一般送配電事業者【いっぱんそうはいでんじぎょうしゃ】

一般送配電事業者とは、送電線や配電線などの電力系統を管理・運用し、電気を発電所から需要家に届ける事業者のことです。一般送配電事業は電気事業法で定められており、経済産業大臣の許可を得た事業者のみが行なえます。
送配電線のネットワークはかつて、各地域の電力会社によって管理されていました。しかし、電気の小売の全面自由化にともない、新規事業者も送配電線ネットワークを自由に利用できるよう、送配電部門が大手電力会社から分離され、事業体として独立しました。2024年10月現在、日本全国は10のエリアに分割され、各エリアを一般送配電事業者が担当しています。小売電気事業者が需要家に電気を販売する際には、送配電線の使用料を一般送配電事業者に支払う仕組みです。
各家庭の電気設備の安全調査は、法律に基づき4年に1度以上の頻度で実施され、一般送配電事業者が主体となって行なわれます。調査は国の登録を受けた調査機関の調査員が家庭を訪問し、電気設備の状態を確認したうえで結果を通知します。

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