家計簿の項目は何を選ぶべき?おすすめの決め方や長続きのポイント

家計簿の項目は何を選ぶべき?おすすめの決め方や長続きのポイント

家計簿の項目は何を選ぶべき?おすすめの決め方や長続きのポイント

家計簿を始めたいと思っている方の中には、項目の決め方がわからず、困っている方も多いのではないでしょうか。失敗しない家計簿には、シンプルでわかりやすい項目選びが欠かせません。家計簿の始め方や項目の決め方、長続きさせるポイントを解説します。

目次

1.家計簿の項目の一覧

 1-1.家計簿の固定費の項目

 1-2.家計簿の変動費の項目

2.家計簿の始め方①:項目を決める

 2-1.お金の流れをざっくり把握したい場合の項目

 2-2.家計を細かく見直したい場合の項目

 2-3.一人暮らしにおすすめの項目

3.家計簿の始め方②:手段を選ぶ

 3-1.アプリ

 3-2.Excel

 3-3.手書き

4.家計簿の始め方③:目標を設定する

 4-1.家計簿で期待できる効果

 4-2.目標はできるだけ具体的に

5.家計簿を長続きさせるためのコツ

 5-1.項目を定期的に見直す

 5-2.自由欄を設ける

 5-3.家計簿を習慣化する

 5-4.家計簿を毎月振り返る

6.失敗しない家計簿は項目選びがポイント

家計簿の項目の一覧

家計の出費は固定費と変動費に大きく分けられます。毎月の支払額が一定の出費が固定費、月によって支払額が異なる出費が変動費です。

家計簿の項目を選ぶ際も、固定費と変動費に分けると細かい項目を決めやすくなります。家計簿で失敗しないために、まずは固定費と変動費の項目を把握しておきましょう。

家計簿の固定費の項目

固定費は毎月発生する出費であるため、削減できれば大きな節約効果を期待できます。基本的な固定費の項目は次の通りです。

住居費家賃・住宅ローン返済費・管理費など一般的には固定費における最大の出費。削減が可能なら節約効果が高い。
水道光熱費電気代・ガス代・水道代など毎月の支払額が大きく変動する場合は、変動費として扱う方がわかりやすいケースもある。
通信費携帯電話代・固定電話代・インターネット回線費などサブスクリプションにかかる費用を通信費に含めてもよい。
保険料生命保険料・医療保険料・がん保険料・学資保険料など火災保険料は住居費、自動車保険は自動車費に含めてもよい。
教育費学費・塾代・習い事費用・給食費など奨学金を返済している場合は、住宅ローンや自動車ローンと一緒に返済費として別途計上できる。
自動車費ガソリン代・自動車税・車検費など駐車場代は住居費に、自動車保険料は保険料に含めてもよい。

家計簿の変動費の項目

固定費の削減は節約効果が高い半面、削減自体が難しい側面もあります。一方、変動費は節約効果が低い反面、日々の意識や工夫で削減しやすい出費です。一般的な変動費の項目を見ていきましょう。

食費食材費・外食費など一般的には変動費における最大の出費。外食費は節約効果が高いため、別途項目を設けるのもおすすめ。
交通費電車代・バス代・タクシー代など通勤・通学のための定期券購入費は、固定費として別途計上可能。
医療費診察費・入院費・薬代など病院までの交通費も医療費に含める。1年間の医療費が10万円以上になると、医療費控除が適用されます。
交際費飲み会代やデート代など、人付き合いで発生した費用友人・知人・親戚と外食した場合の費用は、食費ではなく交際費として計上するのが一般的。
美容費美容院代・化粧品代・服飾費・クリーニング代など美容サロンやエステで支払った費用も含める。
日用品費トイレットペーパーや洗剤など、生活に必要な消耗品費何を日用品とするかは自由に決めてよい。ほかの項目に含める方がよいものもある。
その他小遣い・娯楽費・雑費など上記いずれにも該当しない出費はその他として計上する。

家計簿の始め方①:項目を決める

家計簿を始める際は、まず項目を決めることが重要です。おすすめの項目の選び方をケース別にチェックし、自分が始めやすいと思える方法で進めてみましょう。

お金の流れをざっくり把握したい場合の項目

大まかなお金の流れさえ把握できればよいという方は、項目を絞ったシンプルな家計簿がおすすめです。固定費と変動費の中から以下の6つに絞り、ほかの出費を「その他」として計上すれば、継続しやすいでしょう。

  • 住居費
  • 水道光熱費
  • 通信費
  • 保険料
  • 食費
  • 日用品費

初めて家計簿にチャレンジする初心者の方も、項目をできるだけ絞ったシンプルな家計簿で始めるのが適しています。出費の仕分けに悩みにくく、継続しやすいことがポイントです。

家計を細かく見直したい場合の項目

お金の使い方を隅々まで見える化したい方は、固定費と変動費を細分化した項目で始めましょう。前述したすべての項目を選び、必要なら自分で新たに項目を設けるのもおすすめです。

項目が多い家計簿は仕分けが面倒になりがちですが、お金の流れをしっかりと把握できるため、家計の細かい見直しにつながりやすくなります。ライフスタイルが変わった際は、項目の見直しを行うと良いでしょう。

一人暮らしにおすすめの項目

一人暮らしと複数人世帯とでは、出費に対する考え方が異なるケースが多くなります。また、わざわざ計上する必要がない項目がある点も一人暮らしの特徴です。

一人暮らしの家計簿は、項目をシンプルにすることで継続しやすくなるほか、お金の流れもより明確になるでしょう。おすすめの項目は次の通りです。

  • 食費
  • 日用品費
  • 仕事費(仕事で発生する出費)
  • 娯楽費
  • 特別費(年数回発生する比較的高額な出費)
  • 習い事費(月謝が必要な場合)

