地熱発電【ちねつはつでん】

地熱発電(ちねつはつでん)とは、地球の内部に発生している熱を使って発電する方法です。火山地帯などでは地下数km程度の比較的浅い部分までマグマが上昇してきて「マグマ溜まり」を作っています。
一方、雨水などが長い時間をかけて地中に浸透してマグマ溜まりの近くにまで到達すると、高温の熱水や蒸気となって水を通しにくい岩盤の隙間などに溜まります。こうして形成された「地熱貯留層」まで井戸を掘って熱水と蒸気を取り出し、その蒸気の力を使ってタービンを回して発電するのが地熱発電です。使い終わった水は再び地下に戻され再利用されます。
地熱発電は地球から持続的に生み出されるエネルギー源で発電する仕組みで、使い続けても枯渇する心配がない再生可能エネルギーの一つです。また、火力発電と比べて発電時の二酸化炭素排出量が少なく、クリーンなエネルギーとされています。天候や時間帯に関係なく発電できるため、太陽光発電や風力発電に比べて安定した電力供給が可能なのも特徴です。

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