不用品処分のポイントと注意点を解説!トラブルを防ぐコツも紹介

不用品処分のポイントと注意点を解説!トラブルを防ぐコツも紹介

不用品処分のポイントと注意点を解説!トラブルを防ぐコツも紹介

不要品にはさまざまな種類があり、品目ごとに処分のルールが設けられています。ごみとして捨てるだけでなく、売る・譲るという選択肢もあるため、引越しの際は早めに行動しましょう。不要品処分のポイントと注意点を解説します。

目次

1.不要品の処分はどこから始める?

 1-1.【Step1】不要品の種類を確認

 1-2.【Step2】処分方法を決めて段取りを組む

 1-3.【Step3】処分に必要な手配や準備をする

2.不要品の主な処分方法は3パターン

 2-1.ごみとして処分する

 2-2.必要な人に売却する

 2-3.必要な人に無料で譲る

3.処分に注意が必要なもの

 3-1.家電リサイクル法で処分が義務付けられている電化製品

 3-2.使用済みのパソコン

 3-3.タイヤやピアノなどの処理困難物

4.不要品を回収する業者は信頼できる?

 4-1.取得している許可証を確認しよう

 4-2.「無料回収」なのに高額請求されるケースも

5.ライフスタイルが変わったら電力会社を見直そう

 5-1.電力会社を乗り換えるメリット

 5-2.新電力の特徴と選び方

6.不要品はルールを守って処分しよう

不要品の処分はどこから始める?

引越しに伴う大掃除では、不要品が大量に出ることがあります。形状も素材も多種多様で、「どのように処分したらよいかわからない…」と悩む方は少なくありません。

限られた時間で効率的に片付けをするために、以下のステップを意識することが重要です。

【Step1】不要品の種類を確認

まずは、家の中にある不要品をすべて洗い出すことから始めます。引越しの際は、新居で引き続き使うのかどうかを検討する必要があります。電化製品や家具などは、破損がないかをチェックしましょう。

破損して使用できないものは、ごみとして処分します。家庭から出るごみは、主に「可燃ごみ」「不燃ごみ」「資源ごみ」「有害ごみ」「粗大ごみ」に分類され、それぞれ処分方法が異なります。

中には、自治体で回収できないものもあるため、不要品の種類と自治体ごとのルールを確認しておかなければなりません。

【Step2】処分方法を決めて段取りを組む

不要品の処分方法は、1つだけではありません。ごみとして廃棄する場合でも、「自治体の粗大ごみに出す」「不要品回収業者に依頼する」「引越し業者を利用する」などの複数の選択肢があります。

処分方法が決まったら、早めに段取りを組みましょう。自治体の粗大ごみは事前予約が基本で、当日の回収は受け付けてもらえないケースがほとんどです。不要品を売却する場合は、買い手がすぐに現れないことも考慮しなければなりません。

引越し前は何かと慌ただしくなるため、スケジュールに余裕を持たせることが大切です。不要品の処分は1~2カ月前からスタートすることをおすすめします。

【Step3】処分に必要な手配や準備をする

処分方法を決定した後は、処分に必要な手配や準備を進めましょう。例えば、自治体の粗大ごみ回収サービスを利用する場合、以下のような手順を踏みます。

  1. 電話またはWebサイトで予約をする
  2. 回収にかかる金額を確認し、「粗大ごみ処理券」を購入する
  3. 収集日当日までに、粗大ごみを指定の場所に出す

時間や手間はかかりますが、粗大ごみを解体すれば、一般ごみとして処分できる場合があります。民間の回収業者に依頼する際は、事前に見積もりを取るのを忘れないようにしましょう。

不要品の主な処分方法は3パターン

不要品の主な処分方法は「ごみとして処分する」「必要な人に売却する」「必要な人に無料で譲る」に区別されます。処分方法の特徴や注意点を確認しましょう。

ごみとして処分する

不要品を処分する場合、自治体のごみ回収を利用するケースが多いでしょう。ごみ袋の有料化を進める自治体もありますが、粗大ごみを除く家庭ごみであれば、別途費用がかからないのが通常です。

自治体で回収できないごみは、民間の回収業者や引越し業者、家電量販店などに引き取ってもらう流れとなります。業者に依頼する場合は、一定の手数料がかかる点に注意しましょう。

衣類であれば、アパレル企業の店舗に設置された「回収ボックス」を利用する手もあります。リユースできない衣類は、燃料やリサイクル素材として活用されるため、地球環境の保全に貢献できます。

