
ゴミを減らすためにできること10選!家庭や環境に貢献できる方法をご紹介
ゴミを減らすためにできること10選!家庭や環境に貢献できる方法をご紹介
「ゴミを減らすためにできることは何だろう」と考えたことのある方もいるのではないでしょうか。生活のなかでどうしてもゴミは出てしまうものですが、3Rを軸に行動すれば今よりもゴミの排出量を減らせるでしょう。家計費の節約や二酸化炭素排出量の削減にもつながります。この記事では、ゴミ削減に欠かせない3Rの概要や、ゴミを減らすためにできることを紹介します。環境に良い取り組みをしたい方、何から始めればいいか迷っている方はぜひ参考にしてください。
【目次】
ゴミを減らすには3Rが大切!

3Rとはリデュース(Reduce)・リユース(Reuse)・リサイクル(Recycle)の頭文字をとった言葉で、限りある資源を有効に使い、環境負荷を減らすための基本的な行動指針です。ゴミを減らすには、この3Rを意識して行動することが大切です。
ここでは、3Rについて1つずつ説明します。
リデュース
リデュース(Reduce)は、ものをゴミにしない・なるべくゴミを発生させないことを指します。例えば「買い物に行くときはマイバッグを持参する」「必要なものは必要な分だけ購入する」「長く使える商品を選ぶ」などです。
リユース
リユース(Reuse)は、一度使ったものを繰り返し使うことです。例えば「使い捨て商品は選ばない」「フリーマーケットやフリマアプリ、リサイクルショップを利用する」「リターナブル容器を使用した製品を購入する」などが挙げられます。
リサイクル
リサイクル(Recycle)は、ゴミになったものを資源として再利用することを指します。生活に身近な例でいうと、牛乳パックを回収して不要な物質の除去や溶解などを行い、ティッシュペーパーやトイレットペーパーとして生まれ変わらせることが挙げられます。
家庭でできるリサイクルは「資源ゴミを正しく分別する」「地域のリサイクル活動に参加する」などです。
ゴミを減らすためにできること10選

生活のなかでゴミを減らしていくには、どのような点に気を付ければいいのでしょうか。
ここでは、ゴミを減らすためにできることを紹介します。一人ひとりの小さな行動の積み重ねが、今後の環境負荷の軽減につながるでしょう。
食品ロスを減らす
食品ロスを減らす方法としては、以下が挙げられます。
- 食材を買いに行く際は、事前に冷蔵庫内や食品庫を確認する
- 消費期限・賞味期限を見て、期限内に食べきれる量を買う
- 食材をすぐに使わない場合は長持ちする保管方法、料理を食べきれなかった場合は悪くなりにくい保存方法を調べる
食材が余りがちな方は、少量パックやばら売りのものも活用しましょう。
なお、消費期限は安全に食べられる期限、賞味期限はおいしく食べられる期限という違いがあります(いずれも未開封かつ適切な保存方法を行なっていた場合)。
また、エネワンでんきでは「食べとくエコプラン」というサービスを提供しています。食べとくエコプランは、ご契約いただくだけで、まだ食べられるにもかかわらず廃棄される食品が定期的に届き、食品ロス問題に貢献できるユニークなプランです。手軽に環境に貢献できる取り組みの1つとしてぜひ参考にしてみてください。
野菜の芯や皮は工夫して使う
野菜の芯や皮は捨てられがちな部分ですが、実はしっかりと洗えば食べられるものも多くあります。丸ごと使うことでより多くの栄養を摂ることができ、捨てる部分が少なくなる分、食品ロス削減にもつながります。
丸ごと使うときのポイントは、調理方法や下処理の方法を工夫することです。例えば、キャベツの芯は下茹ですると甘味が引き出され、ブロッコリーの茎は表面を薄くスライスすればさまざまな料理に使えます。
マイバッグを使う
買い物へ行く際は、マイバッグを使うようにしましょう。レジ袋を断ることで、家庭ゴミの量を増やさずに済みます。
現在は、トートタイプや折りたたみタイプ、保冷タイプなどさまざまな種類のマイバッグ(エコバッグ)が販売されています。
マイボトルを持ち歩く
外出時は、好きな飲み物をマイボトルに入れて持ち歩くことで、ペットボトルのような使い捨て容器のゴミを減らせます。特に夏場は水分補給が欠かせないため、マイボトルを持っていないとゴミの排出量が増えてしまうでしょう。
また、一部のコーヒーショップでは、マイタンブラーを持参すると割引を受けられるサービスもあります。
詰め替えできるものを使う
シャンプー・リンスや化粧水など、同じ商品を使い続ける場合は、詰め替え用を選びましょう。ボトル本体を再利用することで、プラスチックゴミを減らせます。大容量の詰め替えパックであれば2回以上詰め替えできるため、ゴミをより少なくできます。
ゴミの分別を徹底する
リサイクルを意識するうえで、ゴミの分別はとても大切です。適切に分別できていないと、本来リサイクルできるゴミがそのまま廃棄されてしまいます。ティッシュ箱やお菓子の箱、トイレットペーパーの芯、学校で配られるプリントなども「雑がみ(ざつがみ)」として分別すれば再生利用できます。
ゴミの分別を徹底して、より多くのものを有効活用できるよう努めましょう。
ただし、ゴミの分別方法や区分ごとの名称は、自治体によって異なります。詳しくは、お住まいの地域のホームページを確認してください。
計画的に買い物をする
計画的に買い物をすると、無駄が減ってゴミの出る量が少なくなります。例えば、事前に献立を考え、買うべき食材をメモしてから買い物へ行けば「買ったものの使いきれなかった」という状況を防げます。
長持ちするものを買う
家具や雑貨は、長持ちするものを選びましょう。丈夫かつシンプルな作りであれば、どのような空間にも合わせやすく、長く使えます。洋服も流行にとらわれすぎず、長く着られるかを一つの基準にすることで、将来的にゴミとなるものを減らせます。
フリーマーケットを活用する
着られなくなった服はそのまま捨てるのではなく、フリーマーケットやフリマアプリ、リサイクルショップで売るのがおすすめです。自分にとっては不要でも、ほかの人にとっては魅力的に映ることも多々あります。
特に子ども服は1シーズンでサイズアウトするケースもあるため、フリーマーケットを利用すれば環境にも家計にも優しい生活ができます。
生ゴミ処理容器を使用する
生ゴミ処理機とは、生ゴミを乾燥させたり、微生物の力で分解したりしてくれる機械です。そのまま捨てるよりもゴミの質量が減るのはもちろん、肥料としても活用できます。家庭菜園をしている方や環境へ配慮したい方は、導入を検討してみましょう。
自治体によっては、生ゴミ処理機の購入費用の一部を補助してもらえます。
【家庭編】ゴミを減らすメリット

