引越しで使うダンボールのサイズや枚数は?入手方法と選び方を紹介

引越しで使うダンボールのサイズや枚数は?入手方法と選び方を紹介

引越しで使うダンボールのサイズや枚数は?入手方法と選び方を紹介

家族で引っ越す場合、荷造りにはある程度のダンボールが必要になります。適切なサイズや枚数の目安を把握しておけば、引越し作業をスムーズに進められるでしょう。引越しで使うダンボールについて、知っておきたい基礎知識をご紹介します。

目次

1.引越しで使うダンボールの適切なサイズは?

 1-1.引越しに適したダンボールのサイズ

 1-2.サイズごとの使い分けの目安

2.引越しで使うダンボールの選び方

 2-1.十分な強度があるか確認する

 2-2.ある程度サイズをそろえる

3.引越しに必要なダンボールの枚数

 3-1.間取りごとに必要な枚数の目安

 3-2.世帯人数別の枚数の目安

4.引越し時のダンボールの組み立て方と詰め方

 4-1.ダンボールの組み立て方のコツ

 4-2.ダンボールへの詰め方のコツ

5.ダンボールが足りない場合の入手方法

 5-1.ダンボールを無料で手に入れる方法

 5-2.ダンボールを手頃な価格で購入する方法

 5-3.引越し直前に足りなくなったらどうすればいい?

6.引越しで使うダンボールのよくある疑問

 6-1.引越し先でダンボールを回収してもらえる?

 6-2.引越し業者が置いていったダンボールは使える?

7.引越し時のダンボールはサイズや枚数を確認

引越しで使うダンボールの適切なサイズは?

ダンボールには大小さまざまなサイズがあるため、引越しに適したサイズを選ぶことが重要です。サイズごとの使い分けの目安がわかっていれば、無駄な調達も防げるでしょう。まずは、引越しで使うダンボールのサイズについて解説します。

引越しに適したダンボールのサイズ

一般的に引越しで使うダンボールのサイズは次の3種類です。

  • Sサイズ:3辺の合計100cm以下
  • Mサイズ:3辺の合計120cm以下
  • Lサイズ:3辺の合計140cm以下

引越し業者がダンボールを用意してくれる場合は、一般的にSサイズやMサイズが提供されます。自分でダンボールを調達する際も、サイズを迷う場合はSサイズやMサイズを中心にそろえるとよいでしょう。

サイズごとの使い分けの目安

引越しの荷造りでは、サイズが小さいダンボールに重いものを入れるのがコツです。大きなダンボールに重いものを詰め込むと、持ち運びが困難になり、底が抜ける可能性が高くなるため注意が必要です。

ダンボールに入れるべきものをサイズごとにまとめました。

Sサイズ(3辺の合計100cm以下)本・雑誌・食器・CDなど
Mサイズ(3辺の合計120cm以下)生活用品・小型電化製品など
Lサイズ(3辺の合計140cm以下)衣類・タオル・バッグなど

引越し業者がダンボールを無料で提供してくれる場合、重いものが多いならSサイズを多めにもらっておくのがおすすめです。

引越しで使うダンボールの選び方

荷造りのためのダンボールを選ぶ際は、強度を確認することが大切です。また、ある程度サイズをそろえたほうがよい理由も確認しましょう。

十分な強度があるか確認する

ダンボールには強度の差があります。底抜けや側面からの衝撃で荷物を傷つけないようにするためにも、引越し時にダンボールを選ぶ際は十分な強度があるか確認しましょう。

ダンボールの強度を決める要素のひとつが「フルート(厚み)」です。引越し用のダンボールには、Aフルートがよく使われています。より高い強度が必要な場合は、Aフルートより厚めのWフルートを選ぶと安心です。

また、「ライナー(紙質)」もダンボールの強度を左右します。引越し用のダンボールによく使われるのは、「C5」「K5」「K6」です。K5を標準とし、軽い荷物にはC5、重い荷物にはK6が適しています。

ある程度サイズをそろえる

さまざまなサイズのダンボールを使うと、積み上げる際に無駄なスペースができやすくなります。できるだけ隙間をつくらないように、ダンボール選びではある程度サイズをそろえましょう。

また、同じサイズのダンボールでも、メーカーが違うと辺の長さに若干の差が生じることがあります。例えば、さまざまなメーカーのSサイズのダンボールを積み上げた場合、辺の長さが合わずきれいに積み上げられないケースがあるのです。

同じメーカーのダンボールなら、基本的には3辺それぞれの長さが統一されているため、きれいに積み上げやすくなります。ダンボールを選ぶ際は3辺の合計だけでなく、3辺それぞれの長さも確認するとよいでしょう。

引越しに必要なダンボールの枚数

引越しの荷物が多ければ多いほど、用意すべきダンボールの枚数も増えます。ただし、無計画に多くのダンボールを集めても、余った分のコストが無駄になる上、処分にも困りかねません。

引越し用のダンボールを用意する際は、どのくらいの枚数が必要なのか、ある程度目星をつけておくのがおすすめです。引越しに必要なダンボールの枚数の目安を、間取り別・世帯人数別に分けてご紹介します。

間取りごとに必要な枚数の目安

旧居の間取りに対する引越し用ダンボールの枚数の目安は次の通りです。

部屋の間取り必要なダンボール枚数の目安
1R・1K・1DK10~20枚
1LDK・2K20~40枚
2DK・2LDK40~60枚
3DK・3LDK50~80枚
4DK・4LDK80~120枚

