スマホの充電にかかる電気代は?節約のコツやバッテリーを長持ちさせる方法を紹介

スマホの充電にかかる電気代は?節約のコツやバッテリーを長持ちさせる方法を紹介

スマホの充電にかかる電気代は?節約のコツやバッテリーを長持ちさせる方法を紹介

スマホを使う場合、充電はほぼ毎日行う方が多いでしょう。充電にも電気代は掛かっており、年間で見ると無視できない金額になる可能性もあります。本記事では、スマホの充電にかかる電気代を詳しく解説するとともに、節約のコツやバッテリーを長持ちさせる方法を紹介します。日々の電気代を効果的に抑えたい方は、ぜひ参考にしてください。

目次

1.スマホ充電にかかる電気代

 1-1.充電1回あたりの電気代

 1-2.月単位・年単位で見るスマホ充電にかかる電気代

2.スマホの電気代を節約する方法

 2-1.画面の明るさを下げる

 2-2.低電力モードや省電力モードを活用する

 2-3.スリープ(画面消灯)時間を変更する

 2-4.使っていないアプリを終了する

 2-5.不要なアプリの通知はオフにする

 2-6.アプリのバックグラウンド更新をオフにする

 2-7.不要な位置情報サービスをオフにする

3.家計への負担を軽減するなら固定費の節約もおすすめ

 3-1.格安SIMに乗り換える

 3-2.電力会社を乗り換える

4.スマホのバッテリーに関するよくある質問

 4-1.充電率100%のときに充電しても電気代はかかる?

 4-2.充電器をコンセントに挿しっぱなしにしない方がいい?

 4-3.バッテリーの寿命を長く保たせるポイント

5.適切な充電でスマホのバッテリーを長持ちさせる

スマホ充電にかかる電気代

スマホを充電するたびに発生する電気代は、日々の生活の中で見過ごされがちですが、年間を通じてみると少なくないコストになる可能性があります。

ここでは、スマホの充電にかかる具体的な電気代を計算し、その結果をもとに節約方法についても考えていきます。

充電1回あたりの電気代

スマホの電気代を計算する際に最も基本的な単位となるのが、充電1回あたりにかかるコストです。

まず、電気代を計算するためには、バッテリーの電力量(Wh)を求める必要があります。計算式は以下の通りです。

バッテリー容量(mAh)÷1000×定格電圧(V)=バッテリー電力量(Wh)

スマホやモバイルバッテリーは、定格電圧が約3.7Vのリチウムイオン電池を採用していることが多いため、この記事でも3.7Vを使用して計算します。

この要件に基づいて計算すると、バッテリー容量が5,000mAhのスマホの場合、計算は以下のようになります。

5,000mAh÷1000×3.7V=18.5Wh

次に、電気料金単価を用いて電気代を求めます。電気料金単価を31円/kWhとした場合、1回の充電にかかる電気代は次のようになります。

18.5Wh÷1000×31円/kWh=0.5735円

以上から、5,000mAhのバッテリーを持つスマホを1回フル充電する際の電気代は約0.5735円となります。

なお、iPhone 15シリーズの場合、無印のバッテリー容量は3,349mAh、Plusの場合で4,383mAhです。この容量を元に計算すると、iPhoneシリーズ1回の充電にかかる電気代は以下になります。

  • iPhone 15シリーズ無印の場合:0.384円
  • iPhone 15シリーズProの場合:0.5027円

月単位・年単位で見るスマホ充電にかかる電気代

1回の充電にかかる電気代はごくわずかですが、日常的にスマホを充電することを考えると、月単位や年単位でどれほどのコストが発生するかを理解することが重要です。

1日1回、バッテリー容量が5,000mAhのスマホをフル充電すると仮定し、先ほどの計算結果を基に1カ月と1年あたりの電気代を計算してみます。

  • 1カ月(30日)あたりの電気代0.5735円×30日=17.205円
  • 1年(360日)あたりの電気代0.5735円×360日=206.46円

またiPhone 15シリーズ無印の場合は以下の通りです。

  • 1カ月(30日)あたりの電気代0.384円×30日=11.52円
  • 1年(360日)あたりの電気代0.384円×360日=138.24円

このように、1日1回の充電を行った場合、1カ月で約11~17円、1年で約138~206円の電気代が発生します。

スマホ充電の電気代を節約する方法

スマホのバッテリー消費を抑えることで、結果的に充電に使用する電力量を減らすことができます。家電の中で使用頻度が高い分、ちょっとした日々の工夫でスマホ充電にかかる電気代を節約することも可能です。

