豆電球の電気代はどれくらいかかる?LED電球との比較も解説

豆電球の電気代はどれくらいかかる?LED電球との比較も解説

豆電球の電気代はどれくらいかかる?LED電球との比較も解説

電気代を気にしている方であっても、ぽつんと付いた豆電球の電気代まで気にする方は少数派かもしれません。しかし、豆電球は選び方次第で電気代を節約できるため、注目する価値はあるといえるでしょう。豆電球の電気代について解説します。

目次

1.豆電球を付けるとどれくらいの電気代がかかるのか

 1-1.豆電球の電気代は8時間で約2.5円

2.電気代を節約したいならLED電球がおすすめ

 2-1.LED電球のメリット

 2-2.LED電球のデメリット

 2-3.LED電球の電気代は8時間で約0.05円

3.LED電球の選び方

 3-1.「口金」のサイズが合っているかチェックする

 3-2.明るさで選ぶ

 3-3.光の色で選ぶ

 3-4.光の広がり方で選ぶ

 3-5.設置場所に適したタイプを選ぶ

4.豆電球の電気代を節約したいならLED電球を活用しよう

豆電球を付けるとどれくらいの電気代がかかるのか

豆電球を点灯させたときに消費される電気代を計算します。電気代の計算式は、「消費電力(W)÷1,000×1日の使用時間(時間)×1kWhあたりの電力量料金(円/kWh)」です。なお、1kWhあたりの電力量料金は、公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が目安として提示している「31円/kWh(税込)」を使用します。

※出典:よくある質問 Q&A|公益社団法人 全国家庭電気製品 公正取引協議会

豆電球の電気代は8時間で約2.5円

朝日電器エルパのナツメ球長寿命タイプ「G-L14H (C)」の消費電力は10Wです。よって1時間あたりの電気代は約0.31円、8時間点灯させると約2.48円の電気代がかかります。

同じく朝日電器エルパのナツメ球(2個入り)「G-1010H」の消費電力は5Wです。1時間使用すると約0.155円、8時間使用すると約1.24円の電気代がかかります。

オーム電機が販売するナツメ球「LB-T0210-W 04-6480」の消費電力は10Wです。1時間点灯させると約0.31円、8時間だと約2.48円の電気代がかかります。

同じくオーム電機のナツメ球「LB-T0720-W 04-9691」の消費電力は20Wです。1時間あたりの電気代は約0.62円、8時間使用すると約4.96円の電気代がかかります。

※出典:エルパ(ELPA) ナツメ球 長寿命タイプ 10W E12 クリア G-L14H(C) | エルパ・ダイレクト
※出典:エルパ(ELPA) ナツメ球 5W E12 ホワイト 2個入 G-1010H | エルパ・ダイレクト
※出典:ナツメ球E12 10Wホワイト|LB-T0210-W 04-6480|通販ならオーム電機ダイレクト
※出典:ナツメ球E17 20Wホワイト|LB-T0720-W 04-9691|通販ならオーム電機ダイレクト

電気代を節約したいならLED電球がおすすめ

LED電球とは、発光ダイオード(LED)を光源とする電球のことです。一般的な電球(白熱電球)とは異なる特徴を持っています。LED電球のメリット・デメリットと併せて、LED電球の電気代を解説します。

LED電球のメリット

LED電球を選ぶメリットとしてまず挙げられるのが、寿命の長さです。白熱電球の定格寿命(規定の条件下で試験を行ったときの平均寿命)が約1,000〜2,000時間であるのに対し、LED電球の定格寿命は約40,000時間といわれています。1日10時間使用した場合を想定すると、LED電球であれば10年以上も交換なしで使える計算です。

壊れにくいのもLED電球のメリットです。外部素材としてガラスが使われている白熱電球は、衝撃が加わると簡単に割れてしまいます。しかし、LED電球の外部素材にはシリコンをはじめとする耐久性の高い素材が使われているため、めったなことでは壊れないとされています。

※出典:白熱電球からLED電球へ交換するポイント!違いと注意点を詳しく解説 | UP LIFE | 毎日を、あなたらしく、あたらしく。 | Panasonic

LED電球のデメリット

LED電球最大のデメリットは本体価格の高さです。LED電球の普及に伴い、だんだんと下落傾向にあるものの、まだまだLED電球の価格は高い傾向があります。ただし、長寿命により取り替え回数が減ることを考えると、トータルでのコストはLED電球の方が優れているといえるでしょう。

場所によっては暗く感じることがあるのも、LED電球のデメリットです。LED電球は一方向を強く照らす性質を持っているため、広範囲を均一に照らすのは不得意とされています。しかし最近では、反射板を内蔵することで広範囲を照らせるLED照明も登場しています。

LED電球の電気代は8時間で約0.05円

オーム電機が販売するLED電球(ナツメ球形電球色)「LDT1L-G-E12/AS91 06-1928」の消費電力は0.2Wです。1時間点灯させると約0.0062円、8時間点灯させると約0.0496円の電気代がかかります。

東京メタル工業株式会社のLED電球(なつめ電球)「LDT1DE12-TM」の消費電力は0.7Wです。1時間あたりの電気代は約0.0217円、8時間あたりの電気代は約0.1736円となります。

アイリスオーヤマのLED電球(ナツメ球小型電球色)「LDT1L-G-E12」の消費電力は0.2Wです。1時間使用すると約0.0062円、8時間だと約0.0496円の電気代がかかります。

朝日電器エルパのLED装飾用電球(ナツメ球形)「LDT1CN-G-E17-G115」の消費電力は0.8Wです。1時間あたりの電気代は約0.0248円、8時間だと約0.1984円の電気代がかかります。

