大学生が仕送りなしで必要な生活費は?平均的な生活費や節約のコツを解説!

大学生が仕送りなしで必要な生活費は?平均的な生活費や節約のコツを解説!

大学生が仕送りなしで必要な生活費は?平均的な生活費や節約のコツを解説!

大学生が仕送りなしで一人暮らしをする場合、生活費はどのくらいかかるのでしょうか。本記事では、仕送りなしで一人暮らしを始める大学生の方に、必要な生活費の平均額や仕送り以外の収入源、初期費用の内訳などについてわかりやすく解説します。生活費を節約するコツもご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

【目次】

1.一人暮らしの大学生にかかる生活費の平均は約120,000円

 1-1.月々の生活費内訳と平均額

 1-2.【地域別】大学生の生活費の違い

2.一人暮らしをしている大学生の収入源

 2-1.アルバイト収入

 2-2.奨学金制度

 2-3.その他の収入源

3.一人暮らしを始める際の初期費用の内訳

 3-1.賃貸契約

 3-2.家具・家電の購入

 3-3.引越し費用

4.生活費を節約する方法3選

 4-1.家賃を抑えるための物件選び

 4-2.食費を節約するための自炊術

 4-3.光熱費の見直し

5.仕送りなしでも充実した大学生活を送るために

一人暮らしの大学生にかかる生活費の平均は約120,000円

はじめに、大学生の一人暮らしに必要となる生活費の平均について見ていきましょう。

月々の生活費内訳と平均額

全国大学生活協同組合連合会(大学生協)の調査によると、仕送りなしの大学生が一人暮らしで必要とする生活費の月額は、学費を除くと12万円前後となっていました。

下記の表は、生活費のなかでも主要な項目をピックアップし、その月平均を示したものです。

【1ヵ月のおもな生活費】

項目平均額(円)補足
住居費48,870地域により大きく変動
食費23,500自炊中心かどうかで変動
通信費3,200格安SIMで節約可能
交通費4,570通学距離や交通手段により差
日常品7,380生活スタイルにより変動

出典:第60回学生生活実態調査 概要報告|全国大学生活協同組合連合会

表の補足にもあるように、住んでいる地域や生活スタイル、通学距離などによって変動する項目もあります。

【地域別】大学生の生活費の違い

大学生の生活費は、住んでいる地域によって大きく額に差が出ます。首都圏と地方都市、学生街のある都市でそれぞれ比較すると

首都圏:家賃が高く、月10万円以上の生活費がかかることが多い

地方都市:家賃が安く、7〜9万円で生活することも可能

学生街がある都市:学生向けの安価な物件が多く、コスパが良い

といった特徴が挙げられるでしょう。

地域別に「東京23区」「大阪市」「福岡市」「仙台市」に分けた総生活費の目安は以下のようになります。

地域家賃相場総生活費(月)
東京23区約6~8万円約12万円前後
大阪市約5~6万円約10万円前後
福岡市約4.5~5.5万円約9万円前後
仙台市約4~5万円約8.5万円前後

家賃以外の項目は地域による差が少ないですが、東京は交通費や外食費も高めになる傾向があります。

一人暮らしをしている大学生の収入源

次に、一人暮らしをしている大学生の収入源について見ていきましょう。

アルバイト収入

タウンワークマガジン(リクルート)が2024年1月に実施した調査によると、大学生のアルバイト収入は月5万〜7万円が一般的です。働く時間は週2〜3日、1日4時間前後のケースが多い傾向となっています。

学生の場合、平日は短時間しか働けなくても、土日にフルタイムで働けば、より多くの収入が得られるでしょう。

長期休みはシーズンバイトで稼ぐのもおすすめです。

奨学金制度

大学生の収入として、奨学金制度を利用しているケースも少なくありません。

例として、日本学生支援機構(JASSO)の奨学金を見てみましょう。日本学生支援機構(JASSO)には、貸与型と給付型の2種類があります。特に利用者が多いのが貸与型です。

【貸与型奨学金】

種類特徴月額(例)
第一種(無利子)成績優秀・家計基準あり自宅外:最大64,000円
第二種(有利子)家計基準のみ(成績条件ゆるめ)最大120,000円(選択制)