世帯人数別の枚数の目安

世帯人数に対する引越し用ダンボールの枚数の目安をまとめました。

世帯人数必要なダンボール枚数の目安
1人暮らし10~15枚
2人暮らし20~30枚
3人暮らし30~50枚
4人暮らし50~80枚

間取りごとの目安とあわせて、必要なダンボール枚数を事前に見積もっておくとよいでしょう。

引越し時のダンボールの組み立て方と詰め方

ダンボールの適切な組み立て方を把握しておけば、底抜けしにくい荷造りができます。また、正しい詰め方を理解することで、効率よく作業を進められるでしょう。引越し時のダンボールの組み立て方と詰め方について解説します。

ダンボールの組み立て方のコツ

ダンボールの底面は、短辺・長辺の順に折ってガムテープを貼ると頑丈になります。短辺と長辺を互いに重ねる交差折りは、ガムテープを使わずに組み立てられますが、中央に圧力がかかりやすくなり底抜けのリスクが高まるため避けましょう。

ガムテープの貼り方にも気を配りましょう。長辺の合わせ目に沿って貼る「一字貼り」より、十字になるように貼る「十字貼り」のほうが安心です。十字貼りでも底抜けが不安な場合は、ガムテープをさらに1~2本増やすとよいでしょう。

なお、ダンボールの上部を閉じる際は、開けやすい一字貼りにするのがおすすめです。

ダンボールへの詰め方のコツ

引越し先ですぐに必要なものは、1つのダンボールにまとめましょう。急いで使いたいものがどこにあるのかわからない場合、引越し先で購入しなければならなくなるケースもあります。

ダンボールの中身を外側からわかるようにしておくことも重要です。搬入する部屋も併せて書いておけば、荷解きをよりスムーズに進められます。

食器類をダンボールに詰める際は、サイズをそろえて上向きに詰めていきましょう。伏せるより上向きのほうが割れにくくなります。

キッチン用品の梱包材にはキッチンペーパーを使うのがおすすめです。細かい食器を包むのに役立つほか、荷解き後もふきんとして活用できます。

ダンボールが足りない場合の入手方法

荷造り中にダンボールが足りなくなった場合、どのような方法で入手できるのでしょうか。引越し直前に足りなくなったときの対処法と併せて解説します。

ダンボールを無料で手に入れる方法

ダンボールはスーパー・ドラッグストア・ホームセンターなどで譲ってもらうことが可能です。余っているダンボールがないか、店員に聞いてみましょう。

店舗で入手できる中古ダンボールは、内部が汚れている場合があるため、衛生面にも注意しましょう。サイズがバラバラになってしまう点にも注意が必要です。

ダンボールを無料で手に入れる方法としては、引越し業者からもらう方法も挙げられます。ただし、引越し業者からダンボールだけもらうことはできません。また、契約後にもらえるダンボール数の上限に達していれば、追加分は購入することになります。

ダンボールを手頃な価格で購入する方法

引越し用のダンボールを購入する場合は、ホームセンター、ダンボール専門店、ネット通販を利用しましょう。いずれも新品を入手できるほか、まとめ買いをすれば割安になる可能性もあります。

ネット通販なら店舗に足を運ぶ時間や手間がかからない反面、入手までに数日かかります。すぐにダンボールを用意したい場合は、ホームセンターでの購入がおすすめです。

また、ダンボールは引越し業者から購入することも可能です。すでに無料提供分を使い切っているなら、引越し業者から追加購入したほうがサイズがそろうため便利です。

引越し直前に足りなくなったらどうすればいい?

引越し直前の荷造りでダンボールが足りなくなり、ホームセンターに行く時間もない場合は、引越し業者に相談しましょう。引越し当日にダンボールを持ってきてもらえます。

引越し業者の到着後、追加分のダンボールを使ってすぐに荷造りに取り掛かれば、搬出作業と並行して梱包作業を進めることが可能です。事前に荷物の仕分けを済ませておくことで、スムーズに荷造りを進められます。

引越しで使うダンボールのよくある疑問

引越しが終わった後のダンボールの処分は、多くの方が頭を悩ませるでしょう。また、引越し業者がダンボールを置いていった場合、使っていいものかどうか迷いがちです。これらの疑問に対する回答を見ていきましょう。

引越し先でダンボールを回収してもらえる?

荷解きが終わって残ったダンボールは、引越し業者が回収してくれるケースがあります。無料の場合と有料の場合があるため、事前に確認しておきましょう。

無料で回収してもらえるケースでも、1回のみに限定している場合や自社のダンボールしか回収しない場合など、さまざまなパターンがあります。

また、業者を利用せず自分で処分する場合は、新居の自治体のゴミ収集ルールを確認しましょう。旧居でのルールが新居でも当てはまるとは限りません。

引越し業者が置いていったダンボールは使える?

引越し業者に見積もりを依頼すると、担当者がダンボールを渡してくれることがあります。契約後ならそのダンボールは無料提供分だと解釈できるため、念のため確認してから使いましょう。

見積もりをもらった段階でまだ契約していない場合、そのダンボールは使わず、まずは業者に確認するのが賢明です。結果的に他社と契約した場合、そのダンボールを使用すると買い取りを求められることがあるため、事前に確認しておくと安心です。

引越し時のダンボールはサイズや枚数を確認

引越しで使うダンボールは、適切なサイズや枚数を事前に把握し、効率的に準備することが大切です。サイズごとの使い分けや必要枚数を理解し、強度やコストも考慮して選びましょう。

また、荷造りを進めていくとダンボールが足りなくなることがあります。直前になって慌てることがないよう、万が一足りなくなった場合の入手方法も確認し、スムーズな引越しを進めましょう。

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