PPA(電力購入契約)【ぴーぴーえー(でんりょくこうにゅうけいやく)】
PPAとはPower Purchase Agreementの頭文字をとったもので、日本語で「電力購入契約」「電力販売契約」と訳されます。需要家(企業や個人などの電力使用者)と太陽光発電設備を所有し管理するPPA事業者とのあいだで交わされる、電力の長期購入契約のことです。PPAのうち、企業や自治体などが需要家となり電力の長期購入契約を交わすものを「コーポレートPPA」と呼び、これは「オンサイトPPA」と「オフサイトPPA」に大きく分かれます。オンサイトPPAとは、需要家の敷地(屋根や建物の屋上など)へ発電事業者が太陽光発電設備を設置し、電気を供給する仕組みです。需要家は、電気使用量に応じた金額を発電事業者へ支払う必要がありますが、一般的な電力会社と契約するよりも割安なため、コスト削減につながります。オフサイトPPAはフィジカルPPAとバーチャルPPAに分けられます。フィジカルPPAは、需要家の敷地内ではなく敷地外に設置した太陽光発電設備から、送配電ネットワークを通じて需要家に電気を供給する仕組みです。小売電気事業者を介さなければならないため、オンサイトPPAよりもコストが高くなります。バーチャルPPAは敷地内に設置しないだけでなく、そもそも需要家は発電した電力を使用しません。
発電された電力はすべて卸電力取引所に売却します。
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