冷凍庫の電気代は毎月いくらかかる?冷凍庫を選ぶ時のポイントや節電方法を紹介

冷凍庫の電気代は毎月いくらかかる?冷凍庫を選ぶ時のポイントや節電方法を紹介

冷凍庫の電気代は毎月いくらかかる?冷凍庫を選ぶときのポイントや節電方法を紹介

冷凍庫の電気代は、サイズや容量によって大きく変わります。知らず知らずのうちに家計に負担がかかっていることもあります。本記事では、冷凍庫のサイズ別の電気代や、節電のための具体的なポイントを解説しながら、省エネ性能の高い冷凍庫の選び方についても詳しくご紹介します。冷凍庫の電気代を賢く節約し、快適な生活を送りましょう。

目次

1.サイズ別冷凍庫の電気代

 1-1.約30L

 1-2.約60L

 1-3.約100L

 1-4.約200L

 1-5.約300L

2.冷凍庫を選ぶときのポイント

 2-1.容量

 2-2.冷却方式(直冷型・ファン型)

 2-3.ドアの向き

 2-4.間仕切りの数

3.冷凍庫の電気代を節約する方法

 3-1.多く食材を保管する

 3-2.扉の開閉頻度を減らす

 3-3.熱いものは冷ましてから入れる

 3-4.新しい冷凍庫に買い換える

4.電気代の節約なら電力会社の乗り換えもおすすめ

サイズ別冷凍庫の電気代

冷凍庫はサイズによって電気代が大きく異なります。ここでは、冷凍庫の容量別の電気代の計算方法と目安を紹介します。これを参考に、自分のライフスタイルに合った冷凍庫を選び、電気代の節約を目指しましょう。

※電気料金単価は公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が目安としている31円/kWhで計算しています。

サイズ年間消費電力1年あたりの電気代
約30L114kWh約3,534円
約60L141kWh約4,371円
約100L180kWh約5,580円
約200L300kWh約9,300円
約300L380kWh約11,780円

参考:

(約30L)ハイアールJF-NU33A-W[ホワイト]価格比較

(約60L)アイリスオーヤマICSD-6A価格比較

(約100L)アイリスオーヤマICSD-10B価格比較

(約200L)シャープFC-S20D価格比較

(約300L)シャープFC-S30D価格比較

次に冷凍庫のサイズごとの特徴と用途について解説します。

約30L

書斎や小さな部屋での利用に適した約30Lの冷凍庫は、非常にコンパクトであり、あまりスペースを取らないのが特徴です。

ホテルの客室に備え付けられている小型冷凍庫に似たサイズ感で、単身者や少量の冷凍食品を保存したい方に最適です。

約60L

約60Lの冷凍庫は、ホテルにある小型冷凍庫を2つ分ほどの大きさで、少し多めの食品を保存するのに適しています。

家庭内のちょっとしたスペースに設置でき、冷凍食品を多く使用する家庭にとって非常にバランスの良い選択肢となります。

約100L

1人暮らしの家庭でよく見られる100Lクラスの冷凍庫は、日常的な冷凍食品の保管に適しています。

1週間分の食材をまとめて購入して冷凍保存することができるため、忙しい方や食材を効率よく管理したい方に非常に便利です。

約200L

約200Lの冷凍庫は、大きな食材やまとめ買いした冷凍食品を余裕を持って保存できるサイズです。

家庭内の主な冷凍庫として使用するのに適しており、家族全員分の食材を効率的に管理したい場合に有用です。

約300L

約300Lの冷凍庫は、大量の食材を一度に保存できるため、2世帯で暮らしている家庭や、食にこだわりがある方に最適です。 このサイズの冷凍庫は、食材のまとめ買いをよくする方にとって非常に便利ですが、その分電気代も高くなるため、利用頻度や家庭の電気使用量を考慮して選ぶことが重要です。

冷凍庫を選ぶときのポイント

冷凍庫を選ぶ際には、サイズや冷却方式、ドアの向き、間仕切りの数など、さまざまな要素を考慮する必要があります。

それぞれが電気代や使い勝手に影響を与えるため、自分の生活スタイルに合った冷凍庫を選ぶことが重要です。

容量

使用目的や家族構成によって最適な容量は大きく変わります。例えば、100リットル以上の大容量タイプは、冷凍食品を大量にストックしたり、作り置きのおかずを保管したりするのに適しています。

一方、100リットル未満の小型タイプは、1人暮らしであまり調理をしない人や、メインの冷蔵庫に入りきらない食品を保存するサブ冷凍庫として最適です。

大きな冷凍庫は便利ですが、容量が増えるほど消費電力も増加し、電気代が高くなる可能性があります。

冷却方式(直冷型・ファン型)

冷凍庫の冷却方式には、直冷型とファン型の2種類があります。それぞれの方式には特徴があり、電気代や使い勝手に影響を与えます。

直冷型は、冷凍庫内の冷却器が直接冷気を放出する方式で、冷却能力が高いのが特徴です。しかし、その分霜がつきやすく、定期的に霜取りを行う必要があります。

電気代に関しては、ファン型に比べて安く済む傾向があります。

一方、ファン型は、冷却器が庫外に設置されており、冷気をファンで庫内に送り込む方式です。霜取りが自動で行われるため、手間がかからず、手入れが簡単という利点があります。