家計簿の始め方②:手段を選ぶ

家計簿でつける項目を決めたら、次に家計簿の手段を選ぶ必要があります。家計簿の代表的な手段は、アプリ・Excel・手書きの3つです。それぞれの特徴やメリット・デメリットを把握し、自分に合った手段を選びましょう。

アプリ

家計簿アプリのメリットは、スマホを使って気軽に家計簿を始められる点です。銀行口座やクレジットカードと連携できる機能や、レシートをカメラで読み込める機能など、手間を大幅に軽減できる機能が備わっています。計算ミスがない点も魅力です。

一方、アプリのデザインや機能に依存するため、自分好みにカスタマイズしにくい場合があります。人によっては使いこなすのが難しく、操作に慣れなければ挫折してしまう恐れもあります。

Excel

家計簿はExcelで作成することが可能です。無料のテンプレートを使って自分好みにカスタマイズできるほか、グラフ化や気になる項目のみを抽出しての比較もできます。

Excelのデメリットは、関数を使えなければ作成が難しいことです。Excelの知識がある程度必要になります。また、パソコンを立ち上げる必要があるため、面倒に感じる方もいるでしょう。

手書き

スマホやパソコンの操作が苦手な方は、手書きで家計簿をつけるのがおすすめです。自分で自由にカスタマイズできるため、より自分に合った家計簿を作成できます。文房具店や100円ショップで購入できるノート式の家計簿なら、項目を書く手間も省けるでしょう。

ただし、手書きの家計簿は記入が面倒です。すべての項目を自分で書き込まなければなりません。計算も自分で行う必要があるため、計算ミスが発生しやすい点もデメリットです。

家計簿の始め方③:目標を設定する

家計簿は長期的に継続しなければ効果が半減します。途中で挫折しないためにも、最初に目標を定めることが大切です。家計簿における目標設定のポイントを解説します。

家計簿で期待できる効果

家計簿が持つ本来の役割は、長期的に継続してお金の使い方を改善していくことです。毎月のお金の流れを見ながら削減できるポイントを探し、節約につなげなければなりません。

家計簿をつけること自体が目的になってしまうと、単に数字を記入する作業だけを行うことになってしまい、挫折しやすくなります。家計簿を始める際は、家計の見直しを最終目標として意識し続けることが大切です。

目標はできるだけ具体的に

家計簿を始める際に設定する目標は、できるだけ具体的なものにするのがおすすめです。「1年で100,000円貯める」「食費を毎月5,000円削減する」などの目標にすれば、モチベーションも上がりやすくなります。

短期で達成できるハードルの低い目標を設定し、達成した場合のご褒美を決めておくことで、モチベーションを維持しやすくなるでしょう。節約には多少のストレスを感じることがありますが、ご褒美を設定すればストレス解消につながります。

家計簿を長続きさせるためのコツ

家計簿が続かない原因と具体的な対策をご紹介します。以下に挙げるポイントを意識すれば、家計簿を長続きさせやすくなるでしょう。

項目を定期的に見直す

家計簿の項目は定期的に見直すのがおすすめです。不要な項目は途中でカットしても構いません。また、複数の項目を1つにまとめた方が楽になるケースもあるでしょう。

家計簿は実際に始めた後の使い勝手などを考慮してカスタマイズすべきです。つけにくいまま無理に続けると挫折する恐れがあるため、自分が使いやすい形に変化させていきましょう。

自由欄を設ける

家計簿に完璧を求めると、該当する項目がわからない場合に挫折しやすくなります。家計簿には自由欄を設け、分類が難しい出費を記入するスペースにしましょう。

家計簿を長続きさせるためには、細かいことを気にしすぎないことが大切です。家計簿はあくまでも家計を改善するための手段であるため、つけ方にこだわる必要はありません。

家計簿を習慣化する

家計簿が長続きしない理由の1つに、家計簿づけが自分の中で義務化していることが挙げられます。強制されているような感覚に陥ると、ストレスを感じてしまい挫折しやすくなるでしょう。

時間や曜日を決めて習慣化すれば、何も考えなくても自然に体が動くようになります。週1回にする場合は記入忘れがないように、レシートや明細書を保管しておきましょう。

家計簿を毎月振り返る

家計簿の目的は家計を管理して改善することです。節約できていることが目に見えてわかるようになれば、モチベーションが高まり継続しやすくなります。

家計簿を毎月振り返って改善策を考えたり効果を確認したりすることで、目標を達成しやすくなりやる気も維持しやすくなるでしょう。節約効果を高めるためには、節約を始める際は、固定費の削減から取り組むことが重要です。

失敗しない家計簿は項目選びがポイント

家計簿を成功させる鍵は、続けやすい項目を選ぶことです。初めは項目を絞ったシンプルな分類で始め、家計の流れを把握しやすくしましょう。慣れてきたら項目を見直して、より詳細に管理する方法を検討すると無理なく継続できます。

また、使いやすい手段を選び、目標を設定することでモチベーションを維持できます。自分に合った家計簿を作り、家計管理を楽しく続けていきましょう。

家計簿をつける際には、光熱費も重要なチェックポイントです。特に電気代は日常生活に直結しており、節約の効果が実感しやすい項目の一つです。電気使用量を家計簿で把握することで、無駄な電力消費を見直しやすくなり、家計全体の見直しにもつながります。

電力会社の料金プランを見直すことも節約の鍵です。エネワンでんきは、電気使用量に合わせた最適なプランを選べるほか、さまざまな特典がついたプランも用意しています。電力会社の変更を考えるなら、ぜひエネワンでんきをご検討ください。

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