スマートメーター【すまーとめーたー】
スマートメーターは、通信機能を備えた新しい電力量計(メーター)のことを指します。従来のアナログ式メーターと異なり、電力使用量をデジタルで計測し、自動的に電力会社に送信する機能を持っています。スマートメーターによって、検針員による訪問検針が不要となり、業務の効率化やコスト削減が実現可能です。また、30分ごとの詳細な電力使用量データを取得できるため、需要家は自身の電力消費パターンを把握し、省エネ行動につなげることができます。
電力会社にとっても、リアルタイムに近い形で需要動向を把握できるため、効率的な電力供給や需給調整に活用できます。
さらに、スマートメーターは、電力の遠隔開閉や停電の迅速な把握など、さまざまな付加価値サービスの基盤となる存在です。例えば、時間帯別料金プランの提供や、異常な電力使用パターンの検知による見守りサービス、エネルギーマネジメントシステム(HEMS/BEMS)との連携による高度な省エネ制御なども可能になります。
日本では、2024年度末までに全世帯へのスマートメーター導入を目指していることからも、エネルギーの効率的利用や電力システムの高度化に向けた重要な役割を担っています。
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