浴室乾燥の電気代はいくら?1回あたりの電気代やメリット・デメリット、節約方法を解説

浴室乾燥の電気代はいくら?1回あたりの電気代やメリット・デメリット、節約方法を解説

浴室乾燥の電気代はいくら?1回あたりの電気代やメリット・デメリット、節約方法を解説

浴室乾燥機は日本の住宅でよく利用される便利な家電ですが、電気代が気になるところです。本記事では、浴室乾燥機の1回あたりの平均的な電気代や、浴室乾燥機のメリットとデメリットを詳しく説明し、電気代を節約するための実践的な方法について解説します。

目次

1.浴室乾燥機の電気代はいくら?

 1-1.電気式の場合1回あたり100~150円

 1-2.他の乾燥方法との比較

 1-3.乾燥以外の機能と電気代

2.浴室乾燥機を使用するメリット

 2-1.シワになるのを防げる

 2-2.乾燥以外の機能も豊富

 2-3.天候の影響を受けない

 2-4.カビの繁殖を防止できる

3.浴室乾燥機のデメリットは?

 3-1.電気代の高さ

 3-2.浴室のスペースを占有してしまう

 3-3.掃除の手間がかかる

4.浴室乾燥機を正しく使うポイント

 4-1.月に1度は手入れをする

 4-2.浴室内の水分を取り除く

5.電気代を節約するポイント

 5-1.他の乾燥方法と併用する

 5-2.電気代の安い時間に利用する

 5-3.洗濯物同士の間隔を空ける

 5-4.浴室を締め切らない

6.電気代の節約なら電力会社の乗り換えもおすすめ

 6-1.電気代の値上がりにも対応しやすい

 6-2.電気代を抑えるなら「エネワンでんき」

7.浴室乾燥機をお得に使おう

浴室乾燥機の電気代はいくら?

雨で洗濯物が外に干せないとき、日中家におらず、外干しが難しいときに役立つのが、浴室乾燥機です。

家の中、短時間で洗濯物を乾かせるので便利ですが、使用した分だけ電気代がかかります。浴室乾燥機には電気式とガス温水式がありますが、ここでは電気式の浴室乾燥機の電気代がいくらかかるのかを中心に解説します。

電気式の場合1回あたり100~150円

電気式の浴室乾燥機の電気代は、その使用頻度や設定温度、さらには機種によって大きく異なります。一般的には、1回の使用につき100円から150円程度とされています。

電気式浴室乾燥機の場合、平均的な消費電力は1250Wとされており、全国家庭電気製品公正取引協議会の目安電気単価である31円を使用して計算すると、3時間の使用で約116円の電気代がかかる計算になります。

しかし、これはあくまで一例であり、実際の電気代は使用する機器のモデルや設定、地域による電気料金の違いによって変動します。また、電力会社の選択や時間帯による料金プランも電気代に大きな影響を与えるため、電気代の計算はこれらを考慮する必要があります。

他の乾燥方法との比較

電気式の浴室乾燥の電気代を、他の乾燥方法と比較して見ましょう。

まずはガス温水式浴室乾燥機の場合ですが、こちらもガスの種類や機種、使用頻度や設定温度によって異なります。

ガス温水式の方が乾燥にかかる時間も短く、一般的に電気式よりもランニングコストを抑えることが可能です。ただし、ガス設備が必要であり、設備がない場合は初期投資がかかります。

洗濯機に乾燥機能の付いた洗濯乾燥機では、ドラム式とヒーター式がありますが、ヒーター式の方が料金が高くなります。ただし、浴室乾燥機と比較すると、全体的にコストは低めです

他の乾燥方法と比べると、電気式浴室乾燥機の電気代は比較的高めとなりますが、他の乾燥方法にはないメリットもあります。

乾燥以外の機能と電気代

浴室乾燥機は、乾燥以外の機能も有しています。たとえば、換気、涼風、暖房といった、浴室を快適にする機能です。

これらの機能を利用すると、それぞれ異なる電気代がかかります。

換気機能は1時間あたりで約0.5円、涼風機能は1時間につき約1~2円、暖房機能は1時間につき約30円の電気代がかかります。(乾燥機の性能や種類によって異なります) これらの機能を理解し、必要に応じて効率的に使用することで、便利で快適な生活と全体的な電気代の節約とのバランスに寄与することが可能です。