必要な人に売却する

ごみとして処分すれば、お金は1円も得られませんが、必要な人に売却すれば、数百円~数万円が手に入ります。主な売却方法は以下の通りです。

  • フリマアプリを利用する
  • リサイクルショップに持ち込む
  • 宅配買取サービスを使う

特に、ブランド物の服飾品や食器は買い手が多く、予想外の値が付くことも珍しくありません。資格用の参考書や昭和の古い置物も需要があるため、売りに出してみることをおすすめします。

フリマアプリを利用する場合は、送料の負担や手数料の有無を事前に確認しましょう。利用規約を読み、「売ってはいけないもの」を把握することも欠かせません。

必要な人に無料で譲る

不要品の売却では、買い手が見つからない場合もあります。買い手との交渉が長引けば、不要品とともに引っ越さなければなりません。

ごみとして処分するのが惜しいときは、地域のコミュニティや掲示板、SNSなどで必要な人を募るのもよいでしょう。同じ市区町村であれば、自宅まで引き取りに来てもらうか、引き取り場所を指定します。

自治体が主催するリユースイベントに参加したり、「あげます・もらいますコーナー」に持ち込んだりする手も有効です。子ども服やベビー用品は、「子育てサークル」で需要があります。

処分に注意が必要なもの

不要品をごみとして処分する際は、品目ごとに定められたルールを守らなければなりません。自治体ごみとして引き取ってもらえない不要品と処分のルールを解説します。

家電リサイクル法で処分が義務付けられている電化製品

家庭から出るごみのうち、「家電4品目」と呼ばれる以下の電化製品は、特定家庭用機器再商品化法(以下、家電リサイクル法)によって、リサイクルが義務付られています。

  • エアコン
  • テレビ
  • 冷蔵庫・冷凍庫
  • 洗濯機・衣類乾燥機

自治体の粗大ごみとしては扱えず、以下の方法で排出する必要があります。

  • 製品を購入した店舗に引き取りを依頼する
  • 郵便局振込方式で料金を支払い、指定引取場所に自分で運搬する
  • 自治体が指定する業者に引き取りを依頼する(購入した店舗が分からない場合)

処分の際には、「リサイクル料金」と「収集・運搬料金(指定引き取り場所に運搬する場合を除く)」がかかる点に注意しましょう。

※出典:家電4品目の「正しい処分」早わかり!|家電リサイクル法(特定家庭用機器再商品化法)|経済産業省

使用済みのパソコン

使用済みパソコンは、「資源有効利用促進法」でリサイクルが義務付けられており、メーカーが回収を行います。

メーカーを確認した上で、問い合わせ窓口に連絡しましょう。24時間申し込みが可能な専用のWebページを設けているメーカーもあります。

なお、2003年10月以降に販売された製品は無料で回収されますが、それ以前の製品は有料となります。回収の対象となるのは「デスクトップコンピュータ本体」「パソコン用ディスプレイ装置」「ノートブックパソコン」で、タブレットは対象外です。

回収前に、パソコン内のデータはすべて削除し、個人情報が残らないようにしましょう。

※出典:パソコンのリサイクル(METI/経済産業省)

タイヤやピアノなどの処理困難物

家庭から出るごみの中には、運搬・破砕が困難なものや有害物質が発生するものがあります。自治体で適正な処理ができないごみは「処理困難物(適正処理困難物)」と呼ばれ、通常とは異なるルールに基づきます。

以下は、処理困難物の一例です。詳細は各自治体に確認しましょう。

  • ピアノ
  • タイヤ
  • 二輪車
  • 農薬・火薬
  • プロパンガスボンベ・消火器

ピアノは粗大ごみとして処分できないため、購入したメーカーや販売店に相談して引き取ってもらいます。使用済みのタイヤも、タイヤ販売店やカー用品店に処分を依頼する形となるでしょう。

不要品を回収する業者は信頼できる?

不要品の回収業者は、家庭や事務所から出た不要品を回収するサービスを行っています。

引越しまで時間がない場合や大量のごみをまとめて処理したい場合に便利ですが、全国ではトラブルも相次いでいます。悪徳業者に騙されないためのポイントを解説します。

取得している許可証を確認しよう

家庭から出る不要品を回収する業者は、積卸しを行う区域を管轄する市町村長より「一般廃棄物収集運搬業許可」を得る必要があります。「古物商許可」や「産業廃棄物収集運搬許可」といった許可証だけでは、回収はできません。

無許可の業者に処分を依頼すると、適正な処理が行われない可能性が高くなります。不法投棄や不適正処理のトラブルに巻き込まれた事例も報告されています。

業者を選ぶ際は、必ず一般廃棄物収集運搬業許可の有無を確認しましょう。自治体のWebサイトに優良業者の連絡先が掲載されているケースもあります。

※出典:環境省_廃棄物の処分に「無許可」の回収業者を利用しないでください!

