
引っ越し時に電気はいつ止める?解約手続きや注意点を詳しく解説
引っ越し時に電気はいつ止める?解約手続きや注意点を詳しく解説
引っ越しの際、電気をいつ止めるべきか、迷ってしまう方は少なくありません。電気を停止すべき時期と必要な手続き、契約時に注意すべき点を確認しておきましょう。電気の解約に関して、よくある質問にも回答します。新生活を始めるための参考にしてください。
目次
引っ越しで電気はいつ止めるべき?

電気を止めるタイミングは、早すぎると不便さを感じることになり、遅すぎると余計な費用がかかる可能性があります。退去日や生活スケジュールに合わせて、ベストなタイミングで解約手続きを進めましょう。
引っ越しの1カ月~1週間前には手続きを
引っ越しにあたり、電気の解約手続きは自分でしなければいけません。早過ぎると生活に支障が出る可能性はありますが、電気を止めるタイミングはある程度自由にできるので、手続きは1カ月前にはしておくとよいでしょう。遅くても1週間前には、手続きを済ませておくことが大事です。
特に、引っ越しシーズンや繁忙期には申し込みが集中し、手続きが遅れることもあるため注意しましょう。早めの手続きにより、電力会社側も作業スケジュールを調整しやすくなり、希望に沿った対応を受けやすくなります。
実際に電気を止めるべきタイミング
実際に電気を止めるのは、引っ越しの当日にするのが一般的です。荷物を運び出したり、退去前に食事を作ったりする際、電気が必要になるケースは多くあります。特に引っ越し当日は照明や掃除機、エアコンなどの電気機器を使用する機会が多いため、作業中に電気が止まってしまうと大変不便です。
引っ越し作業が完全に終了し、現在の住居から退去する日の夕方から、夜にかけて電気を止めるのがよいでしょう。日程に余裕を持って手続きができれば、基本的にどの日でも電気の停止はできるため、まずは引っ越しの日を明確にすることが大切です。
引っ越しで電気を止めるのに必要な手続き

電気停止の申し込みには、契約者情報や停止希望日などの正確な情報が必要です。申し込みをする前に必要な情報を整理しておき、スムーズに手続きを進められるようにしましょう。
電気の解約に必要な情報
電気の解約手続きの際には、以下の情報を事前に用意しておくとスムーズです。
- 契約者氏名(契約時と同じ表記)
- お客様番号
- 現住所(供給地点住所)
- 引っ越し日(利用停止日)
- 引っ越し先住所(最終請求書送付先)
お客様番号が不明な場合は、検針票(電気ご使用量のお知らせ)や請求書、電力会社のWebサイト(マイページ)などで確認できます。また、解約手続きは契約者本人がする必要があるため、実際の居住者と契約者が異なる場合は注意が必要です。
停止日を確定させる際には、引っ越しの作業日と電気の利用状況を考慮し、最終日まで快適に過ごせるタイミングで設定しましょう。
解約手続きの流れ
解約手続きは契約中の電力会社に対して、電話またはインターネットで連絡し、最終利用日や停止希望時間などを伝えます。
手続きは多くの会社で1カ月前から受け付けており、24時間対応のWebフォームを利用できる場合も少なくありません。
オンラインの場合、いつでも手続きを進められますが、急な連絡には対応してもらえない(対応が遅れる)ケースもあるので注意が必要です。引っ越しまでの日数が少ない場合は、オンラインよりも電話の方が確実です。
また、停止日が決まると電力会社が最終検針を行い、最後の利用分の請求が届きます。口座振替やクレジット払いを利用中の場合、解約後に最終引き落としが行われるため、口座の残高もきちんとチェックしておきましょう。
引っ越し先で電気を契約する際の流れ

新居での電気の契約は、現在の電力会社を継続するか、新しい電力会社に変更するかによって手続きの流れが異なります。
どちらの場合も引っ越し当日から電気を使用できるように、事前に手続きを済ませておきましょう。それぞれのケースについて、具体的に解説します。
同じ電力会社を利用する場合
同一の電力会社を継続利用する場合は、解約の手続きと同時に、新居での開始手続きも可能です。お客様番号は新しく発番されるケースが多いものの、契約者情報や支払い方法は引き継がれることが多いため、手続きの効率化が図れます。
新居の住所や建物の種類、希望する料金プラン、電気使用開始希望日を伝えることで、手続きは簡単に完了します。引っ越し割引や継続契約特典が適用される場合もあるため、連絡した際に確認してみましょう。
また、新居でのアンペア数に関しても、事前に決めておく必要があります。一般的に単身世帯では30A、ファミリー世帯では40~50Aが目安ですが、使用する電気機器の種類や数などに応じて、家庭に合った容量を選択しましょう。
電力会社を変更する場合
電力会社を変更する場合は、現在の電力会社への解約手続きと、新しい電力会社との契約手続きを別々にする必要があります。
引っ越しを機に別の電力会社のサービスを利用する場合は、先に新居での開通手続きを済ませるとよいでしょう。その後、旧居の解約手続きをすることで、電気を停止すべき日が明確になるため、すぐに手続きを進められます。
また、新たな契約の手続きには、新居の住所や建物の種類・希望開始日をはじめ、上記のようにアンペア数や料金プラン・支払方法などの情報が必要です。必要な情報をあらかじめ整理しておき、問題なく手続きを完了できるようにしましょう。
引っ越しで電気を止める際の注意点

