マイクログリッド【まいくろぐりっど】

マイクログリッドとは、特定の地域内で発電と消費を行なうことができる小規模なエネルギーネットワークのことです。
マイクログリッドは、通常時にはエネルギーネットワーク内の再生可能エネルギーを利用するほか、送配電ネットワークを通じて電力会社などから電力供給を受けます。一方、台風や地震などの自然災害が発生した場合は大規模な送配電ネットワークから独立し、電力を自給自足することで地域内で安定した電力供給を維持します。これにより停電リスクも軽減させることが可能です。マイクログリッドは、風力発電や太陽光発電といった小規模な分散型電源を複数の地域に配置し、相互に電力を融通することによって実現されます。マイクログリッドは災害時でも地域単位での電力供給を維持できるほか、電気の地産地消による地域産業の活性化が見込めるメリットもあり、1999年にアメリカの電力供給信頼性対策連合で提唱されました。

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