LED電球の電気代とは?白熱電球から切り替えるとどのくらいお得?

LED電球の電気代とは?白熱電球から切り替えるとどのくらいお得?

LED電球の電気代とは?白熱電球から切り替えるとどのくらいお得?

LED電球を使ったときの電気代は、いくらなのでしょうか?実際の製品を例に挙げて、具体的な電気代について解説します。白熱電球との比較や、LED電球導入のメリット・デメリットも紹介しますので、LED電球の購入に迷っている方は参考にしてください。

目次

1.LED電球の電気代はいくら?

 1-1.LED電球を1時間使ったときの電気代

 1-2.白熱電球とLED電球の電気代の差

2.LED電球の一般的な寿命と価格

 2-1.LED電球の寿命は数万時間

 2-2.白熱電球よりも価格は高い傾向

3.LED電球を家庭に導入するメリット

 3-1.他の電球と比べて消費電力が少ない

 3-2.長期間電球交換をしなくてもよい

 3-3.紫外線が出ないものが多く虫が集まりにくい

4.LED電球導入のデメリット

 4-1.初期費用が高い

 4-2.高温に弱い

5.LED電球を選ぶポイント

 5-1.使用器具や口金のサイズをチェックする

 5-2.好みの明るさ・色になっているかを確認する

6.併せて電力会社の切り替えも検討しよう

 6-1.自身の生活環境に合うプランが選べる

 6-2.LED電球への切り替えが難しいときにもおすすめ

7.LED電球への切り替えで電気代を見直そう

LED電球の電気代はいくら?

LED電球は電気代が安いといわれますが、白熱電球とどのぐらい違うのでしょうか?

まずは電気代の目安や、白熱電球との違いを解説します。

LED電球を1時間使ったときの電気代

そもそも、電球をつけると、どの程度の電気代がかかるのでしょうか?LED電球を1時間使ったときのケースを解説します。「(消費電力(W)÷1,000)×使用時間(h)×単価(円/kWh)」で、電気代を計算してみましょう。

上記の計算式で「LDA7LGK6 [電球色]」の電気代を計算してみると、消費電力が7Wのため、1時間あたりの電気代は約0.217円です。

1日8時間使ったとすると約1.74円、1カ月(30日)で計算すると約52.08円になります。LED電球を長時間使っていても、1カ月の電気代はそれほど高くならないといえるでしょう。

出典: LED電球 7.0W(電球色相当) LDA7LGK6 | LED電球・蛍光灯 | Panasonic

白熱電球とLED電球の電気代の差

一例として、消費電力が57Wの白熱電球と7WのLED電球では、年間の電気代にどのくらい差が出るのでしょうか?具体的な数値で比較してみます。

消費電力が57Wの白熱電球の場合、1時間あたりの電気代は約1.767円です。これを1日8時間使用すると、1日あたり約14.14円、1カ月(30日)では約424.2円となります。一方、消費電力が7WのLED電球では、前の章で説明した通り、1ヵ月の電気代は約52.2円です。

この結果からもわかるように、白熱電球を使用した場合の電気代はLED電球の約8倍にもなります。年間で考えるとさらに差が広がり、白熱電球からLED電球に切り替えることで、大幅な電気代の節約が期待できます。

このように、LED電球は長時間使用する場合ほど、その省エネ性能が際立ちます。特に電球を複数使う家庭では、切り替えによるコスト削減の効果がさらに大きくなるでしょう。

出典:白熱電球 E26 60W形 シリカ 2個入 [品番]06-1762|株式会社オーム電機

LED電球の一般的な寿命と価格

LED電球は、寿命の長さとエネルギー効率の高さが特徴です。一方で、初期費用が高いというデメリットもあります。本章では、LED電球の寿命や価格について具体的に解説し、白熱電球との違いを比較しながら、その魅力と選び方を見ていきます。

