部屋を涼しくする方法をご紹介!2階の部屋や夜の暑さ対策も解説

部屋を涼しくする方法をご紹介!2階の部屋や夜の暑さ対策も解説

部屋を涼しくする方法をご紹介!2階の部屋や夜の暑さ対策も解説

暑いときはエアコンの冷房で涼しくなりますが、電気代が気になってエアコンを使いたくないという方もいるのではないでしょうか。本記事では、エアコン以外で部屋を涼しくする方法や、2階の部屋と夜の暑さ対策をご紹介します。

目次

1.エアコン以外で部屋を涼しくする方法

 1-1.扇風機を活用する

 1-2.窓を開けて換気する

 1-3.カーテンを工夫する

 1-4.白熱電球をLEDに交換する

 1-5.打ち水をする

2.体感温度を下げて涼しくなれる方法

 2-1.部屋の湿度を下げる

 2-2.冷却シートや保冷剤で体を冷やす

 2-3.寝具を変える

3.エアコンを節約しながら部屋を涼しくする方法

 3-1.適切な室温になるように設定温度を調整する

 3-2.フィルターの目詰まりを解消する

 3-3.自動運転を活用する

 3-4.サーキュレーターを併用する

 3-5.室外機の周辺をきれいに片付ける

4.戸建ての2階を涼しくしたい場合は?

 4-1.戸建ての2階が暑くなる理由

 4-2.戸建ての2階を涼しくする方法

5.夜が暑くて眠れない場合は?

 5-1.暑いまま夜を過ごすリスク

 5-2.夜の暑い部屋を涼しくする方法

6.部屋を涼しくする方法で快適な夏を

エアコン以外で部屋を涼しくする方法

エアコンに頼らずに涼をとる方法を知っておけば、電気代を抑えつつ夏を乗り切れるようになります。エアコンなしの暑さ対策おすすめ5選を見ていきましょう。

扇風機を活用する

扇風機は体に直接風を当てて涼むための電化製品です。手軽に涼をとれる上にコスパも高いため、少し暑い程度なら扇風機が活躍するでしょう。

扇風機は空気自体を冷やしているわけではありません。体温で温められた周囲の空気が風で吹き飛ばされ、比較的冷たい空気が入れ替わることで、涼しさを感じます。

ただし、体の周りの空気が体温により温められるのは、体温が空気より高いときです。周囲の気温が体温より高くなると、扇風機の風だけで涼をとるのは難しいでしょう。

窓を開けて換気する

エアコンなしで部屋を涼しくする方法としては、窓を開けて換気することも挙げられます。とてもシンプルな方法ですが、空気を入れ替えるだけでも暑さをしのぎやすくなります。

換気のポイントは空気の流れをつくることです。窓が複数ある場合は、対角線上にある窓を開けることで、空気の通り道ができ、換気が効率的になります。窓が1つしかないなら、扇風機や換気扇を回して室内の空気を動かしましょう。

また、建物内の空気は上昇する傾向があります。低い位置から風を入れて高い位置から空気が逃げるようにすれば、換気がよりスムーズになるでしょう。

カーテンを工夫する

窓から直射日光が入ると室温が上がりやすくなります。遮熱効果のあるカーテンに取り替えれば、直射日光を効果的に遮ることができます。

遮熱カーテンには厚手タイプとレースタイプがあります。厚手タイプは遮熱効果が高い反面、部屋が暗くなるというデメリットがあります。一方のレースタイプは明かりも取り入れられますが、遮熱効果は厚手タイプに比べると下がります。

窓の外によしず・すだれを設置したり、窓に遮熱シートを貼ったりと、カーテン以外にも直射日光を遮る工夫を凝らすとよいでしょう。

白熱電球をLEDに交換する

エアコンなしで部屋を涼しくしたいなら、照明を見直すのもおすすめです。白熱電球をLED電球に交換すれば、発熱量が少ないため室内の温度が上がりにくくなります。

LEDも発熱しますが、光源ではなく主に内部の電子部品が発熱し、白熱電球のように高温にはならないため、室温への影響が小さいのです。

また、LEDは白熱電球より少ない電力で同等の明るさを出せることから、電気代の節約にもつながります。白熱電球より寿命も長く、交換頻度が少なくて済むこともメリットです。

打ち水をする

打ち水とは、建物の前や庭などに水をまくことです。清涼効果を期待できるほか、ホコリが舞うのを抑える効果もあります。

ドアや窓の外側に打ち水をすることで、水の冷たさにより周囲が冷やされます。また、水が気体になるときに周囲の熱を奪う気化熱の作用で、水をかけた面が冷やされることもポイントです。

