電気ケトルの電気代は?電気ポットとの比較や節電方法を紹介
電気ケトルの電気代は?電気ポットとの比較や節電方法を紹介
電気ケトルを使用する際、電気代がどれくらいかかるのか気になったことはありませんか?電気ポットを使う場合と比べて、どちらがより経済的かを知りたい方も多いでしょう。本記事では、電気ケトルと電気ポットの電気代を比較し、それぞれの特長や節電方法について詳しく解説します。毎日の生活で少しでも節約を考えている方に向けて、効果的な使い方のヒントもご紹介しますので参考にしてください。
目次
5.電気料金を大きく節約するなら電力会社の乗り換えがおすすめ
電気ケトルと電気ポットの電気代比較
電気ケトルと電気ポットは共にお湯を沸かすための電化製品ですが、異なった特長を持っています。
まずは、それぞれの電気代を見て行きましょう。電気代を比較することで、使用目的に応じた選択が可能になります。
※電気料金単価は公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が目安としている31円/kWhで計算しています。
電気ケトルの電気代
電気ケトルは短時間でお湯を沸かせる手軽さが魅力ですが、その電気代はどのくらいかかるのでしょうか。ティファールの電気ケトル「ジャスティンプラスブラック1.2L」を使用した場合、以下の料金となります。
沸かすお湯の量 | 沸騰までの時間 | 電気代 |
1杯分(140cc)の場合 | 約58秒 | 約0.62円 |
満水(1.2L)の場合 | 約6分10秒 | 約3.9円 |
少量のお湯を素早く沸かすためには電気ケトルが適しており、電気代も安く抑えることができます。
参考:ジャスティンプラスブラック1.2L|ティファール【公式】
電気ポットの電気代
電気ポットは、一度に大量のお湯を沸かし、その後も保温していつでも使える利便性が特徴です。タイガー魔法瓶の「PIM-G220」を使用した場合の電気代について解説します。
沸かすお湯の量 | 沸騰までの時間 | 電気代 |
満水(2.2L)の場合 | 約24分 | 約8.68円 |
1日保温する場合 | – | 約18.91円 |
(電気ケトルとは異なり、製品ごとに最低給水量が規定されています。規定量以下の給水量で沸騰させるのは、故障の原因になります)
電気ポットは保温機能があるため、頻繁に再沸騰させる必要はありません、その分、保温中は常に電力を消費します。
電気ケトルと電気ポットの特長の違い
電気ケトルと電気ポットは、お湯を沸かすという共通の機能を持つ家電製品ですが、その特長や使い勝手は大きく異なります。ここでは、両者の違いについて詳しく解説します。
電気ケトルは少量のお湯を素早く沸かす
電気ケトルは、お湯を素早く沸かすことに適した製品です。そのため、電気ケトルの容量は電気ポットよりも少なく、一般的には1L前後の製品が多いです。
電気ケトルは朝の忙しい時間にコーヒーを1杯だけ淹れる、夜食にカップラーメンを1つだけ作るといったシーンで活躍します。
沸かす量が少ないため、その分電気代も抑えられ、非常に経済的です。また、電気ケトルは小型であり、キッチンやダイニングテーブルに置いても場所を取らず、片手で簡単に操作できる点も魅力の一つと言えるでしょう。
電気ポットはいつでも適温のお湯が使える
一方、電気ポットは電気ケトルとは異なり、保温機能に優れています。
電気ケトルの場合、保温機能がある製品がそもそも少なく、また保温機能があったとしても、1時間程度の製品が多いようです。
それに対して電気ポットは、沸かしたお湯を長時間保温できます。
一般的に電気ポットの容量は2~4Lと大きく、一度に大量のお湯を沸かし、それを保温し続けることができます。これにより、いつでも適温のお湯をすぐに使うことができ、家族が多い家庭や頻繁にお湯を使う場合に非常に便利です。
特に、朝から晩まで何度もお茶を淹れる、赤ちゃんのミルクを作るために頻繁にお湯を使う家庭では、電気ポットの利便性が際立ちます。
価格
価格については、電気ケトルと電気ポットの間に大きな差があります。電気ケトルは比較的安価で、3,000円から7,000円程度で購入できる製品が多くあります。
一方、電気ポットはその機能性や容量により価格が上がり、10,000円以上の製品が多いようです。
特に高機能なモデルや、保温機能が優れている製品は、さらに高額になることがあります。
電気ケトルは初期投資が少なくて済むため、日常的に少量のお湯を使いたい場合には経済的です。
一方で、電気ポットは一度に大量のお湯を使う家庭に向いており、保温機能が求められる場合にはその価値があります。購入時には、自分の生活スタイルやお湯の使用頻度を考慮して、どちらが適しているかを判断することが重要です。
電気ケトルの選び方
電気ケトルは便利な家電ですが、様々な種類があり、用途や家庭の状況に合った製品を適切に選ぶことが重要です。以下では、電気ケトルを選ぶ際のポイントについて解説します。
容量
