2人暮らしの食費の平均はいくら?食費の目安や簡単な節約のコツを解説

2人暮らしの食費の平均はいくら?食費の目安や簡単な節約のコツを解説

2人暮らしの食費の平均はいくら?食費の目安や簡単な節約のコツを解説

2人暮らしをしていると、食費の管理が難しく感じることも多いでしょう。平均的な食費を知り、効果的な節約術を実践することで、バランスの取れた食生活を維持しつつ、無駄な出費を減らすことができます。本記事では、2人暮らしの食費の平均やその内訳、具体的な節約方法について詳しく解説します。毎月の予算を立て、無理なく食費を抑えるためのコツを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

 目次

1. 2人暮らしの食費の平均とその内訳

   1-1. 2022年と2023年度それぞれの平均

2. 毎月の適切な食費はいくら?

   2-1. エンゲル係数から判断する

   2-2. 2023年の全世帯のエンゲル係数 平均は27.1%

3. 食費を管理する方法

   3-1. まずは予算を決める

   3-2. 予算に従って家計簿やアプリで管理

   3-3. 財布を分けるのもおすすめ

4. 食費を節約するコツ

   4-1. 食材の買い出しは「まとめ買い」を意識

   4-2. 廃棄食材がないかどうかもチェック

   4-3. できるだけ外食や中食は避ける

5. 食費以外の見直しも節約に効果あり

   5-1. 支出削減なら「固定費」の見直しを

   5-2. 電気代の見直しも効果的

6. 食費は計画的に管理することが大切

2人暮らしの食費の平均とその内訳

食費は、毎月の家計に大きな影響を与える重要な項目です。総務省統計局が公表している2022年と2023年の家計調査を元に、2人暮らし世帯の平均食費を解説します。

参考:統計局ホームページ/家計調査(2022年と2023年の世帯人員別1世帯当たり1か月間の収入と支出データから作成)

2022年と2023年度それぞれの平均

2022年と2023年の2人暮らし世帯の食費の平均を比較すると、全体的に増加傾向が見られます。2022年の食費合計は67,573円でしたが、2023年には72,399円に増加しています。これは、物価の上昇が主な原因と考えられます。

各項目別の支出額を見てみると、特に調理食品と外食の費用が高くなっています。具体的には、2022年の調理食品の支出が10,396円だったのに対し、2023年には11,056円に増加しました。同様に、外食費も7,675円から9,483円へと大きく増加しています。

 2022年2023年
穀類5,371円5,614円  
魚介類5,980円  6,203円
肉類6,058円  6,301円  
乳卵類3,529円  3,897円  
野菜・海藻8,522円  8,745円  
果物3,316円  3,446円  
油脂・調味料3,389円  3,484円  
菓子類5,416円  5,696円  
調理食品10,396円  11,056円  
飲料4,459円  4,668円  
酒類3,462円  3,808円  
外食7,675円  9,483円  

毎月の適切な食費はいくら?

適切な食費を算出する効果的な方法については、「エンゲル係数から判断する」という方法があります。どのようにエンゲル係数を使うのか、具体的な方法を以下にて紹介します。

エンゲル係数から判断する

エンゲル係数とは、家計の消費支出に占める食料費の割合を示す指標です。エンゲル係数は「(食費÷消費支出)×100」で計算されます。

エンゲル係数が高いほど、家計の中で食費が占める割合が大きいことを示し、低いほど他の支出に比べて食費の割合が少ないことを示します。

一般に、エンゲル係数は世帯収入が高くなるほど低くなる傾向があります。これは、収入が増えると食費以外の娯楽や教育、貯蓄などの支出が増えるためです。

例えば、毎月の手取りが30万円の家庭の場合、エンゲル係数が20%であれば、毎月の食費は6万円が目安となります。

このように、自分たちの収入とエンゲル係数を参考にすることで、無理のない範囲で食費を設定することができます。

2023年の全世帯のエンゲル係数の平均は27.1%

総務省統計局の家計調査によると、2023年の全世帯の平均エンゲル係数は27.1%でした。この値は、近年の物価上昇や外食の増加傾向を反映しています。

一般的に、エンゲル係数の適正値は15~20%とされていますが、現代の生活環境や経済状況を考慮すると、この値を維持するのは難しくなっています。

特に、共働き家庭では外食やデリバリーの利用が増えるため、エンゲル係数が高くなりがちです。

近年はコロナウイルスの影響で外食の頻度が減り、代わりにデリバリーやテイクアウト(中食)の利用が増えたことも、エンゲル係数の上昇に寄与しています。

このような背景を踏まえて、自分たちの生活スタイルに合った食費の目安を設定することが重要です。

食費を管理する方法

食費を管理することは、家計を健全に保つために非常に重要です。適切な予算を立て、それを守ることで、無駄な支出を防ぎ、貯蓄を増やすことができます。

以下では、具体的な食費管理の方法をいくつか紹介します。

まずは予算を決める

まず、世帯収入や家族構成、エンゲル係数を元に毎月の食費の予算を決めましょう。

エンゲル係数は一般的には15%~20%程度が適正とされています。しかし、これはあくまで目安であり、無理のない範囲で予算を設定することが大切です。

上記のとおり、2023年度の平均的なエンゲル係数は27.1%です。全世帯の平均ではありますが、この値も参考にしながら毎月の食費の予算を決めましょう。

食費を削りすぎると、ストレスや栄養不足から健康に害を及ぼす可能性があるため、バランスの取れた食生活を維持できる予算にすることが重要です。

予算に従って家計簿やアプリで管理

決めた予算に従い、家計簿や家計管理アプリを使って支出を管理する方法も有効です。

家計簿やアプリで記録することで、予算通りに生活できているかをチェックしやすくなります。

週ごとや月ごとに振り返りを行い、実際の支出が予算を超えていないか確認することが大切です。もし、予算と実際の食費に乖離がある場合は、予算自体を見直してみることも検討しましょう。