建物やベランダに直射日光が当たると、表面が熱を吸収して高温になり、周囲の温度上昇を引き起こします。日光が強いときには、積極的に打ち水をするとよいでしょう。

体感温度を下げて涼しくなれる方法

暑いときには温度だけを下げようとしがちですが、体感温度を下げることでも涼しさを感じられます。体感温度を下げて涼しくなれる3つの方法をご紹介します。

部屋の湿度を下げる

湿度は体感温度に大きな影響を与え、湿度が高くなると暑さを感じやすくなります。湿度計を設置した上で除湿器やエアコンのドライ機能を活用し、蒸し暑い日は部屋の湿度を下げましょう。

人や住環境に適している湿度の目安は40~60%です。湿度が高くなりすぎると結露やカビが発生しやすくなり、逆に湿度が低すぎると空気が乾燥してウイルスが増殖しやすくなります。

一般財団法人日本気象協会では、気温だけでなく湿度や風の予想なども加味した体感温度指数を毎日公表しています。その日の過ごしやすさを判断する基準にしてみるとよいでしょう。

※出典:体感温度指数 – 日本気象協会 tenki.jp

冷却シートや保冷剤で体を冷やす

首や脇の下を冷やすと体温が下がりやすくなります。あらかじめ冷やしておいた冷却シートや保冷剤を首や脇の下に当てれば、体感温度が下がって涼しく感じられるでしょう。

ストックをいくつか用意しておくことで、冷たくなくなっても交換してすぐに体を冷やすことが可能です。また、冷却シートや保冷剤がない場合は、ペットボトルに水を入れて凍らせれば代用できます。

冷たいものを直接肌に当てると負担がかかるため、タオルなどで巻いてから体に当てましょう。

寝具を変える

夏が近づくと、お店の寝具コーナーに接触冷感寝具が数多く出回ってきます。接触冷感寝具とは、使用中にひんやり感を得られる寝具のことです。

接触冷感寝具には熱伝導率の高い繊維が使われており、体温が繊維に移りやすくなるため涼しさを感じられます。

寝具が冷気を発しているわけではなく、生地が体温で徐々に温まるため、体が冷えすぎにくい点も安心です。暑くて寝つきが悪いときに接触冷感寝具を使えば、就寝時にひんやりとした感覚を得られるため、眠りにつきやすくなるでしょう。

エアコンを節約しながら部屋を涼しくする方法

エアコン以外で部屋を涼しくする方法を知りたい方の中には、エアコンの電気代が気になっているという方も多いでしょう。とはいえ、エアコンは工夫すれば節電できます。以下に紹介する方法は、いずれも冷房効果を上げられるのがポイントです。

適切な室温になるように設定温度を調整する

環境省が推奨するクールビズでは、冷房に頼りすぎない過ごし方を提案しています。現在は室温の目安を呼びかけていませんが、かつては冷房使用時の推奨温度を28℃としていました。

これは、「建築物における衛生的環境の確保に関する法律施行令」と労働安全衛生法の「事務所衛生基準規則」において、室内の温度を18℃以上28℃以下に保つことを推奨していることからきていたものです。

暑いからといって冷房の設定温度を下げると、消費電力が大きくなって電気代も高くなります。室温28℃を目安に、できるだけ冷房の設定温度を下げない生活を心がけましょう。

冷房の設定温度についてもっと詳しく知りたい方はこちら

※出典:適切な室温管理について/COOLBIZ|COOL CHOICE 未来のために、いま選ぼう。

フィルターの目詰まりを解消する

エアコンのフィルターには、室内機に取り込む空気からホコリや汚れを除去する役割があります。フィルターが汚れてくると冷房の効率が悪くなり、消費電力が大きくなる原因になるため、2週間に1回を目安にフィルターの目詰まりを解消しましょう。

フィルターを取り外す際はホコリが舞いやすいため、取り外す前に掃除機でホコリを吸い取っておくのがおすすめです。取り外したフィルターは水洗いし、フィルター自体が傷まないように自然乾燥させてから室内機に戻しましょう。

自動運転を活用する

エアコンの風量を「強」にすると、電気代が高くなるのではないかと思われがちです。自動運転の設定でエアコンの電源を入れると最初に強風が出てくるため、電気代が気になって風量を「弱」にする方もいるのではないでしょうか。

しかし、エアコンの消費電力が最も大きくなるのは、電源を入れてから設定温度になるまでの間です。この時間が長くなればなるほど、エアコンにかかる電気代は高くなります。

設定温度に達するまでの時間をできるだけ短縮するために、自動運転では最初に強風が出てくるのです。電気代を節約したいなら風量は自分で調整せず、自動運転に設定してすべての調整をエアコンに任せましょう。