電気ケトルの容量は、使用目的に合わせて選ぶことが大切です。
少量のお湯を手早く沸かしたい場合は、コンパクトなモデルを選ぶことで電気代の節約にもつながります。
一般的に、1リットル程度の容量が多く販売されており、この量であればコーヒー2〜3杯やカップ麺を作るのに十分な量を確保できます。
しかし、頻繁に多量のお湯が必要な場合は、1リットル以上の大容量ケトルの購入を検討するのが良いでしょう。
自分の生活スタイルに合わせた容量の選定が、使い勝手の良さと経済性を両立させる鍵となります。
保温機能
保温機能がついた電気ケトルは、残ったお湯を再沸騰させる手間を省ける便利な機能です。
しかし、電気ケトルの保温性能はもともとの保温力が電気ポットや魔法瓶と比べると劣ります。
そのため、保温機能はあくまでおまけとして考えるべきで、保温を重視するなら電気ポットの方が適しています。
電気ケトルの保温機能を過信せず、短時間で使い切る用途に適した使い方をすることが大切です。
また、保温機能を使い過ぎると電気代も増加するため、必要最小限の利用に留めることが電気代の節約にもつながります。
安全機能
電気ケトルは火やガスを使わずにお湯を沸かせるため、安全性が高い家電ですが、お湯を扱う以上、火傷や事故のリスクは残ります。
特に小さな子供がいる家庭では、安全機能が充実した電気ケトルを選ぶことが重要です。
例えば、転倒湯漏れ防止機能はケトルが倒れてもお湯が漏れにくい設計となっていて、空焚き防止機能は水がなくなった時に自動で電源が切れるようになっています。
また、蒸気レス設計のケトルは、沸騰時の蒸気が外に出ないため、子供が触れても火傷のリスクを減らせます。
特に子供のいる家庭では、これらの安全機能がついているかどうかを確認し、家族の安全を守るためのケトルを選ぶことが大切です。
電気ケトルの電気代を節約する方法
電気ケトルは使用頻度や方法次第で電気代が大きく変わります。ここでは、電気ケトルを使う際に抑えておきたい節約方法について解説します。
ここで紹介する方法を実践することで、無駄な電気代を削減し、経済的に利用することが可能です。
お湯は使う分だけ沸かす
電気ケトルで最も重要な節約ポイントは、必要な分だけお湯を沸かすことです。
電気ケトルは、少量の水を素早く沸かすことに優れているため、過剰に水を入れると、その分余計に電力を消費してしまいます。
特に毎日のように使用する場合、この小さな無駄が積み重なり、月々の電気代に影響を及ぼすことがあります。
電気ケトルを効率的に使うためには、使用する量をしっかり見極め、必要最低限の水を沸かすことが節約の鍵になります。
沸かした後のお湯は保温する
電気ケトルには一般的に保温機能がないため、沸かしたお湯が冷めてしまうと再度沸かす必要が出てきます。
これでは電気代がかさむだけでなく、無駄なエネルギー消費にもつながります。
そこで、沸かしたお湯は保温機能がある電気ポットや保温容器に移し替えておくと便利です。特に頻繁にお湯を使う家庭では、保温容器を活用することで、一度沸かしたお湯を長時間温かい状態で保てるため、再度沸かす手間と電力を大幅に削減できます。
また、電気ポットを併用する場合は、保温温度を適切に設定し、必要以上に高温にしないことでさらなる節約が期待できます。
定期的に清掃する
電気ケトルの内部には、水を使用するたびに水垢やカルキが蓄積される可能性があります。
これらの汚れが溜まると、熱伝導率が低下し、水を沸かす際に余計なエネルギーが必要となるため、結果として電気代が上がってしまいます。また、汚れが原因で故障のリスクも高まるため、電気ケトルの寿命を縮めることにもつながります。
そのため、定期的に内部を洗浄することが重要です。
特にクエン酸は水垢を効果的に除去できるため、簡単なメンテナンスで電気ケトルを清潔に保つことができます。 清掃を怠らず、常に効率よくお湯を沸かせる状態を維持することで、無駄な電気代を削減し、長期的な節約につなげることが可能です。
電気料金を大きく節約するなら電力会社の乗り換えがおすすめ
電気ケトルと電気ポットは、それぞれ異なる特長を持つ便利な家電ですが、使用目的や生活スタイルに応じた選択が重要です。
電気ケトルは少量のお湯を短時間で沸かすのに優れており、電気代も抑えられるため経済的です。一方、電気ポットは保温機能があるため、頻繁にお湯を使用する家庭に適しています。
どちらを選ぶかは、使用頻度やお湯の必要量を考慮し、最適な節約方法を取り入れることで、効率的な生活が実現できます。
また、電気料金の節約について考えるなら、上記で紹介した方法以外に、まずは電力会社の乗り換えが有効です。電力会社を見直し、より安い料金プランを提供する会社に切り替えることで、年間で大きなコスト削減が期待できます。
エネワンでんきは、電気使用量にあわせて最適なプランが選べるほか、さまざまな特典のついたプランも用意しています。
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