また、給付型奨学金(返済不要)は、住民税非課税世帯などが対象で、原則で最大月75,800円の給付があり、大学の成績や世帯年収で審査されます。

奨学金制度の申請のタイミングは、入学前または在学中の春と秋です。学内選考がある場合は、情報収集と準備を早めに行いましょう。

その他の収入源

アルバイトや奨学金制度以外の収入源として、フリマアプリなどを活用して、月数千円〜1万円ほどの収入を得るのもおすすめです。

使わなくなった服や本、家電など、いらなくなったものは捨てずに出品を検討してみましょう。

一人暮らしを始める際の初期費用の内訳

一人暮らしを始める際にかかる、賃貸契約や引越しなどの初期費用の内訳について解説します。

賃貸契約

例えば家賃6万円の物件を借りる場合、賃貸契約時には次のような費用が必要になります。

項目内容相場(家賃6万円の場合)
敷金退去時の修繕費用などに充当家賃1ヵ月分:60,000円
礼金大家へのお礼(返金なし)家賃1ヵ月分:60,000円
仲介手数料不動産会社への手数料家賃1ヵ月分+税:約66,000円
前家賃入居月分の家賃家賃1ヵ月分:60,000円
火災保険料義務付けられることが多い約15,000~20,000円(2年間)
鍵交換代防犯目的で交換する費用約15,000円
保証会社利用料保証人代わりの会社に支払う家賃の50~100%:30,000~60,000円
合計:約250,000~350,000円(目安)

賃貸契約時の費用を抑えたい場合は、敷金・礼金なしの物件を選んだり、仲介手数料が無料または半額の物件を探したりするとよいでしょう。家賃の安い物件ほど初期費用も抑えられます。

家具・家電の購入

おもな家具や家電の購入費用は以下のとおりです。

品目相場(新品購入)
冷蔵庫約25,000〜50,000円
洗濯機約25,000〜40,000円
電子レンジ約8,000〜15,000円
炊飯器約5,000〜10,000円
照明・カーテン各5,000円前後
机・イス・ベッドなど合わせて3〜6万円
合計:約10〜15万円(最低限)

費用を抑えるためには、中古製品などの検討やレンタル家電の活用もおすすめです。

引越し費用

引越しにかかる費用の平均相場は

通常期(5〜2月)/30,000~70,000円

繁忙期(3〜4月)/40,000~80,000円

となっており、引越し時期によっても相場が変動します。

引越し費用を節約するなら、平日や午後便を選んだり、単身・学生専用の割引プランを活用したりするとよいでしょう。

引越し業者を選ぶ際は、複数社から相見積もりを取り、費用やサービス内容を比較して最適なところを選ぶようにします。

荷物が少ない場合は、自家用車を使うかレンタカーを借りて荷物を運ぶと、費用を大幅に抑えることも可能です。

生活費を節約する方法3選

ここからは、一人暮らしの生活費を抑えるために実践しやすい節約方法を3つご紹介します。

家賃を抑えるための物件選び

家賃は毎月かかる固定費のなかでも、最も大きな割合を占めるため、慎重に決める必要があります。

例えば「駅から徒歩15分以上」や「築年数が古い物件」なども視野に入れつつ、妥協できる条件を探るとよいでしょう。

ユニットバスや1階の物件などは家賃が安めに設定されていることが多いため、検討する価値があります。

また、学生専用アパートやシェアハウスは、コストを抑えるうえで有効な選択肢です。

食費を節約するための自炊術

食費は生活費のなかで2番目に大きな支出です。外食が多いと月3万円以上になることも少なくありません。

そのため、外食を極力控えて自炊中心にすれば、月1.5万円前後に抑えることも可能です。

週末にまとめ買い&作り置きするほかに、食材が無駄にならないように、冷凍・冷蔵保存を活用したり、レトルト・缶詰・冷凍野菜など安くて日持ちする食材を常備したりするのもおすすめです。

光熱費の見直し

食費と併せて光熱費などを見直すことで、節約につなげることが可能です。

使っていないコンセントを抜く、こまめに電気を消すなど、節約意識を持って生活するようにしましょう。

電気の使用状況を可視化したり、省エネ家電への買い替えを検討したりする方法もあります。

電力会社やプランによっても料金が変わるため、一度見直してみるのもおすすめです。

仕送りなしでも充実した大学生活を送るために

仕送りなしで一人暮らしをするのは簡単ではありません。収支のバランスを保つためにも計画的な管理と日々の工夫が求められます。とはいえ、アルバイトや奨学金などの収入源を上手に組み合わせれば、生活費をまかないながら学業に集中することも十分可能です。記事でも紹介したように、自炊の習慣を身に付ける、格安物件を選ぶ、光熱費を見直すなど、節約できるポイントはたくさんあります。

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    エネワンでんき編集部

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