電気代を抑えるためにどのような節約方法があるのかを具体的に紹介します。

画面の明るさを下げる

スマホの画面は、バッテリー消費が最も大きい要素の一つです。特に、明るさを最大に設定したまま使用すると、バッテリーの消耗が早まり、頻繁な充電が必要になります。

そこで、まずは画面の明るさを適度に下げることから始めましょう。

例えば、室内や夜間など暗い環境で、必要以上に明るくならないよう調整することでバッテリーの持ちを延ばすことができます。

スマホの設定から自動調整機能をオンにするのも一つの手です。この機能を使えば、周囲の光の状況に応じて画面の明るさが自動的に調整され、無駄なバッテリー消費を抑えることができます。

低電力モードや省電力モードを活用する

スマホには、バッテリーの消費を抑えるための「低電力モード」や「省電力モード」が備わっています。

このモードを利用することで、バックグラウンドでの動作を制限し、バッテリー消費を大幅に抑えることが可能です。特に、スマホを長時間使用しないときや、充電ができない状況では、この機能が非常に役立ちます。

低電力モードでは、メールの自動取得やアプリのバックグラウンド更新、ビジュアルエフェクトなどの機能が制限されますが、その分バッテリーの消耗が抑えられます。

これらのモードを適切に活用することで、充電の頻度が減り、結果としてスマホの電気代を抑えることができます。毎日の習慣に取り入れて、効率的な節約を目指しましょう。

スリープ(画面消灯)時間を変更する

スマホを使っていないときに画面を自動的に消灯させるスリープ機能は、電力を節約するための重要な設定です。通常、スマホは一定時間操作がないと自動的にスリープモードに入り、画面が消灯します。

この時間を短く設定することで、バッテリーの持ちを良くし、電気代の節約にもつながります。

例えば、デフォルトで設定されているスリープ時間が1分の場合、これを30秒に短縮するだけでも、バッテリーの消耗を減らすことができます。特にスマホを頻繁に使わない時間帯や、画面を長時間表示させる必要がないときには、この設定を見直してみると良いでしょう。

使っていないアプリを終了する

スマホのバックグラウンドで動作しているアプリは、知らないうちにバッテリーを消費し続けています。このため、使い終わったアプリはこまめに終了することが重要です。

特に、SNSアプリやメッセージアプリなどは、バックグラウンドで常にデータを更新し続けるため、バッテリーを大きく消耗します。

普段使っていないアプリや、使用頻度が低いアプリを定期的に終了することで、バッテリーの消費を抑えることができます。また、使用しないアプリをアンインストールすることも、スマホの動作を軽くし、バッテリー消費を減らす一助となります。

不要なアプリの通知はオフにする

スマホの通知機能は便利ですが、その都度ディスプレイが点灯し、バッテリーを消費する原因になります。頻繁に通知が来るアプリが多いと、それだけでバッテリーが早く消耗し、充電回数が増えてしまいます。

通知が不要なアプリについては、設定を見直してオフにしましょう。

また、緊急性の低い通知については、通知音だけの設定にするなど、必要に応じて設定を調整することも有効です。

アプリのバックグラウンド更新をオフにする

アプリのバックグラウンド更新は、便利である反面、バッテリーを消費する要因にもなります。

この機能がオンになっていると、アプリはユーザーが直接操作していない時でもデータを更新し続けるため、バッテリーの消耗が早くなり、充電回数が増えてしまいます。

バックグラウンド更新が不要なアプリについては、設定からオフにしておくことをおすすめします。特に、天気アプリやニュースアプリ、SNSなど、頻繁にデータを取得する必要がないものについては、バックグラウンド更新をオフにすることで、バッテリーの消費を抑えることができます。

不要な位置情報サービスをオフにする

現在地を特定するための位置情報サービスは、GPSチップや通信機能を頻繁に使用するため、バッテリーを大きく消費します。

地図アプリやナビゲーションアプリなどを使用する際には便利ですが、常にオンにしていると無駄な電力消費につながります。

位置情報サービスを必要とするアプリを使用していない場合には、設定からオフにしておくことをおすすめします。バッテリーの消耗を抑え、スマホの持ちが良くなります。 特に長時間の外出時や、充電ができない状況では、この設定が役立ちます。

家計への負担を軽減するなら固定費の節約もおすすめ

家計への負担を軽減するためには、スマホをはじめとした家電の使い方の見直しによる節電だけでなく、電力会社との契約内容を見直すなど、固定費を下げることもおすすめです。ここでは、スマホに関連する通信費や電気料金を削減する方法について解説します。