ただし、直冷型に比べると消費電力が高く、電気代がやや高くなることが多いです。また、ファンの音が気になる場合もあるため、設置場所や使用状況に応じて選ぶ必要があります。

ドアの向き

冷凍庫のドアの向きも選び方の重要なポイントです。

横開きは庫内が見やすく、取り出しやすいですが、前方にスペースが必要です。

上開きはスペースを取らず、大きな食材の出し入れがしやすいですが、庫内全体を確認しづらいことがあります。収納方法や設置場所を考慮して選びましょう。

間仕切りの数

間仕切りが多ければ、食材を用途別に整理しやすく、効率的に収納できます。しかし、間仕切りが多すぎると庫内全体に冷気が行き渡りづらくなり、冷却効率が下がる可能性があります。 冷凍庫を選ぶ際には、あらかじめ庫内に何を収納するかを考え、必要な間仕切りの数を見極めることが重要です。間仕切りが多いからといって必ずしも便利とは限らないため、適切なバランスを考慮して選びましょう。

冷凍庫の電気代を節約する方法

冷凍庫の電気代は、日々の使い方や選ぶ製品によって大きく変わります。ここでは、電気代を抑えながら効率的に冷凍庫を使うための具体的な節約方法を紹介します。

多く食材を保管する

冷凍庫の中の物がしっかりと凍っていると、それ自体が冷却剤のような役割を果たし、庫内の温度を安定させるのに役立ちます。

冷凍庫の開閉時に外気が入り込んでも、庫内の温度が急激に上がることを防ぎ、冷却に必要な電力を抑えることが可能です。

逆に、冷凍庫がスカスカの状態だと、開閉のたびに庫内温度が変動しやすくなり、電力消費が増える原因になります。

食材を効率よく保管することで、結果的に電気代を抑えることができるのです。日頃から冷凍庫を定期的に整理し、必要な食材を無駄なく収納する習慣をつけましょう。

扉の開閉頻度を減らす

冷凍庫の電気代を抑えるためには、扉の開閉頻度を減らすことも重要です。扉を開けるたびに外気が入り込み、庫内の温度が上がってしまいます。

この温度を再び下げるために冷凍庫は余計な電力を消費し、電気代がかさむ原因となります。

冷凍庫を開ける回数を減らすためには、中に何が入っているかを把握し、効率的に物を取り出せるように整理しておくことが大切です。

また、買い物から帰ってきた後や、料理の準備をする際にまとめて必要な物を取り出すなど、扉を開ける回数を減らす工夫も効果的です。

日常のちょっとした意識で、無駄な電力消費を防ぎ、電気代を抑えることができます。

熱いものは冷ましてから入れる

作り置きのおかずや料理を冷凍庫に入れる際には、必ず冷ましてから収納するようにしましょう。

温かいままの食材を冷凍庫に入れてしまうと、庫内の温度が一時的に上昇し、その温度を下げるために冷凍庫が余計なエネルギーを消費することになります。

料理が冷めるまでの間、常温で置いておくか、冷蔵庫で一旦冷やしてから冷凍庫に移すと良いでしょう。

このひと手間を加えるだけで、冷凍庫の電力消費を抑え、電気代を節約することができます。また、食品の品質を保つためにも、急激な温度変化を避けることは重要です。

新しい冷凍庫に買い換える

現在使用している冷凍庫が古いモデルである場合、新しい省エネ性能の高い冷凍庫に買い換えることを検討しても良いでしょう。

近年の家電製品は、省エネ性能が飛躍的に向上しており、古い冷凍庫に比べて消費電力が大幅に削減されています。

例えば、経済産業省資源エネルギー庁が発表した「省エネ性能カタログ2022年版」によると、151L~200Lの家庭用冷凍庫では、2016年に423kWhだった年間消費電力量が、2021年には320kWhに減少しています。これを電気代に換算すると、年間で約3,193円の節約になる計算です。

それ以外にも、近年の冷凍庫は温度切り替え機能や食品の品質保持に優れた急冷機能なども上昇しており、10年前の冷凍庫と比較しても性能は向上しています。

一般的に、冷凍庫は10年ほどでの買い換えが良いと言われています。10年前の冷凍庫を無理して使い続けるよりも、買い換えた方が節約になる可能性があります。

参考:省エネ性能カタログ2022年版

電気代の節約なら電力会社の乗り換えもおすすめ

冷凍庫の電気代は、使用する製品のサイズや使い方によって大きく変動します。節約を意識することで、家庭の電気代を抑えつつ、冷凍庫の効率を最大限に引き出すことが可能です。

食材を多く保管する、扉の開閉を減らす、そして熱いものを冷ましてから入れるなどの工夫は、電気代削減に効果的です。

加えて古い冷凍庫を新しい省エネモデルに買い換えることも、長期的な節約に繋がります。これらのポイントを押さえて、賢く冷凍庫を利用しましょう。

また、電気料金の節約について考えるなら、電力会社の乗り換えも非常に有効です。電力会社を見直し、より安い料金プランを提供する会社に切り替えることで、年間で大きなコスト削減が期待できます。

エネワンでんきは、電気使用量にあわせて最適なプランが選べるほか、さまざまな特典のついたプランも用意しています。

電力会社の乗り換えを検討しているなら、ぜひエネワンでんきをご検討ください。

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