発電所【はつでんしょ】

発電所とは電力を生産する施設のことです。発電所で生産された電気はまず超高電圧にされ、変電所を経由して電圧を下げながら一般家庭や工場などに送られます。発電所にはさまざまな種類があり、日本に多いのは「火力発電所」「原子力発電所」「水力発電所」の3種類です。そのほかに風力発電所や地熱発電所などがあり、それぞれ異なる方法で電力を生産しています。日本の発電電力の大半を占めている火力発電所では、燃料を燃やした熱で蒸気を発生させ、タービンを回転させて発電しています。安定して大量の電気を生産できますが、地球温暖化の原因となる二酸化炭素を大量に排出するのが難点です。一方の原子力発電は二酸化炭素を排出しませんが、放射性廃棄物の管理や処分に課題が残ります。
水力発電は再生可能エネルギーを利用するクリーンな方法ですが、電力を安定供給できない場合があるほか、ダムの開発が難しいことも問題です。発電所の種類によって一長一短があることから、バランスのよく電力を生産する体制の構築が求められています。

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