浴室乾燥機を使用するメリット

浴室乾燥機の使用には多くのメリットがあり、忙しい現代生活において大きな助けとなります。

特に、洗濯物を効率的に乾燥させるだけでなく、様々な便利な機能を提供することで、家庭内の快適性と衛生状態を向上させる点が魅力です。

ここでは、シワの防止、多機能性、天候に左右されない利点、そしてカビの繁殖防止という四つの主要なメリットを詳しく掘り下げます。

シワになるのを防げる

浴室乾燥機の最大の特徴の一つは、洗濯物にシワが付きにくいという点です。通常の乾燥機の場合、服が縮んだりシワになったりすることが多いですが、浴室乾燥機を使用すると、洗濯物を浴室内で吊るすことができるため、自然に重力が作用してシワを防ぐことが可能です。

これにより、アイロンがけの時間の節約にもつながります。

乾燥以外の機能も豊富

浴室乾燥機は乾燥機能だけではなく、換気、暖房、涼風といった複数の機能を兼ね備えています。

これにより、一台で多くのニーズに応えることができるため、特に浴室が湿気を帯びやすい家庭や、季節の変わり目に便利です。

寒い日には暖房機能を使って浴室を温め、夏場は涼風機能で快適な環境を提供します。これらの機能により、一年中快適な浴室環境を作りだすことができます。

また、浴室の暖房機能はヒートショックを防止するとも言われ、快適だけでなく健康的な生活にも寄与するでしょう。

天候の影響を受けない

浴室乾燥機を使えば、外の天候に左右されることなく洗濯物を乾燥させることができます。

特に雨の日や花粉の季節には大変便利で、急な天気の変化による洗濯物の濡れや花粉によるアレルギーの心配が減ります。

年間を通じて安定して洗濯物の管理が可能です。

 カビの繁殖を防止できる

浴室乾燥機は、カビや雑菌の繁殖を効果的に防ぐことができます。これは浴室乾燥機が提供する熱風によって、洗濯物だけでなく浴室内の湿度を素早く下げるため、カビが生えやすい環境を作らせないためです。 さらに、乾燥機能によって入浴後の高湿度状態をすばやく解消することで、カビの生育条件を根本から取り除くことができます。

浴室乾燥機のデメリットは?

浴室乾燥機は家庭内での便利なアイテムとして重宝されますが、利用に伴ういくつかのデメリットも理解しておく必要があります。どのようなデメリットがあるのかを解説します。

電気代の高さ

浴室乾燥機の最大のデメリットの一つは、その運用コスト、特に電気代の高さです。

他の乾燥方法と比較して、特に電気式の浴室乾燥機は一回あたりの電力消費量が多く、結果として電気代が上昇します。

これは、乾燥機の加熱方式や強力なファン機能が高い消費電力を要するためです。平均して、一回の使用で100円から150円の電気代がかかるとされていますが、頻繁に使用する家庭では月間の電気料金がかさんでしまう可能性があります。

節電モードや運転時間の短縮、オール電化などの場合は電力料金が安い時間帯に使用するなどの工夫が求められます。

浴室のスペースを占有してしまう

もう一つのデメリットは、浴室乾燥機が占める物理的なスペースです。

多くの日本の住宅では浴室のスペースが限られており、置き型の浴室乾燥機を設置する場合はその分、利用可能な空間が狭まります。

天井にビルトイン型が設置されている場合はこの問題は発生しませんが、後から設置しようとする場合には検討が必要です。

掃除の手間がかかる

浴室乾燥機、洗濯乾燥機、ガス乾燥機を問わず、乾燥機の維持管理には定期的な掃除が欠かせません。

フィルターにホコリが蓄積されると、機器の効率が低下し、電力消費が増加するだけでなく、乾燥性能が低下し、結果的に臭いやカビの原因にもなります。

さらに、ホコリが火災のリスクを高めることもあるため、健康と安全を守るためにも定期的な掃除は非常に重要です。

掃除を怠ると、乾燥機の寿命を縮めるだけでなく、修理費用が発生することもありますので、定期的なメンテナンスが必要です。

浴室乾燥機を正しく使うポイント

浴室乾燥機は正しく使うことで効率的な乾燥を可能にし、乾燥機の寿命を延ばすこことにもつながります。

正しく使うためのポイントを押さえましょう。

月に1度は手入れをする

前項のとおり、浴室乾燥機の維持管理には定期的な掃除が不可欠です。特に内部のフィルターやファンには、使用する度にホコリや汚れが蓄積しやすいため、これらを放置すると乾燥効率が低下し、余計な電力を消費する原因にもなります。