引っ越しで電気を止める際には、以下の点にも注意が必要です。契約条件の確認や、他のライフラインとの日程などをきちんと調整し、予期せぬ費用負担やトラブルを避けることが大切です。
違約金・解約金の有無を調べておく
電力契約の種類によっては、契約期間の定めがあり、期間内の解約で違約金や解約金が発生する場合があります。特定の割引プランを利用している場合などは、注意が必要です。
一般的な電気契約では、基本的に違約金は発生しませんが、セット割引やポイントサービス付きの契約では、さまざまな条件が設定されている場合があります。解約手続きを進める前に、現在の契約内容をきちんと確認しておきましょう。
ガス・水道の手続きとの兼ね合いを考える
引っ越し時には電気だけでなく、ガスや水道も停止・開始の手続きが必要です。特に、ガスは開栓や閉栓に立ち会いが求められる場合が多く、日程の調整が求められます。
電気・ガス・水道を別々に手続きすると時間や労力が増えるため、可能であれば同日にまとめて済ませるのがよいでしょう。繁忙期には予約が取りにくくなることもあるため、早めの計画と連絡が必要です。
退去の際にブレーカーを落としておく
電気の停止手続きが完了していても、退去時には必ずブレーカーを落としておくことが大事です。
これにより契約停止日と実際の停止タイミングにズレがあっても無通電の状態を保てるため、コンセントに機器が差しっぱなしでも火災や感電のリスクを防げます。
次に入居する人が誤って電気を使用するのを防ぎ、管理会社が室内点検を行う際の安全確保にもつながるでしょう。
電気の解約に関してよくある質問

気の解約手続きに関して、多くの方が同じような疑問を抱えています。ここでは、特によくある質問に具体的に回答するので、解約手続きをスムーズに進める参考にしてください。
電気を止めたらいつまで使える?
電気の停止時間は電力会社によって異なりますが、指定した停止日の夜0時に止まるケースが多いようです。指定時刻の前後30分程度は、誤差が生じることがありますが、基本的には予定時刻に電気が使えなくなります。
ただし、停止希望時間を選べる会社もあるため、引っ越し作業のスケジュールと合わせて調整するとよいでしょう。特に、冷蔵庫などの生活家電を使いたい場合は、停止時間を遅めに設定すると安心です。
なお、停止後に緊急で電気が必要になった場合は、電力会社に連絡することで一時的な復旧が可能な場合もありますが、追加料金が発生することがあります。
停止にあたって立ち会いは必要?
基本的に契約者や住民の立ち会いは不要で、電力会社が遠隔で電気を停止します。ただし一般的な低圧電力ではなく、高圧契約や特殊設備を使っている場合や、計量器の交換が必要な場合などは、立ち会いが求められることがあります。
また賃貸物件の場合、管理会社や大家経由で解約を依頼するケースもあるため、引っ越し日が決まり次第、すぐに契約内容を確認することが大事です。
上記のように、たとえ立ち会いが不要でも、退去直前には必ずブレーカーを落とすようにしましょう。
即日対応してもらえる?
多くの電力会社では、即日または翌日対応が可能ですが、時期や地域によっては数日かかる場合があります。繁忙期や土日・祝日は対応が遅れる可能性が高く、特に地方や島嶼部などでは、さらに日数が必要です。
急な引っ越しの場合は、オンラインで申し込みだけではなく、電話でオペレーターに直接依頼することで、手続きの優先度を高められることがあります。また、即日対応には午前中までの連絡が必要な場合が多いため、可能な限り早めの連絡を心がけましょう。
引っ越し前の電気の停止は計画的に

引っ越しは、生活インフラの切り替え作業が重なるため、できるだけ早めの手続きが求められます。引っ越し当日のトラブルを回避し、無駄な費用の発生を防ぎましょう。電気の場合、ガスや水道と合わせてスケジュールを立てると、効率的に解約手続きを進められます。
また、契約内容によっては違約金が発生する可能性もあるため、事前の確認が必要です。新居での電気契約についても並行して準備を進めておき、引っ越し当日から快適な生活をスタートできるようにしましょう。
また、電気代の節約を考えているなら、電力会社を変更するのもおすすめです。電気料金が安い電力会社に乗り換えれば、それだけで電気代を抑えられる可能性もあります。
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エネワンでんき編集部
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