大切です。まずは、インターネット回線の引越し手続き前にやるべきことを見ていきましょう。

現在の契約状況を確認する

インターネットを利用するためには、回線事業者とプロバイダーの両方と契約する必要があります。回線事業者とはインターネット回線を提供している業者、プロバイダーとはインターネットを使えるようにしてくれる業者のことです。

インターネット回線の引越し手続き前には、現在の契約状況を確認しましょう。回線事業者とプロバイダーが一体型契約か個別契約かを確認する必要があります。

一体型の場合は一つの業者とのやり取りだけで済みますが、個別契約の場合、それぞれの業者と手続きを行う必要があります。また、契約者名義が誰になっているのかも確認しておきましょう。

新居の回線設備と回線提供エリアを確認する

インターネット回線はそれぞれ提供エリアが決まっています。新居で利用したい回線がある場合、新居がその回線の提供エリアかどうか確認しなければなりません。

加えて、新居の回線設備を事前に確認することも重要です。例えば、引越し先の集合住宅で光回線を利用したいと思っても、光回線が導入されていなければ利用できない可能性が高くなります。

戸建ての持ち家に引越す場合、開通工事を行えば光回線を導入することが可能です。一方、集合住宅や賃貸物件では独断で工事を実施できない可能性があるため、光回線以外の回線を検討する必要があるでしょう。

有線と無線のどちらにするか考える

インターネット回線は有線と無線に大きく分けられます。それぞれの特徴をまとめました。

タイプ代表例速度工事の要否メリットデメリット
有線光回線速い必要な場合がある高速通信が可能で品質も安定している 通信制限がない外出先で使えない 工事が発生すると初期費用が高い
無線ホームルーター普通~速い不要機器が届いた日からインターネットを利用できる 旅行先や出張先でも使える電波が不安定になる場合がある 通信制限がかかる場合がある

有線は高速通信と安定した品質が魅力ですが、回線が導入されていない場合は工事が必要です。無線は使える場所の自由度が高い反面、通信速度や安定性の面では、有線に劣る場合があります。

インターネット回線の新規契約と継続の違い

旧居で契約している回線事業者やプロバイダーを変更したい場合は、新たにインターネット回線を契約する必要があります。一方、旧居で利用中の回線を新居でも引き続き利用する場合は、契約を継続しなければなりません。

新規契約と継続にはそれぞれメリット・デメリットがあるため、どちらが自分に適しているのか慎重に検討しましょう。

インターネット回線を新規契約するメリット・デメリット

新規契約の場合はインターネット回線を見直せます。旧居での回線に不満がある場合や、より条件の良い回線を利用したい場合は、新規契約を検討するとよいでしょう。キャンペーンが適用できる場合もあるため、よりお得にインターネットを利用できる可能性があります。

一方、新規契約では加入先選びや解約手続きなどに手間がかかります。機器や設定の変更にも対応しなければなりません。解約のタイミングによっては、契約解除料が発生することもあるでしょう。

インターネット回線を継続するメリット・デメリット

旧居で使っている回線を新居でも継続利用する場合、手続きにかかる手間を最小限に抑えられるほか、契約解除料がかかりません。切り替えの手間を負担に感じる方や、利用中の回線に不満がない方には、継続がおすすめです。

インターネット回線を継続するデメリットとしては、新居で工事が必要になる場合があることが挙げられます。引き込み工事が発生すると、工事費の支払いも必要です。

新居でインターネット回線を新規契約する手続き

引越しを機にインターネット回線を変更する場合は、旧居での回線の解約と新居で利用する回線の新規契約を行う必要があります。まずは、新居での新規契約の手続きを見ていきましょう。

新規契約の申し込みを行う

インターネット回線を新規契約する場合、回線事業者とプロバイダーに新規契約の申し込みを行います。一体型タイプなら契約の手続きが楽です。

利用したいサービスが一体型でない場合や、回線事業者とプロバイダーのそれぞれにこだわりがある場合は、個別に手続きを行いましょう。

回線工事の必要性にかかわらず、インターネットが利用できるようになるまでには、ある程度の期間がかかります。工事が必要な場合、開通まで1カ月以上かかることもあるため、早めに申し込むことが重要です。

ルーターの設置やインターネット接続の設定を行う

インターネット回線を新規で契約すると、ルーターの設置やパソコンの設定を新たに行う必要があります。回線の継続でも引越し先では多少の設定が必要ですが、新規契約の場合は機器や設定がまったく異なるため、一から調べて作業を行わなければなりません。