ゴミを減らすと、具体的にどのようなメリットを得られるのでしょうか。ここでは、家庭でのメリットを2つ紹介します。
家事の負担が軽くなる
ゴミの量が減るとゴミ捨ての回数も減るため、家事の負担が以前よりも軽くなります。多くのゴミが出る家庭の場合は、収集日まで自宅にゴミを保管しておくこともあるかもしれませんが、ゴミの量を減らせば保管スペースも削減できるでしょう。
家計の支出を節約できる
節約できることも、ゴミを減らす大きなメリットです。例えば、マイバッグを使用すれば会計時にレジ袋を購入する必要がなくなります。ゴミの量自体が減ることで、ゴミ袋を買う頻度も低くなります。1日単位で見ると少額かもしれませんが、年単位で見ると節約効果がよくわかるでしょう。
【環境編】ゴミを減らすメリット

ゴミを減らすことは、環境にも良い影響を与えます。おもなメリットは以下の2つです。
二酸化炭素の排出を抑えられる
ゴミを焼却処分する際は、一定量の二酸化炭素が排出されます。二酸化炭素は地球温暖化の原因の一つで、環境や生態系に大きな影響を与えるものです。そのため、ゴミの量を減らせば二酸化炭素排出量を抑えられ、地球温暖化対策にもつながります。
節水や再生可能エネルギーへの切り替えなど、近年では家庭でも環境に配慮する方法が多くあります。
資源の節約につながる
不要になったものをそのままゴミとして捨てるのではなく、新たな商品の原料として活用すれば、資源の節約になります。例えば、トイレットペーパーは基本的にパルプを原料としていますが、使用済みの牛乳パックや古紙を加工して作られたものも出回っています。
ゴミを減らすためにできることはたくさん!

「食品ロスを減らす」「マイバッグ・マイボトルを使う」「詰め替えできるものを使う」など、ゴミを減らすためにできることはたくさんあります。これらを生活のなかに取り入れていけば、家計への負担が軽減されるだけではなく、環境にも貢献できるでしょう。
一度にすべての行動を意識するのは難しいため、まずはできることから始めてみるのが大切です。
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エネワンでんき編集部
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