サーキュレーターを併用する

サーキュレーターは、室内の空気を効率的に循環させるための家電です。扇風機と似ていますが、サーキュレーターは涼をとる目的で設計されていません。

エアコンとサーキュレーターを併用すれば、室内の空気が動くため室温が均一になり、冷房効果が高まります。冷たい空気は床付近にたまりやすいため、空気を循環させることで室温のムラを減らすことが重要です。

扇風機でも代用できるのではないかと考えがちですが、サーキュレーターは直線的な強い風が出るため、扇風機より効率的に空気を循環させられます。扇風機とサーキュレーターは、それぞれの目的に合わせて使い分けましょう。

室外機の周辺をきれいに片付ける

屋外に設置されているエアコンの室外機は、室内の熱を外に排出する重要な設備です。冷房使用時には室内の空気から熱を取り除き、冷えた空気を再び室内に戻しています。

室外機の近くに物があると、熱交換がうまくできなくなり、冷房効果が下がってしまいます。空気の流れを確保するために、室外機の周囲には物を置かず、定期的に整理しましょう。

戸建ての2階を涼しくしたい場合は?

戸建て住宅は2階部分が暑くなりやすく、夏場になると2階が暑くて過ごしにくいと感じる方も多いでしょう。戸建ての2階が暑くなる理由と涼しくする方法を解説します。

戸建ての2階が暑くなる理由

戸建ての2階が暑くなる理由の1つに、暖気が上に上がりやすい性質を持っていることが挙げられます。1階が快適でも2階に上がると異常に暑いというケースも少なくありません。

また、ベランダの照り返しが室内に差し込みやすいこともポイントです。ベランダはさまざまな用途で使える便利な場所ですが、ベランダの床で反射した日光が室内に差し込むと、2階が暑くなる原因になります。

屋根の輻射熱にも注意が必要です。晴れた日の屋根表面温度は60〜80℃を超えることもあり、屋根に近い2階に熱が伝わって暑くなります。

戸建ての2階を涼しくする方法

暖気が上に上がって2階が暑くなるのを防ぐためには、空気の通り道をつくることが重要です。2階の部屋では定期的に窓を開け、換気で暖気を逃がすようにしましょう。

ベランダの照り返しには窓の遮熱対策が効果的です。前述したカーテンの工夫やすだれ・よしずの設置でしのぎましょう。

屋根の輻射熱を防ぐ対策としては、天井断熱や塗料による屋根断熱という方法があります。気になる方はリフォーム会社に相談してみるとよいでしょう。

夜が暑くて眠れない場合は?

暑い時期に頭を悩ませがちなのが夜の過ごし方です。昼間より気温は下がるものの、中途半端に暑いとエアコンをつけるかどうか迷ってしまうでしょう。暑いまま夜を過ごすリスクや、夜の暑い部屋を涼しくする方法をご紹介します。

暑いまま夜を過ごすリスク

エアコンをつけたまま寝ることに抵抗を感じる人は多いでしょう。「寝ている間に体が冷えて体調を崩さないか」「エアコンを1日中つけることになり電気代が不安」といったものが理由として考えられます。

しかし、暑いままの状態で寝ると、なかなか寝つけなかったり頻繁に目が覚めたりします。睡眠の質が悪くなれば体調を崩す恐れがあり、日中の生活にも支障をきたしかねません。

また、夜間の熱中症にも注意が必要です。熱中症は日中にだけかかるものではなく、夜間に症状が出るケースもあります。暑い時期の睡眠時に体の不調を感じることがある場合、熱中症の初期症状の可能性もあります。

夜の暑い部屋を涼しくする方法

暑くて寝苦しい夜は、エアコンをつけっぱなしにしましょう。電気代は上がってしまいますが、暑い時期は節約より体の健康を優先することが大切です。

夜通しエアコンを使うことに抵抗がある場合は、就寝の1時間前から室内を冷やしておく方法も有効です。

また、エアコンのつけっぱなしによる寝冷え対策としては、長袖・長ズボンのパジャマを着用して体を冷やしすぎないようにするのも効果的です。この服装でちょうど良い温度にエアコンを設定すれば、体の周りの温度が安定して快眠につながるでしょう。

部屋を涼しくする方法で快適な夏を

部屋を涼しくする方法は、エアコン以外にもたくさんあります。室温を下げるだけでなく、体感温度を下げる工夫に取り組むのも効果的です。

また、2階の熱ごもりや夜の寝苦しさなど、状況に合わせた対策を取り入れることで、無理なく快適に夏を過ごせます。自分に合った方法からぜひ試してみましょう。

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