ルーターの設置やパソコンの設定は基本的に自分で行う必要があります。設定に不安がある場合は、サポートセンターや訪問サポートを活用するとスムーズに作業を進められるでしょう。

旧居のインターネット回線を解約する手続き

インターネット回線の新規契約では、旧居で利用中の回線を解約する必要があります。インターネット回線を解約する手続きについて解説します。

解約の申し込みを行う

インターネット回線の解約は、回線事業者とプロバイダーに連絡をすれば手続きを進められます。個別契約の場合、片方の解約を忘れると利用料金が発生し続ける可能性があるため、現在の契約状況を確認し、確実に解約しましょう。

また、解約のタイミングが早すぎると、インターネットを利用できない期間が生じてしまいます。新居での利用開始に間に合うよう、解約と新規契約のタイミングを調整すれば、インターネットが利用できない期間を避けられます。

レンタル機器を返却する

回線の解約の際にはレンタル機器の返却が必要です。業者からの指示に従い、適切な方法で返却しましょう。状況によっては撤去工事が必要になる場合があります。

なお、インターネットサービスで使うルーターは、契約時に買い取れる場合もあります。買取なら月々のレンタル料金が発生しないため、長期的にはお得です。

ただし、ルーターを買い取ると、業者のサポートを受けられなくなる場合があります。ルーターの設置やパソコンの設定に不安がある場合は、レンタルを選ぶほうが安心できるでしょう。

旧居のインターネット回線を継続する手続き

引越し先でもインターネットサービスを継続して使いたい場合の手続きについて解説します。新規契約に比べ手続きの手間を抑えられますが、不備があるとインターネットが利用できなくなる恐れがあるため、ポイントをしっかりと理解しておきましょう。

継続を申し出る

インターネット回線を継続する場合、契約中の業者に継続を申し出ましょう。基本的には各業者で継続専用の問い合わせ窓口が用意されています。

有線タイプのインターネットサービスを継続する場合、新居に回線が導入されていないと工事が必要になるため、早めに確認して申し出ることが大切です。

無線タイプはどこでも使えるため、引越し手続きが不要だと思われがちですが、契約上は継続の申し出が必要です。例えば、ホームルーターは契約上、指定した住所以外での使用が禁止されています。

必要に応じて機器を返却する

今まで利用していたサービスを新居で継続利用する場合、機器も新居で同じように使えるとは限りません。レンタル機器の返却を求められることがあるため、指示に従って返却しましょう。

機器の設置やパソコンの設定に不安がある場合は、継続利用であっても引越し作業がスムーズに進まないことがあります。引越し後すぐにインターネットが利用できるか不安な場合は、業者のサポートサービスを活用しましょう。

インターネット回線の引越しに関するよくある疑問

インターネット回線の引越しではさまざまな疑問が生じがちです。よくある疑問と回答を確認し、手続きを進める際の参考にしましょう。

インターネット回線の引越しにかかる費用は?

新居で回線の引き込み工事が発生する場合、20,000~40,000円程度の工事費がかかります。ただし、キャンペーンを上手に利用すれば、工事費を実質無料にすることが可能です。

回線の解約時には、解約金や撤去工事費、初期工事費の残債を支払う必要が生じることがあります。費用は契約内容や利用状況によって異なるため、契約中の業者に確認することをおすすめします。

引越し後にインターネットを使えるのはいつから?

インターネットが使えるようになるまでの一般的な目安は、申し込みから約1カ月後です。引越し後できるだけ早くインターネットを使いたい場合、申し込みを早めに済ませておく必要があります。

繁忙期は申し込み窓口が混雑し、つながりにくくなるほか、工事の予約も取りにくくなります。できるだけ早めに申し込んでおくことが重要です。

引越し後すぐにインターネットを使いたい場合は?

引越し当日から新居でインターネットを利用したい場合は、ホームルーターを導入するのがおすすめです。機器が届いていればすぐに利用を開始できます。

有線タイプの回線が使えるようになるまでのつなぎとして、モバイル端末を利用したテザリングを活用する方法もあります。テザリングを使ったことがない方は、事前にスマホの使い方を確認しておくとよいでしょう。

インターネット回線の引越し手続きを把握しておこう

インターネット回線の引越し手続きでは、現在の契約状況の確認や新居の回線環境の把握を行っておきましょう。新規契約と継続を選択することも重要です。

早めの準備を行い、最適なプランを選ぶことで、引越し後もスムーズにインターネットを利用できます。必要な手続きを事前に把握し、スムーズに手続きを進めていきましょう。

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