※出典:LED電球 ナツメ球形 E12/0.2W 電球色|LDT1L-G-E12/AS91 06-1928|通販ならオーム電機ダイレクト
※出典:電球 LEDなつめ電球 LDT1DE12-TM | LED電球 | 東京メタル工業株式会社
※出典:ナツメ球|E12|LED電球|照明|電化製品|商品情報|アイリスオーヤマ
※出典:エルパ(ELPA) LED装飾用電球 ナツメ球形 E17 クリア昼白色 LDT1CN-G-E17-G115 | エルパ・ダイレクト

LED電球の選び方

これから豆電球を新調するのであれば、電気代が安くて長寿命なLED電球を選ぶのがおすすめです。LED電球を選ぶときに着目したいポイントを5つ紹介します。ポイントを押さえて部屋に合った豆電球を選びましょう。

「口金」のサイズが合っているかチェックする

口金とは、電球の根元に付いている金属の取り付け部分を指します。LED電球を選ぶときは、今まで付いていた白熱電球と同じ口金の製品を選ぶ必要があります。異なる口金の電球を選んでしまうと、照明器具に取り付けられません。

口金のサイズは、部屋全体を照らす照明の場合にはE26口金(直径26mm)、それ以外のサブ照明の場合にはE17口金(直径17mm)となっているケースが一般的です。どの口金の豆電球が付いているかわからない場合には、口金の直径を測ってみましょう。

明るさで選ぶ

LED電球を選ぶときには、部屋や用途に合った明るさを持つ製品を選択することが重要です。LED電球の明るさは「ルーメン(lm)」で表され、数値が高いほど光量が多くなります。

ルーメンの表示を見ても、実際の光量をイメージできる方は少ないでしょう。そんなときには、白熱電球の明るさ(〇形)を目安にLED電球を選ぶのがおすすめです。

一般社団法人日本照明工業会が公表している「電球形LEDランプ性能表示等のガイドライン」における「一般照明用電球代替表示区分(JIS C 7501)」では、LED電球の明るさの目安は下記のようになっています。

・電球20形相当:170ルーメン
・電球40形相当:485ルーメン
・電球60形相当:810ルーメン

白熱電球の本体に明るさ(〇形)が書かれているケースがあるので、豆電球を交換するときは一度チェックしてみましょう。

※出典:電球形LEDランプ性能表示等のガイドライン|一般社団法人日本照明工業会

光の色で選ぶ

LED電球を購入する際は、設置場所に合った光色の製品を選ぶ必要があります。部屋にそぐわない光色のLED電球を選んでしまうと、部屋本来の役割を損なってしまう可能性があります。

LED電球の光色のバリエーションは以下の通りです。

・電球色:電球のようなぬくもりがある光色。リラックスして過ごす部屋におすすめ
・温白色:落ち着きのあるナチュラルな光色。柔らかな雰囲気を演出したい部屋に適している
・昼白色:活力にあふれる光色。自然な太陽光に近いため、キッチンやメイクルームなどにおすすめ
・昼光色:爽やかですっきりとした光色。脳を覚醒させる効果があるため、仕事や勉強をする部屋に適している

光の広がり方で選ぶ

LED電球は、光の広がり方によっていくつかの種類に分けられます。LED電球を選ぶときは、取り付ける照明器具に合った光の広がり方をする製品を選択しましょう。

空間から天井まで広く照らすタイプのLED電球は、ペンダントタイプやブラケットタイプなどさまざまなタイプの照明に適しています。ダウンライトやスポットライトに取り付けると、上方向に放たれる光が無駄になってしまうため、注意が必要です。

下方向のみを照らすタイプのLED電球は、シーリングライトやダウンライトへの取り付けに適しています。絵画やポスターを照らすスポットライトにもおすすめです。

設置場所に適したタイプを選ぶ

LED電球を購入するときは、設置場所に合った機能を持つ製品を選ぶことが重要です。場所によっては、一般的なLED電球が適さないこともあるため注意しましょう。

調光機能付きの照明器具に豆電球を取り付ける場合は、調光器対応のLED電球を選ぶ必要があります。一般的なLED電球を取り付けると、電球の寿命が極端に短くなったり、器具が破損したりするおそれがあります。

また、ダウンライトに豆電球を取り付ける場合には、一般的なLED電球ではなく、断熱材施工器具対応の製品を選ぶことが大切です。非対応のLED電球を付けてしまうと、場合によっては出火する危険性があります。

そのほかにも、浴室には密閉型器具対応の製品を、玄関や門扉には屋外使用対応の製品を選ぶ必要があります。

豆電球の電気代を節約したいならLED電球を活用しよう

豆電球を付けたときに消費される電気代はごく少額です。しかし、毎日長時間使っていると、電気代が少しずつ積み重なり、次第に無視できない金額になっていきます。長期的な電気代の節約や交換頻度の少なさなどを考えると、豆電球を取り替えるときは、LED電球への切り替えが賢い選択といえます。LED電球を活用して、気づかないうちにかかっている電気代を節約しましょう。

また、電気代の節約を考えているなら、電力会社を変更するのもおすすめです。電気料金が安い電力会社に乗り換えれば、それだけで電気代を抑えられる可能性もあります。

エネワンでんきなら電力使用量に合わせて適切なプランをお選びいただけます。電力会社の乗り換えを検討しているなら、ぜひエネワンでんきをご検討ください。

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    エネワンでんき編集部

  • エネワンでんき編集部は、電気代の見直しや節約の工夫、電力会社の選び方など、暮らしに役立つエネルギー情報をわかりやすく丁寧に発信し、日々の生活に寄り添う情報をお届けします。

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