格安SIMに乗り換える

通信費は、スマホの利用において大きな割合を占める固定費です。大手キャリアを利用している場合、毎月の料金が高額になりがちですが、格安SIMに乗り換えることで、通信費を大幅に削減できます。

格安SIMとは、通常のキャリアと同じ通信インフラを利用しながらも、通信プランを簡素化し、低価格で提供しているサービスのことです。

格安SIMへの乗り換えは、思っているほど難しくありません。まずは、自分の使用状況に合ったプランを選びましょう。例えば、インターネットの利用頻度が少ない方は、データ通信量が少ないプランを選択することで、無駄なコストを削減できます。

また、通話も頻繁に行わない場合は、通話料が安く設定されているプランや、通話オプションが不要なプランを選ぶとさらに節約が可能です。

電力会社を乗り換える

電力会社の見直しを行い、より安いプランや特典があるプランに切り替えることで、電気代を節約することができます。

エネワンでんきでは、再生可能エネルギーを取り入れたプランや、毎月の使用電力量によって電気料金が安くなるプランを提供しています。使用電力量にあったプランを選ぶことで、さらに電気代を抑えることができるかもしれません。

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スマホのバッテリーに関するよくある質問

スマホのバッテリーの扱いに関するよくある疑問を、以下にまとめてみました。充電時に気を付けることで、電気代を抑える手助けになります。

充電率100%のときに充電しても電気代はかかる?

スマホを使わない状態でも、電源が入っていればバッテリーは少しずつ消耗していくため、充電が必要になります。

しかし、充電率が100%の状態で充電器をコンセントに挿しっぱなしにしていると、バッテリーは少しずつ消耗し、そのたびに充電が再開されます。その結果、電気代は少しずつ増えていきます。

特に、バッテリーが満充電になってからもスマホを長時間充電器に接続していると、充電が停止しても、バッテリーが微妙に消耗するたびに再び充電が開始されることがあります。

この「小刻みな充電」が繰り返されると、わずかながら電気代がかかるだけでなく、バッテリー自体の寿命も縮めてしまう可能性があります。

充電器をコンセントに挿しっぱなしにしない方がいい?

家電製品の多くは、使用していないときにも微量の電力を消費します。これを「待機電力」といい、スマホの充電器にも待機電力が発生します。

待機電力により、使用していない充電器でも電力が消費され、その分の電気代がかかることになります。

1台の充電器の待機電力が微量であっても、複数の充電器を常時接続している場合や、その他の家電製品でも同様のことが起こっていると、その積み重ねが無視できない電気代となることがあります。

充電が終わったら充電器をコンセントから外す習慣をつけましょう。

バッテリーの寿命を長く保たせるポイント

スマホのバッテリーを長持ちさせるためには、いくつかのポイントに注意することが重要です。

まず、夏場の車内や、冬場の寒冷地のように、温度が極端な環境での長時間の使用は避けるようにしましょう。

また、バッテリーが完全に切れてしまった状態で長時間放置するのも避けるべきです。

バッテリーが長時間放電された状態で放置されると、バッテリーの回復が難しくなることがあります。定期的に充電を行い、バッテリー残量が極端に低くならないように気をつけましょう。

最後に、充電器はメーカー純正のものを使用することをおすすめします。非純正品の充電器は、充電速度や電圧が適切でない場合があり、バッテリーに負担をかける可能性があります。

純正品を使用することで、スマホのバッテリーを安全かつ長持ちさせることができるでしょう。

適切な充電でスマホのバッテリーを長持ちさせる

スマホの充電にかかる電気代は、一見微々たるものに思えますが、日常的な使用を考慮すると無視できないコストになることがあります。

日々のちょっとした工夫で、無駄な電力消費を抑え、電気代の節約につなげることが可能です。スマホを長く快適に使うためにも、これらの方法を実践し、賢く節約していきましょう。

また、電気料金の節約について考えるなら、上記で紹介した方法以外に、まずは電力会社の乗り換えが非常に有効です。電力会社を見直し、より安い料金プランを提供する会社に切り替えることで、年間で大きなコスト削減が期待できます。

エネワンでんきは、電気使用量にあわせて最適なプランが選べるほか、さまざまな特典のついたプランも用意しています。

電力会社の乗り換えを検討しているなら、ぜひエネワンでんきをご検討ください。

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