LED電球の寿命は数万時間

LED電球の寿命は、一般的に数万時間です。一例として、LDA7LGK6 [電球色]の場合、定格寿命40,000時間となっています。

LED電球に切り替えることで、長時間の使用が可能です。ただし、寿命は使用環境や部品の状態によって変化します。

全てのケースで必ず定格寿命まで使用できるとは限りません。寿命は目安として考えておきましょう。

白熱電球よりも価格は高い傾向

LED電球の価格は、商品によって差があります。数百円から数千円まで、幅広い価格設定が特徴です。ワット数や明るさ、メーカーなど、さまざまな要因で価格が変動します。

対して、白熱電球は価格が安く、数百円で販売されているケースが多いでしょう。大手メーカー製のLED電球を購入する場合、白熱電球に比べると価格は高くなる傾向です。

LED電球を家庭に導入するメリット

LED電球を家庭に導入すると、どのようなメリットがあるのでしょうか?LED電球への切り替えによって生まれるメリットを確認しましょう。

他の電球と比べて消費電力が少ない

電球の種類は白熱電球・LED電球の他に、蛍光灯やハロゲン電球があります。LED電球はそれらの種類と比べても、消費電力が少ない傾向です。

LED電球に切り替えることで電気代が安くなります。ただし、同じLED電球でも消費電力は製品ごとに異なるため、電気代の節約が目的の場合は、製品ごとの消費電力をチェックした上で切り替えることをおすすめします。

長期間電球交換をしなくてもよい

LED電球の寿命は数万時間あるため、長期間電球交換をしなくてもよい点がメリットです。1日の使用時間や故障の有無によりますが、10~20年交換をしなくてもよいケースもあります。

電球交換がしにくい高所への取り付けや、交換に手間をかけたくないときにもおすすめです。

白熱電球を使っている場合は定期的な交換が必要になるため、できるだけ交換の頻度を減らしたい場合はLED電球への切り替えを検討しましょう。

紫外線が出ないものが多く虫が集まりにくい

通常の電球は紫外線を放出するため、虫が集まりやすいです。しかし、LED電球の多くは紫外線を出さないため、虫が集まりにくい特徴があります。適切な製品を選べば、屋外でも使用が可能で、虫除けの手間を省くことができます。

また、LED電球は紫外線を出さないことから、色あせや劣化を防ぐ効果も期待できます。熱や紫外線によるヤケや傷みが少ないため、美術工芸品の展示や保管にも適しています。このように、LED電球には省エネ性能だけでなく、生活の利便性を高める多くのメリットがあります。 

LED電球導入のデメリット

LED電球を家庭で使用することで、何かデメリットはあるのでしょうか?現在LED電球を使用していない場合、切り替えによって起こる可能性のある問題を把握しておく必要があります。

初期費用が高い

LED電球は、白熱電球と比べると価格が高い傾向です。家庭で使っている電球をLEDに切り替えようとすると、LED電球の購入費用がかかります。

長寿命とはいえ、初期費用が高い点はデメリットといえるでしょう。

LED電球は製品によって価格がまちまちですが、一番安いものを購入すれば良いというものでもありません。長期間使う電球だからこそ、耐久性や光の量など、使用環境に適した製品を選ぶ必要があります。

極端に安い製品を購入し、耐久性や光の量が足りない場合、買い替えになってしまいさらに費用がかさんでしまうかもしれません。

高温に弱い

LED電球は、高温に弱い特性を持っています。浴室やキッチンのコンロ周り、ストーブの近くなど、高温になりやすい場所で使用すると故障のリスクが高くなるでしょう。

家庭で使っている電球を全てLEDに切り替えたいと考えていても、使用環境によっては故障のリスクがあり、頻繁に交換をしなければならない可能性もあります。

高温になりやすい場所では、LED電球以外の電球を使用するか、電球の周りが高温になりにくい対策が必要です。

LED電球を選ぶポイント

実際にLED電球を購入する場合、商品の種類が多く何を選べばよいか戸惑ってしまうかもしれません。選び方のポイントをチェックして、目的に合う電球を選択しましょう。

使用器具や口金のサイズをチェックする

LED電球にはさまざまなサイズがあり、使用する器具に合ったものを選ぶ必要があります。どの電球を購入するか決める前に、使用する器具と電球の口金サイズが合っているかを確認しましょう。

