水道代が高い原因は?チェックすべきポイントや節約のコツを解説

水道代が高い原因は?チェックすべきポイントや節約のコツを解説

水道代が高い原因は?チェックすべきポイントや節約のコツを解説

水道代が急に高くなったと感じたら、その原因を探ることが節約の第一歩です。水の使い過ぎ、地域による料金差、水漏れなどが主な要因です。平均的な水道代の目安とともに、水道代を抑えるためのポイントを知っておきましょう。

目次

1.水道代の平均はどれぐらい?

 1-1.一人暮らしの水道代

 1-2.二人以上の世帯の水道代

2.水道代が高い原因は?

 2-1.水の使い過ぎ(水道使用量の増加)

 2-2.水道代の高い地域に住んでいる

 2-3.水漏れが発生している

3.水道代を抑えるために確認すべきポイントは?

4.毎月の水道代を節約するには?

 4-1.お風呂の水道代を節約するコツ

 4-2.キッチンの水道代を節約するコツ

 4-3.トイレの水道代を節約するコツ

 4-4.洗濯機の水道代を節約するコツ

5.水道代を節約する方法を考えよう

水道代の平均はどれぐらい?

水道代は居住地域や世帯人数、さらにライフスタイルによって大きく異なります。ただし、ある程度の相場を知っておくことで、自宅の水道代が高いのかどうかを客観的に判断できます。

まずは、一人暮らし世帯と二人以上の世帯の場合における、平均的な水道代を確認しておきましょう。

一人暮らしの水道代

総務省の家計調査によると、一人暮らし世帯の水道代の平均は2,282円です。お風呂やキッチン・トイレなどで使用される水量により、毎月の水道代が決まります。住んでいる自治体によっても多少の差があるものの、一人暮らしの場合は2,000円前後の世帯が多いようです。

使用量に応じて段階的に料金が上がる仕組みになっているため、一人暮らしでも自炊や入浴の頻度が高い場合は、水道代が高くなりがちです。日々の水の使い方が、毎月の費用負担に直結することを理解し、適宜見直すことが節約への第一歩になります。

※出典:家計調査 家計収支編 単身世帯 詳細結果表 <用途分類>1世帯当たり1か月間の収入と支出 1 (実数,構成比,増減率,寄与度) 単身世帯・勤労者世帯・勤労者世帯以外の世帯・無職世帯 年次 2024年 | ファイル | 統計データを探す | 政府統計の総合窓口

二人以上の世帯の水道代

同じく2024年の家計調査によれば、二人以上の世帯における水道代の平均は5,092円です。二人世帯の平均は4,248円で、三人世帯は5,358円、四人世帯は6,026円と続きます。

一人暮らしから二人暮らしになる場合、水道代だけでなく、光熱費が大きく増加する傾向があります。しかし二人以上の世帯になると、世帯人数が増えても、共有できる部分があるため、一人あたりの水道代は一人暮らしより安くなるのが一般的です。

特に、食器洗いや洗濯などでは、複数人分をまとめることで効率化が図れるため、相対的にコストを安くできます。ただし、子供が成長して水の使用量が増える場合や、高齢者が多く入浴回数が多くなるケースなど、家族構成の変化に伴う水道代の増加には注意が必要です。

※出典:家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 詳細結果表 <用途分類>1世帯当たり1か月間の収入と支出 3-1 世帯人員別 二人以上の世帯・勤労者世帯・勤労者世帯(うち世帯主が60歳未満)・無職世帯 年次 2024年 | ファイル | 統計データを探す | 政府統計の総合窓口

水道代が高い原因は?

水道代が高く感じられる場合、以下のように単純な水の使い過ぎはもちろん、居住地域や設備の異常などが考えられます。代表的な原因を確認しておきましょう。

水の使い過ぎ(水道使用量の増加)

水道代が高くなる原因の1つは、単純に使用量が増加していることです。洗濯や入浴の頻度が多い場合や、食器洗い時に水を流したままになっているなど、日常的な水の使い方が原因で水道代が高くなるケースは珍しくありません。

特に夏場や冬場など、季節ごとの生活習慣の変化によって、無意識のうちに水を多く使ってしまう場面が増えるので注意が必要です。さらに、水を使う趣味や生活習慣を持っている場合も、自然と水道代が高くなるので、常に節水を心掛けることが大切です。

水道代の高い地域に住んでいる

水道料金は全国一律ではなく、自治体によって異なります。そのため、水道代の高い地域に住んでいる場合、毎月の水道代の負担が大きくなることがあります。

地域によっては基本料金や従量料金が高めに設定されている場合があり、水道代の高さにつながっている可能性もあるので、一度調べてみるとよいでしょう。

特に、水源からの距離が遠い場所や人口密度が低い場所、地形的に水の供給が難しい場合などは、水道料金が割高になる傾向にあります。一方、都市部ではインフラ整備が進んでおり、比較的安定した料金で提供されています。

水漏れが発生している

水道代が突然高くなった場合は、水漏れが発生している可能性があります。特に、普段目にしない場所で水が漏れていると、気付かないうちに水の使用量が増加し、水道代に大きな影響を及ぼします。

水道メーターが常に動き続けている場合は、どこかで水漏れが起きている可能性があるため、疑わしい場所を確認しましょう。水漏れは経年劣化した蛇口や給水管やトイレのタンク内の部品の不具合など、さまざまな場所で発生します。

小さな水漏れでも、1カ月で数十リットルの水を消費してしまうおそれがあるので、十分注意しなければいけません。

水漏れのチェック方法

水漏れが疑われる場合は、まず自宅の水道メーターを確認することが重要です。すべての蛇口を閉めた状態で、水道メーターのパイロット(小さな星形や三角形のマーク)を観察しましょう。2〜3分ほど観察して、パイロットが回転している場合は、水漏れが発生している可能性があります。

次に、蛇口やシャワーヘッド、トイレのタンクの周りなどを注意深く確認しましょう。特にトイレは、音がしないまま水が流れ続けることがあるため、フタを開けて内部の部品が正しく動いているかチェックする必要があります。

わずかな水の流れでも、1か月単位で見ると大きな水道代につながるため、異常を見つけたらすぐに修理を依頼することが重要です。自分で水漏れかどうかの判断がつかない場合も、専門業者に点検してもらいましょう。

水道代を抑えるために確認すべきポイントは?

