二酸化炭素排出係数【にさんかたんそはいしゅつけいすう】
二酸化炭素排出係数(CO2排出係数)とは、電力会社が1kWhの電気を生み出す際に発生する二酸化炭素量を指します。本来は、事業活動1単位当たりの生産量・消費量における二酸化炭素排出量を指す数値ですが、電力を計算する際に使用されることが多いです。脱炭素社会への動きは全世界で行なわれており、日本政府は「2050年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする」と宣言しています。そのためには二酸化炭素排出量・二酸化炭素排出係数の把握が欠かせません。
二酸化炭素排出係数は、「二酸化炭素排出量÷販売電力量」という計算式で求められますが、各電気事業者または環境省のホームページにも掲載されています。こちらに掲載されている数値を活用すれば、各企業の二酸化炭素排出量を算出することが可能です。二酸化炭素排出量を求める場合の計算式は「電力使用量✕二酸化炭素排出係数」です。
なお、電気事業者によって二酸化炭素排出係数の数値が異なるのは、使用する燃料の種類や地域の電力需要が変わるためです。
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