財布を分けるのもおすすめ

食費のために専用の財布を用意し、食費だけを管理する方法も効果的です。財布を分けることで、残りの予算が一目でわかるようになり、買い物の際にも予算を意識することができます。

無駄な買い物を防ぎやすくなり、自然に節約が進むでしょう。

また、食費専用の財布を使うことで、食費以外の支出と混同することがなくなり、より正確に食費を管理することができます。

この方法は、特に現金で買い物をすることが多い方におすすめです。

食費を節約するコツ

食費を節約するには、日常生活の中で意識して取り組むことが重要です。無理のない範囲で、効果的な節約方法を取り入れることで、食費を抑えつつ健康的な食生活を維持することができます。

以下では、簡単に取り入れられる節約のコツを紹介します。

食材の買い出しは「まとめ買い」を意識

食材をまとめて購入することで、無駄な買い物を減らし、食費を抑えることができます。

特に、特売や割引を利用してまとめ買いをすることで、さらに節約効果が高まります。また、必要な食材を計画的にリストアップしておくことで、衝動買いを防ぐこともできるのでおすすめです。

例えば、週末に1週間分の食材をまとめ買いし、必要な量を計算して購入することで、無駄な出費を防ぎやすくなります。

冷凍保存が可能な食材や、長期保存ができる食材を上手に活用することで、食材の無駄を減らし、節約につながります。

廃棄食材がないかどうかもチェック

購入した食材を無駄なく使い切ることも、節約の重要なポイントです。冷蔵庫の中を定期的にチェックし、消費期限が迫っている食材を優先的に使うことで、食材の廃棄を防ぐことができます。

残り物を活用したメニューを考えるなど、工夫次第で無駄を減らす工夫も実施しましょう。

例えば、週末に冷蔵庫の中を整理し、使い残しの食材を見直すことで、新たに購入する必要のない食材を確認できます。無駄なく食材を使い切ることを目指しましょう。

できるだけ外食や中食は避ける

外食や中食は便利ですが、食費がかさむ原因にもなります。自炊を中心にすることで、食費を大幅に節約することが可能です。外食の頻度を減らし、家での食事を増やすことで、健康面でもメリットがあります。

週に1回の外食を自宅での料理に切り替えるだけでも節約効果があります。また、自炊することで、自分たちの好みや栄養バランスを考慮した食事ができるため、健康的な生活を送ることができます。

忙しい時でも、簡単に作れるレシピをストックしておくことで、自炊を続けやすくなるでしょう。

食費以外の見直しも節約に効果あり

2人暮らしでは食費以外にも、見落としがちな節約ポイントがいくつかあります。

特に毎月一定額がかかる「固定費」を削減することで、大きな節約効果を得ることができます。

支出削減なら「固定費」の見直しを

家賃や保険料、通信費などの「固定費」は、毎月同じ金額がかかるため、一度見直すことでその後も継続的に節約が可能です。

例えば、スマートフォンの通信費を格安SIMに変更するだけで、月々の通信費を大幅に削減することができます。また、家賃の安い物件に引っ越すことも有効です。特に都市部では家賃の差が大きいため、少し離れた地域に住むだけでかなりの節約が期待できます。

このほかにも、保険料やサブスク代などの固定費を全体的に見直すことで、毎月の支出を削減することが可能です。

固定費の見直しは一度行えば、その効果が長期間続くため、非常に有効な節約方法です。節約できた分を貯金や他の用途に回すことで、家計の健全化に役立ちます。

電気代の見直しも効果的

節約する上で重要なポイントは、支出の割合が高い項目を見直すことです。2人暮らしの家庭では、光熱費の中でも「電気代」が大きな割合を占めることが多いため、これを削減することで大きな効果が期待できます。

電気代を削減するためには、まず家庭内での電気使用状況を把握することが重要です。

具体的には、待機電力の削減や電気使用量の多い家電の使い方を見直すことが効果的です。冷蔵庫の設定温度を適切にする、エアコンのフィルターを定期的に掃除する、使っていない電化製品のコンセントを抜くなどの小さな工夫が積み重なって、電気代の節約につながります。

電力会社の乗り換えで電気代を安く

さらに大きな節約効果を得るためには、電力会社や電気料金プランの見直しも検討してみてください。

現在、様々な電力会社が異なるプランを提供しています。これらの中から、自分の生活スタイルに合ったプランを選ぶことで、電気代を大幅に削減することが可能です。

エネワンでんきは、電気使用量にあわせて最適なプランが選べるほか、さまざまな特典のついたプランも用意しています。

電力会社の乗り換えを検討しているなら、ぜひエネワンでんきをご検討ください。

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食費は計画的に管理することが大切

2人暮らしの食費の内訳として、外食費や調理食品の支出が大きな割合を占めています。食費を効果的に節約するためには、家計簿アプリの活用やまとめ買いの習慣をつけることが有効です。

エンゲル係数を参考に、収入に見合った食費の予算を設定することも検討しましょう。

さらに、食費だけでなく固定費や電気代の見直しを行うことで、全体的な生活費を抑えることができます。計画的に節約を実践し、バランスの取れた食生活を維持することが重要です。無理のない範囲で実践してみてください。

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