水道代の節約を考える際、まずは日常的に水を消費する設備や、その使い方をチェックしましょう。無理な節水を意識する前に、無駄が発生していないか点検することで、無理せず水道代を抑えられるようになります。

例えば、蛇口の閉め忘れやシャワーの出しっぱなしといった小さな行動でも、積み重なると水の浪費につながります。特に一般的なご家庭では、浴室やトイレ・キッチン・洗濯場で多くの水を消費するため、これらの場所で水を無駄に使用していないか確認してみましょう。

また、古い水道設備やトイレ・節水機能のないシャワーヘッドなどを使い続けていると、それだけで水の使用量が増える要因となるため、設備の見直しも検討しましょう。定期的に水道メーターの動きをチェックし、異常がないかを確認する習慣づくりも大切です。

毎月の水道代を節約するには?

水道代の節約は、日常生活の中で無理なく続けることが大切です。上記のように、お風呂やキッチン・トイレ・洗濯場など、水の使用量の多い場所での使い方を見直してみましょう。以下でそれぞれの場所において、水道代を節約するポイントを解説します。

お風呂の水道代を節約するコツ

お風呂は特に水の使用量が多く、水道代の中でも大きな割合を占めるため、節約の効果が大きい場所です。まずは、浴槽にためる湯量の見直しをしてみましょう。必要以上に深くお湯を張っていると、それだけで数十リットルの無駄が発生します。

家族構成や入浴スタイルに応じて湯量を調整するとともに、家族で入浴する順番やタイミングを工夫することも重要です。時間を空けずに連続して入浴すれば、お湯が冷めにくく追い焚きの回数を減らせます。

また、シャワーの使用時間を短縮するとともに、シャワーヘッドを節水タイプのものに交換すれば、水圧を保ちながら使用量を抑えられます。

キッチンの水道代を節約するコツ

キッチンでは、炊事や洗い物で日常的に多くの水を使いますが、ちょっとした工夫で消費量の節約が可能です。

例えば、食器を洗う際には水を出しっぱなしにせず、洗う前に全体を軽くこすって汚れを落とすことで、使用する水の量を減らせます。特に油汚れの多い調理器具は、いきなり水で洗おうとせず、キッチンペーパーなどで拭き取ってから洗うのがよいでしょう。

また、洗い桶を活用したり、シンクやボウルに水を張って洗ったりすれば、水を流しながら洗うよりも消費量を大きく節約できます。

加えて、食洗機を活用するのも効果的です。最新の食洗機は手洗いよりも水の使用量が少ない傾向にあるので、導入を検討してみましょう。

トイレの水道代を節約するコツ

トイレは使用頻度が高いため、ご家庭全体の水道使用量の中でも、意外に大きな割合を占める場所です。特に旧式のトイレでは、一回の流しに10リットル以上の水が使われることもあり、設備の新旧によって水道代に差が生じやすい場所です。古いトイレ設備は交換を検討してみましょう。

設備をすぐに交換できない場合でも、日々の使い方を工夫することが大切です。例えば「大」と「小」のレバーを正しく使い分けるだけでも、年間を通じて数千円単位の節約効果が見込めます。

また、上記のようにトイレは水漏れがしやすい場所でもあるので、定期的な点検も欠かせません。タンク内の部品が劣化していると、気付かないうちに水が流れ続けてしまい、水道代の負担が増えてしまう可能性があります。

特にタンクの中から常に音がしている場合や、便器内にわずかに水が流れ続けているといった症状があれば、早めに修理や部品の交換を検討しましょう。

洗濯機の水道代を節約するコツ

洗濯機は、定期的にまとまった量の水を使う電化製品であり、使用回数や運転モードによって水道代に大きな差が出ます。洗濯物はできるだけまとめて洗うようにして、水の使用量を節約しましょう。少量の洗濯物を頻繁に洗うよりも、効率的に水を活用できます。

また、洗濯の際はできるだけお風呂の残り湯を使うのがおすすめです。多くの洗濯機には、風呂水ポンプを接続できる機能があり、残り湯を使えば水道水の使用量を大幅に減らせます。ただし、すすぎの場合は、清潔な水道水を使うようにしましょう。

水道代を節約する方法を考えよう

水道代が高いと感じるときには、まずご家庭の水の使用状況や、設備の状態を見直すことが大切です。

特に、お風呂やトイレ・洗濯場など、日常の中で繰り返し水を使う場所では、無意識のうちに水を浪費している可能性があります。日常生活の中で、無駄な消費がないかを確認し、こまめな節約を意識することが大切です。

また、水道代は地域によっても差があるため、引越しを検討している場合は、水道料金にも注意を向ける必要があります。さらに、設備の入れ替えや、節水タイプの製品の導入なども検討し、できる限り水を効率的に使えるようにしましょう。

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