効果的な清掃方法としては、外部は掃除機を用いてホコリを取り除くことから始め、月に1度はフィルターと内部のファンを丁寧に掃除することが推奨されます。

この手入れを行うことで、浴室乾燥機は常に最適な状態で機能し、電気代の節約にもつながります。

掃除の方法は機種によって異なるため、メーカーが提供する取扱説明書を参考に行いましょう。

浴室内の水分を取り除く

浴室乾燥機を使用する前に、浴室内の余分な水分を除去することも非常に効果的です。

浴室内に水分が多いと、乾燥機が効率よく機能しないため、乾燥時間が不必要に長くなり、それが電気代の増加につながります。

使用前には、浴槽のお湯をしっかりと排水し、シャワーで使用した後の壁や床の水滴をタオルやワイパーで拭き取ることとよいでしょう。

これにより、乾燥機はより少ないエネルギーで速く乾燥させることが可能になります。 また、湿度が高いとカビの発生も促進されるため、このような手順を踏むことは、衛生的な浴室環境を維持する上でも重要です。

電気代を節約するポイント

浴室乾燥の電気代を節約するためのポイントを解説します。多くの家庭では浴室乾燥機の使用が便利である一方で、その電気代の高さが気になるところです。

しかし、いくつかの簡単な工夫をすることで、効率良く浴室乾燥機を使用しながら電気代を節約することが可能です。

他の乾燥方法と併用する

浴室乾燥機を効率的に使用し、電気代を節約するには、他の乾燥方法との併用が効果的です。

例えば、サーキュレーターを使用して浴室内の空気を循環させることで、乾燥速度を向上させることができます。

サーキュレーターは空気を強力に循環させることで、均等な乾燥を促進し、消費電力を抑えることが可能です。

また、特に暑い季節や空調を使用している時には、エアコンと扇風機を利用して洗濯物を乾かすことも一つの手です。

小さな衣類や薄手の物はこれらの方法で素早く乾かし、浴室乾燥機を使用する時間を減らすことができます。

これにより、全体的な電気使用量を減らしながら、乾燥効率を高めることができるため、経済的な利点も大きくなります。

電気代の安い時間に利用する

オール電化のように電気料金が時間帯によって異なるプランを利用している場合は、電気代が安い時間帯を狙って浴室乾燥機を使うと良いでしょう。

こうしたプランは一般的には夜間に電気料金を下がっているケースが多いため、就寝前に運転を開始したりタイマー設定をしておくことで、電気代を削減することができます。

洗濯物同士の間隔を空ける

洗濯物を干す際は、各アイテムの間に十分な空間を確保することが重要です。

衣類同士が密接していると、空気の流れが阻害され、乾燥効率が落ちます。

その結果、通常よりも長時間、乾燥機を稼働させる必要があり、余計な電力を消費することになります。

可能な限り洗濯物を分散して干し、空気が自由に流れるようにしましょう。また、浴室が狭い場合は、突っ張り棒を使用して干すスペースを増やすと良いでしょう。

浴室を締め切らない

浴室乾燥機を使う際、機種によっては浴室を完全に閉め切ると乾燥効率が悪くなる可能性があります。その場合、適度にドアや窓を開けて空気の流れを作るとよいでしょう。浴室内の温風が外に逃げるのを防ぎつつ、空気の循環を促進できます。

ただし、ドアを開けすぎると暖かい空気も逃げやすくなり、乾燥効率が下がることもあります。また、雨の日は窓を開けると外の湿気でかえって洗濯物が乾きにくくなりますので、浴室の空気の循環は、適切なバランスで行いましょう。

電気代の節約なら電力会社の乗り換えもおすすめ

便利で快適な家電製品はやはり生活とは切り離しにくいものです。ご家庭での工夫で電気代を安くすることも可能ですが、もっと大きな金額を節約したい場合、電力会社の乗り換えもおすすめです。

電気代の値上がりにも対応しやすい

世界的な再エネ化の要求や、それに伴う導入拡大などに伴い、再エネ賦課金の価格は今年度のみならず年々上昇していくことでしょう。

特に2024年6月からは、「電気・ガス価格激変緩和対策事業」による電気代・ガス代の補助金制度も終了し、電気代負担が上昇する方向に進んでいます。

電気代の節約について、各家庭で真剣に検討する必要が出てきました。

電気代を抑えるなら「エネワンでんき」

電力小売自由化により、消費者は電力会社を自由に選べるようになっています。電気料金は電力会社により異なるため、今より電気料金が安い電力会社に切り替えれば、節約を頑張らなくても電気代が安くなる可能性があります。

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浴室乾燥機をお得に使おう

浴室乾燥機は電気式とガス温室式があり、電気式の場合1回あたりの電気代は100~150円が相場です。

他の乾燥方法と比較して、電気式の浴室乾燥機は電気代が高めですが、これには衣類を傷めず乾かせるだけでなく、浴室の湿度や温度を調整して快適な環境を保つというメリットがあります。

用途と機能を正しく把握した上で活用することで、他の乾燥方法よりお得に活用することが可能です。また、他の乾燥機と同じく、定期的な手入れを行うことで、電気代を抑え、より効率的に活用することも可能になります。

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