「無料回収」なのに高額請求されるケースも

国民生活センターによると、不要品回収業者とのトラブルは年々増加傾向にあります。以下は、実際に起きたトラブルの一例です。

  • 無料回収なのに高額請求された
  • 広告内容と実際の作業内容が違った
  • 事前説明と異なる金額を請求され、断ると荷物を下ろすように言われた

トラブルの多くは、無許可の回収業者の間で起きているため、利用者が優良業者かどうかを見極める目を持つことが重要です。

特に、トラックで街宣しながら回る業者やチラシを家庭に配布して回る業者、空地で回収を行っている業者には十分に注意しましょう。

※出典:不用品回収サービスのトラブル-市区町村から一般廃棄物処理業の許可を受けず、違法に回収を行う事業者に注意!-(発表情報)_国民生活センター

ライフスタイルが変わったら電力会社を見直そう

「引越しをする」「家族が増える」など、生活環境やライフスタイルが変わるときは、電力会社を見直すチャンスです。この機会に、自分たちにぴったりの電力会社を探してみてはいかがでしょうか?

電力会社を乗り換えるメリット

以前は、地域ごとに契約できる電力会社が決まっていましたが、2016年4月の電力小売全面自由化からは、電力会社や料金プランの自由な選択が可能となりました。

同時に、ガス会社や通信会社といった新たな事業者が業界に参入し、選択肢の幅が大きく広がっています。

電力会社の乗り換えはいつでも可能ですが、生活環境が変わる「引越し」は、これまでのプランを見直すチャンスです。

自分たちのライフスタイルに合ったプランが見つかれば、月々の電気代が安くなる可能性が高い上、各社が展開するお得なサービスや特典も享受できます。

電力会社の乗り換えについてもっと詳しく知りたい方はこちら

新電力の特徴と選び方

大手電力会社に対し、新たに参入した事業者は「新電力」と呼ばれます。新電力は、電力小売事業だけに特化せず、自社の本来の事業と電気契約を掛け合わせたプランを提供しているところが多い傾向があります。

電力会社を選ぶときは、以下のポイントをチェックし、現在と比べてどれだけ安くなるのかをシミュレーションしましょう。

  • 料金プランの種類
  • 契約できるアンペア数
  • オプションサービスや特典
  • 発電に使用するエネルギー源
  • 口コミや評判

「エネワンでんき」の料金プランは、3種類のベースプランとトッピングプランの組み合わせから構成されています。月々の電力使用量やライフスタイルに合わせて選べるため、無駄がありません。

【公式】エネワンでんき | まいにち、地球にいいでんき。

不要品はルールを守って処分しよう

不要品は、「廃棄する」「売却する」「人に譲る」のいずれかの方法で処分されるのが一般的です。引越しで、不要品が大量に出る場合は、仕分けを行い、処分の段取りを組みましょう。

電化製品の中には、メーカーや販売店による回収が義務付けられているものがあります。面倒だからといって、無許可の業者に引き取りを依頼するのはNGです。

知らず知らずのうちに不法投棄に加担したり、思わぬトラブルに巻き込まれるかもしれません。スムーズに片付けを終えるためにも、手元にある不要品の種類をチェックして、今一度ルールを確認しましょう。

関連記事

  • ガス代と電気代はどっちが安い?ガス代・電気代の目安と節約のコツ
    • 電気
    ガス代と電気代はどっちが安い?ガス代・電気代の目安と節約のコツ
  • 電気の引越しはお早めに!引越し時の電気の契約に関する注意点を解説
    • 引越し
    電気の引越しはお早めに!引越し時の電気の契約に関する注意点を解説
  • 2人暮らしの食費の平均はいくら?食費の目安や簡単な節約のコツを解説
    • 生活
    2人暮らしの食費の平均はいくら?食費の目安や簡単な節約のコツを解説
  • HOME   ›   引越し   ›   不用品処分のポイントと注意点を解説!トラブルを防ぐコツも紹介

    現在実施中のキャンペーン

    PAGE TOP