簡単な確認方法として、現在使っている電球の口金部分を定規で測る方法があります。一般的には直径26mmや直径17mmが多いですが、小型のサイズもあります。

さらに、使用済みの電球に記載されている情報を確認する方法もあります。口金周りやガラス部分に、適合する口金サイズやワット数などの情報が印字されている場合があるので、購入前にチェックすると安心です。

また、カバーやフタが付いている器具の場合は、電球本体のサイズが適切かも確認が必要です。取り付け予定の器具のサイズを測っておくことで、適合しない電球を購入してしまうリスクを避けられます。

好みの明るさ・色になっているかを確認する

LED電球は、製品によってそれぞれ光の広がり具合・明るさ・色が異なります。照明器具に合う光の広がり具合になっているか、自分好みの明るさ・色になっているかを確認しましょう。

光の広がり方は、主に全方向・広配光・下方向があります。明るさは「ルーメン(lm)」で示されているため、明るさを求める場合は数値が高いものを選びましょう。

光の色は電球色・昼白色・昼光色などがあります。温かみを感じられるオレンジ系の照明を求める場合は電球色、自然な太陽光に近い色なら昼白色、やや青白く爽やかな色合いを求める場合は昼光色がおすすめです。

併せて電力会社の切り替えも検討しよう

LED電球への切り替えだけでは、電気代全体の見直しにはつながりません。全体の見直しを検討する場合は、電力会社を切り替えてもよいでしょう。電力会社の切り替えによるメリットを紹介します。

自身の生活環境に合うプランが選べる

電力会社によっては、自身の生活環境に合うプランが選択できるようになっています。エネワンでんきでも、多様なニーズに対応したプランを提供しており、電気使用量や生活スタイルに応じて最適な選択が可能です。

さらに、環境貢献や社会貢献に特化したトッピングプランも用意されています。これらのプランを組み合わせることで、環境に優しい選択ができるだけでなく、電気代の見直しにもつながる可能性があります。

LED電球への切り替えが難しいときにもおすすめ

LED電球は、どのようなケースでも切り替えが適しているわけではありません。例えば、外で使おうと考えた場合、耐久性の高い高額な電球を準備しなければいけないでしょう。

使用頻度が低い場所では、通常の白熱電球でも十分長持ちする可能性があります。引っ越しなどでサイズが合わなくなれば購入費用が高くなり、切り替えのメリットが生かせないかもしれません。

LED電球への切り替えが適していないと感じるときや、切り替えても電気代の節約につながらないときには、電力会社の切り替えを検討し、電気代の見直しをしてみるのもよいでしょう。

LED電球への切り替えで電気代を見直そう

LED電球は、白熱電球と比べて長寿命で、消費電力が少ない点が特徴です。家庭で使っている電球をLEDに切り替えれば、電気代の節約になります。使用している電球が多いほど、大きな変化が得られるでしょう。

しかし、電球本体の価格が高い傾向があり、使用に向いていない環境もあるため、全てのケースで切り替えに適しているとは限りません。LEDへの切り替えが難しいときや、電球の切り替え以外で電気代を見直したいときは、電力会社の切り替えも検討してみましょう。

LEDへの切り替えが難しい場合や、さらに電気代を節約したい場合は、電力会社の見直しも一つの選択肢です。エネワンでんきでは、ご家庭の電気使用状況に合わせた適切なプランを提供しています。電気代で悩んでいる方は、ぜひエネワンでんきにお問い合わせください。

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